2023年「SL冬の湿原号」試乗会に参加してきました!

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釧路駅3番線に「SL冬の湿原号」が入線して来ました!

特別に「SL冬の湿原号」の機関室も見せてもらいました。

機関室内部
上部の蓋は水タンクです。
1月18日(水)JR北海道様主催の「SL冬の湿原号」試乗会に参加して来ました。この日の釧路市内は快晴、気温は最低気温がマイナス13℃と、痛いくらいの寒さでした。「SL冬の湿原号」が入線してくると取材カメラが一斉に「SL冬の湿原号」を捉えます。入線する堂々とした様は、まるで昔気質の親方のような迫力でした。機関室には機関士と機関助士が乗っており、それぞれに役目があります。機関士が加減弁ハンドルやブレーキを使ってSLを運転し、機関助士は石炭を火室に入れたり、ボイラーに水を送ったり、力を合わせて「SL冬の湿原号」を動かしています。燃料となる石炭とボイラーに送る水の補充について質問したところ、石炭については、石炭庫に入っている量で、釧路~標茶間の往復96.2㎞を賄えるとのこと、ボイラーに送る水については、復路始発駅の標茶駅で補充するいうことでした。ちなみに、水タンクに入る水の量は約7.5tだそうです。
特に、機関士と機関助士が協力する場面があります。釧路湿原駅を出るとすぐに差し掛かる15/1,000(せんぶんのじゅうご)の傾斜の登り坂です。この登り坂を登るためには、機関士と機関助士の息の合った作業が必要となります。

それでは、「SL冬の湿原号」の車内を見てみましょう!

「SL冬の湿原号」2・3・4号車には、昔なつかしいダルマストーブ。
車内照明にも丹頂のモチーフが使われています。
「SL冬の湿原号」の2・3・4号車には、昔なつかしいダルマストーブが設置されており、2号車の車内販売カウンターで買ったスルメをダルマストーブの上に載せてあぶったり、また、ダルマストーブ前の座席では寛ぐこともできるので初対面の人とも自然に会話がはずみそうです。その他、2号車の車内販売カウンターでは、SLグッズ、沿線特産品として、軽食、飲み物の販売もおこなっています。ご乗車の際は、ぜひ2号車の車内販売カウンターをのぞいてみてください。

車窓からは北海道の動物が見られるかもしれませんよ。

昭和27年に国の特別天然記念物にもなった丹頂。
上りの「SL冬の湿原号」終着「標茶駅」
今回は、とても天気が良かったので国の特別天然記念物「丹頂」を見ることができました。「SL冬の湿原号」が走る釧網本線には、今は無人駅となった茅沼駅があり、歴代の駅長さんが「丹頂」の餌付けをおこない、「丹頂」が来る駅となりました。「丹頂」はアイヌ語で「サルルンカムイ」と言われています。「サルルン」が湿原、カムイは神、「サルルンカムイ」は湿原の神という意味です。

上り下り、それぞれデザインの違う乗車証明書がもらえます。

上り「SL冬の湿原号」乗車証明書
下り「SL冬の湿原号」乗車証明書
「SL冬の湿原号」乗車証明書は、上り下りそれぞれおひとりさま1枚限りのお渡しとなりますので、大切に保管してくださいね。
今後の「SL冬の湿原号」の運転日は、2月3日(金)~2月12日(日)、2月17日(金)~2月19日(日)、2月23日(木・祝)~2月26日(日)、3月3日(金)~3月5日(日)、3月10日(金)~12日(日)、3月17日(金)~3月19日(日)、3月21日(火・祝)です。
「SL冬の湿原号」の運転日等、詳しいご案内は、JR北海道ホームページにてご確認をお願いします。
JR北海道公式ホームページ
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