みやぎの日本酒満喫シリーズ 第2弾 ~米どころ宮城が誇る日本酒のススメ~ 【県南コース】
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みやぎの酒には、あの有名な戦国武将にも深い関りがあり、自然豊かな土地で各酒蔵が丹精込めて醸す日本酒は、どれも絶品!
今回は、そんなみやぎの日本酒を全9回に渡ってご紹介いたします。
出発日限定のツアーも企画しておりますので、ぜひ足をお運びいただき、みやぎの酒が造られている環境、その土地で味わえる地場産品とのマリアージュ、そして、それらを生業としている人と出会ってください。きっとあなたもみやぎの日本酒の虜になりますよ。(ツアー内容はページ下部をご覧ください。)
みやぎの酒造り
みやぎの酒造りのルーツ
その数年後の慶長13年(1608年)には、食通で酒をこよなく愛した仙台藩祖・伊達政宗公による仙台藩の御用酒屋がスタートしました。
政宗公は、柳生但馬守宗矩(やぎゅう たじまのかみ むねのり)の仲介により、大和(奈良)の榧森(かやのもり)に住んでいた又五郎に「榧森又右衛門(かやのもり またえもん)」の姓名と十人扶助、切米十両を授けるとともに、青葉城 三の丸の南に酒造蔵と住居を与え御用酒屋を始めました。酒造蔵は、政宗公自らが縄張りしたと伝えられています。
藩御用達酒屋の発展とともに、仙台城下では町酒屋も登場し、お互いに酒造技術を競い合う中で、みやぎの酒づくりは磨かれていくことになりました。
約9割が高品質酒
みやぎの日本酒満喫シリーズ 第2弾【宮城県 県南コース】
県南エリアは、冬季の北西風に乗ってやってくる雪雲が奥羽山脈と陸前丘陵によって遮られるため晴天が多いのが特徴で、国の農政により広大な稲作地整備が敷かれており日本酒の原材料である米と水に恵まれています。蔵王山からの寒風を受ける小盆地群からなる西部地域と、仙台市周辺から南に広がるあたたかな海風を受ける東部海岸地域に分かれています。
西部地域の白石市に唯一の酒蔵として蔵を構える蔵王酒造と、東部海岸地域の名取市閖上(ゆりあげ)その復興の象徴ともいえる佐々木酒造店とは、共にそれぞれの気候を生かした酒造りを行い、地域に寄り添いながら、まちの顔ともいえる酒を醸し続けています。
蔵王酒造 ~技に磨きをかけ 雄大な蔵王の自然の恵みを 品の高い美酒に~
仕込み水は蔵の敷地内地下50mから汲み上げる蔵王の伏流水。地元住民にも評判のやわらかな水で、蔵王酒造の醸す旨口ながらもキレのよい酒に「清冽な」味わいの印象を残します。
新たな蔵王の芽は 花となり美しく咲く
若手が中心となっていることもあり、毎年必ず新しい試みを取り入れていく事を決めているそうで、分析等を一切せずに蔵人の感覚のみで造る酒や、令和5酒造年度には初めての生酛に挑戦するなど、これからを楽しみにしてもらえる蔵元です。
蔵王酒造×うーめん料理専門店
現在発売中のツアー商品ではやまぶき亭が特別に考案した、宮城の食材を使ったメニューをお召し上がりいただけます。なかなかお目にかかれない逸品に出会えるかも!
佐々木酒造店 ~「もう一度閖上で酒造りを」 工夫をこらした仮設蔵で 再起を誓う兄弟の想い~
しかし、2011年3月11日に発災した東日本大震災による5mの津波で蔵は全壊、流出。
それでも、蔵の統括を担う専務 兄・洋さんと、杜氏を担当する弟・淳平さんは、「酒造りをやめない。必ず蔵を再建する」と宣言します。そんな2人のもとには全国から次々と支援が届きました。温度、湿度、衛生管理など酒造りに必要な条件をクリアするため、様々な工夫をこらした仮設蔵で、震災の翌年に名取市復興工業団地にて酒造りを再開しました。
「創業の地、閖上での復活」 酒は地域の力水
閖上の復興が進む2017年頃から本格的な酒蔵再建を検討。兄弟二人で各地の酒蔵を巡り新しい酒蔵の設計図を引きました。2019 年10月1日「日本酒の日」に蔵開きをおこない本格的な再建を遂げています。
以降、「宮城、閖上に寄り添う酒造り」を掲げ、波の音が聞こえる閖上の地で、地域の力水となる「宝船浪の音」を醸し続けています。
佐々木酒造店×漁亭 浜や
漁亭 浜やでの食事は、閖上港にあがる新鮮な海の幸がふんだんに盛られた海鮮丼がおすすめ。まるで閖上の海のきらめきそのもののように、旬の魚介がキラキラと光っています。
ここに添えるのは純米酒「閖(ゆり)」。このお酒は、震災後わずかに残った佐々木酒造店の2本のタンクの酒を瓶詰し生まれたそう。再起への決意、震災復興への強い想いのこもったお酒は、あくまでも口当たり軽く、後味はキレのあるすっきりとした飲み心地で、食事との相性が格別です。
蔵王焼 万風窯で自分だけの酒器をつくる
そんな方は是非、築窯36年、宮城蔵王の大自然の中で、薪と人力のみで焼く伝統的な半地上式穴窯をもつ「蔵王焼 万風窯」へ向かいましょう。
ここでは電動ろくろコースと手びねりコースという2種類の陶芸体験ができます。先生に教わりながら自分だけの徳利とお猪口を制作♪
万風窯オリジナルブレンド土を使用し、炎で焼き上げる作品は世界でただひとつ!釉薬も32色から選び、ワクワクした体験を蔵王でお楽しみ頂けます。
※ツアーでは、電動ろくろコースを体験いただきます。
みやぎの日本酒満喫シリーズ 第2弾 出発日限定ツアー
酒蔵の生の声を聞くことができ、学びと発見が得られる貴重な機会!
東京発・仙台発の出発設定をしております。
みやぎが誇る県南エリアを観光付きでお楽しみください♪
※ツアーの募集状況は変動いたします。
※画像はすべてイメージです。