岩手の人々が生み出すお酒の祭典【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】

  • 岩手
  • PR
昨年度の様子です
3年目を迎える【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】が今年も開催されます。岩手県内の日本酒をはじめ、クラフトビール・ワインなどが勢ぞろいの有料試飲会に参加してみませんか?たくさんのお酒と出会える場で、自分に合ったお酒がみつかるかもしれませんよ。ぜひ岩手・盛岡でお待ちしております。

【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】イベントの概要について

開催日時:2025年10月4日(土)・5日(日) 11:00~17:00※最終日16:00終了、雨天決行
開催場所:もりおか歴史文化館前特設会場
盛岡広域エリアを中心とした酒造会社27メーカーが参加し、チケット制による有料試飲の実施や持ち帰り用の酒類の販売を行ないます。もりおか広域まるごとフェアも合同開催で、飲食店舗も参加し、お酒に合う県産食材を使用したグルメも味わうことができる楽しさてんこ盛りのイベントです。
【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】チラシ
【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】の情報はこちらから

盛岡近郊エリアのおすすめ醸造所・酒蔵を紹介いたします

今回出展の中から盛岡市近郊でおすすめの醸造所・酒蔵をいくつか紹介していきます。実際の酒造りについて、どんな想いで酒造りを行なっているのか、お酒に合うペアリングなどについてお話をお伺いしました。イベント当日のお酒選びの参考にしてみてはいかがですか?

岩手県盛岡市のクラフトビール醸造所【NANBU CRAFT BREWERY】

日本のホップ生産量NO.1の岩手で、自分たちの手で育てた野菜を収穫し、副原料として使いながら、自分たちの農園で育てたホップでクラフトビールを作る夢を持ち、地域コミュニティの人と人のつながりを育むビール作りを目指しているクラフトビール醸造所。育てた野菜とホップ(夢、希望)で世界一幸せに時を過ごせるビールを目指し、2021年8月岩手県盛岡市八幡町に従業員で醸造所を建設、約3年の想いを経てついにビール醸造を開始。今に至っています。
【NANBU CRAFT BREWERY】自社で建設した醸造所

【NANBU CRAFT BREWERY】代表取締役の佐々木陶子氏に聞く!

◆お酒づくりを始められたきっかけはありますか?

【NANBU CRAFT BREWERY】

建築の勉強をしリフォームや新築の工事などの仕事をしていました。3人の子育てが一段落し、自分が好きなビールを仕込み、ビールが苦手な方や女性がほっと一息つくときにそばにある日常的なビールとして飲んで頂きたいという思いで醸造しています。子供が小さい頃はビールを嗜むことは難しかったですが、時間に余裕ができクラフトビールを飲む人、作る人、素材、季節が混ざりあうことで1つの味になり、自分らしいビールでほっとできる時間や会話のきっかけをつくっていけたら良いなと思いながらクラフトビール造りをしています。家族団らんや地域のコミュニティの1つのアイテムとして手に取って頂けたら嬉しいです。

◆おすすめのペアリングは?

やっぱり秋の味覚「さんま」です。ビールのさっぱりした苦みや、柑橘の香りが脂のうまみを引き立ててくれると思います。この秋はNANBU CRAFT BREWERYのビールに岩手で獲れる「さんま」を味わってみてはいかがでしょうか。

クラフトビールに込める想い【NANBU CRAFT BREWERY】

「クラフトビールは自由に好みのカスタマイズができるもの。地元の食材や季節のイメージからレシピを考えて飲んでいただく方の心に残るような、ちょっとした驚きや優しさを感じるビールを作りたい。1杯のビールが会話や笑顔を生むきっかけになってほしい。」とのお言葉をいただきました。造る方の想いを聞くことができ、今まで以上に感謝しながら味わいたいですね。造る方、飲む方、それぞれの想いが1杯のクラフトビールに込められています。佐々木氏は建築を学んでいた頃に、ただ建物を作るだけではなく人と人とのコミュニケーションの場や集う場所の魅力に惹かれたそうで、その頃の想いがビール造りにもつながっているのではないでしょうか?優しくきめ細かく、やわらかな泡のビールが思い浮かんできます。女性として、母として生きる佐々木氏が造るビールの味が気になりますね。
【NANBU CRAFT BREWERY】
【NANBU CRAFT】の情報はこちらから

岩手県盛岡市に5つの農園と醸造所を保有する【KOTOワイン盛岡】

地元を元気づけようと、岩手県盛岡市内の4地域の住民の力で誕生しました。「KOTO」は4地域の黒川・乙部・手代森・大ヶ生(旧都南村河東地区)のローマ字表記の頭文字をとって名付けられたそうです。岩手県と宮城県をまたがる北上川の東にあるこの地域は、緑の豊かな丘陵地にいくつもの農園や牧草地があり、りんごの産地としても知られています。2023年にワイナリーをオープン。約2.4haに及ぶ自社ぶどう園は5つの区画に分かれ、ぶどうの品種「マスカット・ベリーA」を主軸としたさまざまな品種が育てられており、5つの農園と醸造所を有しています。発酵途中の味わいをビンに詰めた甘口微炭酸ワインや、房ごとタンクで寝かせて渋みの抽出を抑えたワインが特徴です。
北上川の東に位置し、隣町を展望する西向きで日当たりのよい丘陵地にある「町を展望するぶどう園」

【KOTOワイン盛岡】代表取締役の吉田千尋氏に聞く!

◆お酒づくりを始められたきっかけは?

