いわて三陸防災学習プログラム 事前学習 『防災の取組みと自然との共生を知る』

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防災の取組みと自然との共生を知る

本記事について

岩手県沿岸部の三陸地域全体を「防災を学習する場」として、東日本大震災の経験や教訓を活かした取組みを学ぶ施設をめぐるプログラムをご提案しています。エリアごとにコースを組んだプログラムが全部で10コースあり、各プログラムの立ち寄り先を記事にまとめています。実際に訪れる前に、ぜひ施設の概要を確認して、現地での学びにお役立てください。

北三陸ラーニングジャーニー

先人たちが築いてきた「大規模うに増殖溝(通称:うに牧場)®」のブランドを展開する北三陸ファクトリーが実施する教育事業「北三陸ラーニングジャーニー」。「うに牧場®」から持続可能な漁業と地域づくりの形を学び、地域の豊かな海を守るため現代の私たちに何ができるかを、藻場再生活動や、ビーチクリーン活動を交えて考えます。

問い合わせ先
一般社団法人moova(モーバ)
TEL:0194-75-3548(㈱北三陸ファクトリー内)
Email:mikiko.makka@moova-seaweed.org
※事前学習など、内容については個別に相談受付しています。
ビーチクリーン
北三陸ファクトリー 詳細はこちら

もぐらんぴあ水族館

もぐらんぴあ水族館の正式名称は「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」。国家石油備蓄基地を造る際の作業用トンネルを再利用した、日本でも珍しい地下に作られた水族館です。久慈の生き物を中心に展示していて、久慈の海水槽では、南部潜り・海女の素潜り実演を見ることができます。
トンネル水槽
もぐらんぴあ水族館は、東日本段震災で全壊してしまいました。しかし、全国からの熱い声援を受け、国、岩手県、久慈市の補助金等により5年間の休館を経て2016年にリニューアルオープン!震災を生き抜いたウミガメのかめ吉が泳ぐトンネル水槽や、北三陸の生き物を展示しています。久慈湾を見渡すことができる展望所や、震災について学習できる防災展示室もありますよ。
防災展示室
久慈地下水族科学館 もぐらんぴあ 詳細はこちら

「歩く。感じる。考える。」時速3kmの震災学習

沿岸北部に位置する野田村は、東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、それを機に生まれた国内外の様々なつながりを生かし、震災前より住みやすく、災害に強い街づくりに取り組んでいます。

そんな野田村には「津波被害の爪痕を伝える震災伝承施設」や「発災当時も避難に活用された避難道」、「未来の命を守るために整備されたまちづくりの工夫」など、様々な学びが散りばめられています。歩くスピードで、見て聞いて感じる。感じたことを考える。災害の現場を体感するフィールドワークと、災害を自分事として考えるワークショップに参加してみませんか?

※原則として現在個人による申込みは受け付けておりません。学校、企業等、団体でのお申込みをお願いいたします。
米田エリアの大津波記念碑
歩く。感じる。考える。時速3kmの震災学習 詳細はこちら

番屋エコツーリズムの「大津波語り部」

「番屋エコツーリズム」は田野畑村で、様々な自然体験プログラムを実施しています。その中で今回ご紹介するのは「大津波語り部」です。

田野畑村では東日本大震災により、沿岸部の民家、漁船、公共施設などの多くが流失しました。あの日の出来事を風化させてはならないと住民自らが語り部となり、田野畑村の震災から復興までの今を歩きながらお話します。経験した者でなければ語れない「ほんものの体験と教訓、多くの支援への感謝」を感じてください。
大津波語り部

「大津波語り部」概要

■料金
2名参加~2,500円(税込) / 1名
3~5名参加 2,000円(税込) / 1名
6~10名参加 1,500円(税込) / 1名
団体(15名まで)語り部1名につき15,000円(税込)
■所要時間:60分
■集合場所:田野畑駅
■予約:前日17:00まで
プログラムの様子
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