上野駅さんぽ・その4 現代に江戸の音が響く時鐘堂~時の鐘~【上野恩賜公園】

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12月9日撮影

上野公園にもあるんです

【時の鐘】というと首都圏エリアでは川越をイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は上野にもあるんです!公園内にある上野精養軒の脇の坂を上がっていくと、少し上に目線を上げたところに時鐘堂~時の鐘~があります。
寛文6年(1666)に設置されたこの鐘は、当時、江戸の市民に時刻を知らせていました。現在の鐘は天明7年(1787)に改鋳されたものですが、現在も朝6時、正午、夕方18時の計3回鳴らされています。1996年6月には環境省の残したい日本の音風景100選に選ばれました。タイミングが合えば上野公園に鳴り響く鐘の音を聴くことができます。

松尾芭蕉が詠んだ俳句

寛文6年(1666)の当時、江戸には時刻を知らせる時の鐘が9カ所ありました。松尾芭蕉が詠んだ俳句に「花の雲 鐘は上野か 浅草か」とありますが 、これは、芭蕉が聞いた鐘の音が上野の時の鐘なのか、浅草の時の鐘なのかと考えていると言われています。
11月23日撮影

2021年、今年の除夜の鐘は…

12月31日には年中行事として除夜の鐘も鳴らしているようです。※事前予約制
2021年の大晦日は上野公園の江戸の音、時鐘堂~時の鐘~の除夜の鐘で一年を締めくくってみてはいかがでしょうか。
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