名工の技!優れた工芸技術の装飾が集結【高岡御車山】

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©高岡市観光協会
高岡御車山は、豊臣秀吉が、使用した御所車を加賀藩初代藩主・前田利家公が拝領し、二代藩主・前田利長公が高岡城を築くにあたり、町民に与えられたのが始まりと伝えられています。この御所車に鉾を立てたものが御車山で、高岡町民の心意気と財力に支えられ、安土桃山文化の格式を保ちつつ、高岡の金工、漆工、染色などの優れた工芸技術の装飾が車輪等に施された日本でも屈指の華やかな山車(やま)です。その山車を毎年5月1日に行われる前田利長公を祀る高岡關野神社の春季例大祭で、高岡市内の開町当時から続く旧市街中心部を奉曳(ぶえい)巡行するのが高岡御車山祭です。
1年に1回の祭をいつでも体感できる贅沢な場所が高岡の土蔵造りの町並み山町筋にある「高岡御車山会館」です。全国で5つしかない国の重要有形・無形民俗文化財である「御車山」を通年展示しています。
山車に凝縮された“ものづくりのまち高岡”の豪華絢爛な工芸技術を間近に見る事ができます。江戸時代の名工によって伝えられた地域の文化を今なお保存し、守られています。
館内には、祭で使われる笛や太鼓も展示され、高岡7町内の御車山もミニチュアで勢揃いしています「高岡御車山会館」で祭気分を体験した後は、山町筋伝統的建造物群保存地区を散策するのもお勧めです。
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