【第3弾・ツアー編(後編)】石川・中能登町「発酵文化×防災の伝承ツーリズム」レポート
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▼第2弾・ツアー編(前編)はこちら
ツアーの行程

①かぶら寿司づくり体験
●かぶの収穫
●かぶの切り落とし・洗浄
切り落とし・洗浄作業終了後は、作業場に隣接する能登やまびこさんの直売所に訪れました。直売所ではお米や農産物の他、ジェラートの販売を行っています。なんとこの日、昼食後のデザート用に好きなフレーバーのジェラートをご提供いただけることに・・・!お1人ずつ好きなフレーバーを選んでいただきました♪

●漬け込み作業
作業工程は大きく4つの工程で行います。
(1)かぶをかぶら寿司用のサイズにする

(2)かぶに塩を振って3日漬け込む

(3)漬け込んだかぶに酢漬けしたブリを挟み、甘麹をかけ、柚子、ニンジン、唐辛子をトッピングする

(4)7日~10日漬け込み、完成!

②古民家の宿「えにし屋」での昼食
③太郎右衛門でのどぶろくづくり見学

④ふるさと創修館

⑤防災体験
ダンボールベッドは複数人で5分経たずで組み立てができるにもかかわらず、大人6名程度で座ってもビクともしない強度でした。特に冬は床に直接寝るよりも、高さがあると温かさが段違いなんだそうです。
⑥和倉温泉の見学
ツアーでは、地震で崩れた護岸を見学しました。震災からやがて1年経とうする今日でも、地盤にはヒビが入り、護岸は崩れており、この状態が約3.5㎞続いているそうです。しかしながら、この護岸も今年中に復旧工事が着手されることになり、2026年度中の完成が予定されています。また、和倉温泉では現在、仮設商店街が建設中であるほか、和倉温泉旅館協同組合21旅館のうち、4つの旅館が営業を再開しており、少しずつ復興に向けて進んでいるお話を聞くことができました。見学後は、七尾市内にある能登食祭市場に立ち寄り、お土産購入を通じて、能登の復興応援をしていただきました。
和倉温泉は石川県の観光拠点として重要な場所となるため、眺望や魅力を維持しながら、復旧が進むことを願うばかりです。
⑦「マイかぶら寿司」と「マイどぶろく」のお渡し

参加者からの感想
●防災の観点での感想
・人とのコミュニケーションが常日頃から必要であると思いました。
・1日目の夜22:47に地震に当たり、貴重な忘れられない体験でした。
・地元の方が一生懸命取り組む姿に感動しましたし、一日も早い復興を願っています。
・大きな震災が起きるたびに進歩していくようだが、いざ自分がその立場になったらと思うと不安にはなります。備えと冷静さの必要さを実感しました。
・復旧、復興には時間がかかるが、忘れてはいけないと思いました。
・「水と小銭を各自用意する」ことは、肝に銘じます。
●発酵文化体験の感想
・かぶら寿司づくりは全工程を体験し、丁寧な説明のもと自分のかぶら寿司を仕上げ、持ち帰れることがとても嬉しかったです。
・かぶら寿司を作ってみて、値段の高さが理解出来ました。
・どぶろくづくりへの情熱が伝わってきました。
・どぶろく、甘酒が体にとても良いことを学びました。
今回のツアーを通じて、防災と発酵文化への関心を深めていただくことに繋がりました。
好きな列車と宿を組み合わせておトクに旅行しよう!

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●所在地
石川県中能登町
●アクセス
JR良川駅またはJR能登部駅
※本記事の内容等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。