戦国の真田氏が居を構えた城がある山【岩櫃山】

  • 群馬
  • 体験する
写真提供:ググっとぐんま写真館
群馬県には、数多くの名山があり赤城山、妙義山などの名山と並んでこの岩櫃山(いわびつやま)もぐんま百名山に数えられ吾妻八景の1つに数えられる吾妻地域を代表する山です。中でも南面の約200mの絶壁は奇岩・怪石から成り立ち、見る人を圧倒する荒々しい山容となっています。

戦国真田氏の居城の地として

写真提供:ググっとぐんま写真館
写真提供:ググっとぐんま写真館
ここ吾妻地域は、戦国時代に領地争いの末、武田氏の支配下となりました。真田氏が城代となり幸村もここで過ごしたと言われています。また、信州上田と上州沼田を結ぶ真田道の中間点としても重要な位置を占めたと言われ、真田氏の吾妻郡地域統治の中心として真田氏との深い関わりを持つこととなりました。岩櫃山の中腹には岩櫃城という山城が築かれ、竪堀や曲輪が点在しています。武田氏危急存亡の折には真田昌幸は、武田勝頼にこの岩櫃に逃れ再起を図るよう進言したことからもこの地への信頼が厚かったことが伺えます。里山の風景や史跡巡りに戦国の世に思いを巡らせることができるのではないでしょうか。
ようこそぐんまへ。ググっとぐんま公式サイト
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事