笑顔がはじける女将がいる宿 釜石市 「宝来館」

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【宝来館外観】
「宝来館」は岩手県釜石市、根浜海岸に位置する浜辺のお宿。
今回はお宿のオススメポイントを紹介したいと思います。

ポイント①旬な海の幸、山の幸を堪能!

お宿の楽しみの一つは食ですよね!宝来館は「浜べの料理宿」と称するだけあり、夕食はもちろんのこと、
朝食も海の幸がもりだくさん。
出来るだけ岩手県産・釜石産の食材にこだわり、一品一品手作りで提供しています。
夕食時には新鮮な美味しい魚によく合う地元のお酒、「浜千鳥」を合わせてみてはいかがでしょうか?
なんと、浜千鳥の品揃えは常時10種類!
【地元のものを使った手作りの夕食】
※写真はイメージです。食事内容はプランにより異なります。
【新鮮な海の幸】
※写真はイメージです。食事内容はプランにより異なります。

ポイント②期間限定のお楽しみ「月の道」を愛でる。

月の道
(画像提供元:宝来館)

「宝来館」は道路を挟んですぐ向かいが海!
お部屋にいながら波の音が聴こえるくらいの近さで、海側のお部屋からは海を真正面に臨む事ができます。
特に12月〜3月までの満月前後の夜には海面に浮かぶ「月の道」が出現し、さざなみの音だけが聴こえる夜の静寂の中、
美しい景色を見ながら物思いにふけるのも良さそうです。

ポイント③名物女将の語り部を聴く!

笑顔が印象的な女将さんとスタッフの皆さん
(画像提供元:宝来館)

女将の岩﨑さんは地元で有名な、明るい笑顔が印象的な名物女将。
「宝来館」では、毎夜、その女将による語り部会が開催されています。
(※都合により開催されない日もございます)
東日本大震災の当時の様子や、そこから宿の再開に至るまでの道のり、
地域の人たちとの取り組みや関わりなどのお話を聴くことができます。

最後に、震災から10年ほど経った今も語り部を続ける女将、岩﨑さんに、その想いを伺いました。

―実際に震災や津波を体験していらっしゃるので、お話しされるのが辛いこともあるかと思いますが、
どういう想いで続けていらっしゃるのですか?

岩﨑さん:残された者として、そこにいることで出来ることを模索しながら活動を続けています。
今までは、語り継ぐこと、風化させないこと、などを考えて続けてきましたが、東日本大震災から10年ほどが経ち、
先日起こったトンガの噴火による津波により、新たなフェーズを迎えたと感じています。
あの震災の話をして、聴いて終わりという経験でなく、突然に自然災害が起こるとういう事を
他人事ではなく自分事として捉え、考えられるような学びの場としての役割を果たしていきたいと考えています。

過去を乗り越え、今を明るく生きながら、未来を語る女将さん。
そんな女将さんのいる「宝来館」へ宿泊してみてはいかがでしょうか?
宝来館公式ホームページ
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