吉田千尋氏

2019年から岩手県内外でワイン造りの修行を積み、2023年にワイナリーをオープンしました。ワインに携わる前は、鍼灸やリラクゼーションのお仕事をしていました。ワイナリーを作ろうと思ったきっかけは、りんご畑が1年間に3つも使われなくなってしまった事に気づいた時でした。「KOTO」の由来でもある盛岡市にある4つの地域、黒川、乙部、手代森、大ケ生の中小企業が集まって地域の課題を解決する地元企業ネットワークで検討した結果、りんご畑にぶどうを植え、ワイナリーを作ろうという事になりました。ワイナリーをやるにあたって1から修行に行き、学ぶ人材が必要との事でその頃リラクゼーションの仕事をしていていましたが、新しい事を学ぶのが好きだったため迷いなくワイナリー計画に参加し、1年間はぶどうの栽培からワインの醸造、出荷やイベントを全て経験しました。農業大学校の新規就農者研修や、ワイン醸造の講座なども受け、その後も他のワイナリーさんで働かせて頂いたり、継続して学んでいます。次の春には現在の半分の面積のぶどうを植え、その次の春にはもう半分のぶどうを植え、ぶどうの樹齢が5年を迎えた2023年の秋にワイナリーでのワインの醸造をスタートするに至りました。

◆おすすめのペアリングは?

「マスカットベリーA」というぶどう品種を使い、いちごの香りのする微炭酸の甘口ワインがあります。特にいちごのデザートと一緒に味わうのがおすすめです。微炭酸、甘口、ぶどうの品種でいちごの香り、自分で想像した味との答え合わせが必要ですね。

ワインに込める想い【KOTOワイン盛岡】

ご自身や、周りの方は元々ワインへの親しみがなかったため、普段ワインを飲まない人たちでもワインに興味を抱いたり、もっと飲みたいと思えるワインを目指してワインを造っているそうです。「KOTOペティアン」という微炭酸の甘口ワインは、”発酵を途中で止めた”ワインとの事。ワインは糖を分解してアルコールへと変化していき、ワインの発酵中はぶどうジュースの名残もあり、甘いジュースのようなワインの期間があるそうで吉田氏はその期間のワインがおいしいと考え、発酵を途中で止めたワインを造ったそうです。発酵途中のワインをビンに詰め、ビンの中で発酵を進めさせると、アルコールに変化する際に出てくる二酸化炭素の行き場がなくなり、ワインの中に溶け込みます。それが炭酸へとなり、発酵を止める事で微炭酸の甘口ワインができあがるそうです。普段ワインを飲まない方でも飲んでみたくなるようなワインですね。りんご畑にブドウを植える発想に賛同し行動し、ワインを造ること、新しいことにチャレンジし続けた吉田氏の造ったワインはどんな味でしょうか?
【KOTOワイン盛岡】
【KOTOワイン盛岡】の情報はこちらから

南部杜氏発祥の地、岩手県紫波町【月の輪酒造】

「企業としてではなく家業として」の理念を持ち続け、常に伝統の継承と技術の革新を目標に掲げ、日本酒造りには不向きと言われるもち米を100%使用した純米酒の製造や、原料の米を最大限に利用する焼酎の製造にも取り組むなど新しい事に挑戦し続けている酒蔵。「月の輪酒造店」の「月の輪」とは、平安時代後期に起こった「前九年の役」において、源頼義、義家父子が陸奥の反乱を鎮圧した際に、池に映った金色の月を吉兆としたという伝承が伝えられており、そこから命名されました。元々の意味とは違いますが、ツキノワグマにかけて、お酒のマークなどにも熊にちなんだデザインを多く取り入れています。
【月の輪酒造】正面からの蔵

【月の輪酒造店】代表取締役常務であり杜氏の横沢裕子氏に聞く!

◆月の輪酒造の推しポイントを教えてください。

横沢裕子氏

1997年に月の輪酒造店に入社し酒造りを開始しました。日本酒を飲む人はもちろん、飲まない方にも日本酒の良さをお知らせするべく、ジェラートや酒粕に関する商品等の開発等を行っています。初代こそ違いますが、代々の当主が酒造りをするオーナー杜氏であること、地域の人とのつながりを大切にするため、地元の公民館の企画で座学から仕込み体験まで行える「月の輪を愉しむ会」を続けているそうです。月の輪酒造店では、敷地内の直売店「わかさや」内にジェラートを提供する「わかさやアイスクリームガーデン」があり、「米こうじ」で作るアイスクリームを販売しております。米・米こうじ・牛乳のみで作る「糀っ娘」は、お砂糖を加えず、麹の力で糖化させるという酒造技術を応用した製法特許取得のアイスクリームとの事で、製法特許取得の「糀っ娘」をベースにしたジェラートは、増粘剤の役目をするグラニュー糖と生クリームは入っておりますが、通常と比べると4割ほどカロリーが低く、県産食材のトマト・いちご・ブルーベリーなど、季節により提供しています。ぜひお店で味わってみてください。

◆おすすめのペアリングは?

ライムを搾った日本酒のロックには「さんまの塩焼き」純米酒の燗酒には「里いものずぼぬき大根おろしポン酢」がおすすめ。(※里芋をゆでてから、一気にすっぽり皮をむくことから「すっぽぬき」や「ずぼぬき」と言われているようです。)大辛口純米酒には「大根とイカゲソの味噌粕フワタ煮」をあわせてみるのがおすすめです。どれも秋を感じるの食材で、岩手の食材とあわせて愉しんでみてください。

日本酒に込める想い【月の輪酒造】

日本酒を含めた「麹」を使用したお酒等が世界無形文化遺産として認められ、世界中の人に素晴らしい伝統文化であると証明したことになりました。これを好機に世界中の人にもっともっと日本酒を含めた日本の食、伝統産業を知ってほしいと考えているそうです。日本酒は至酔飲料としてだけでなく、料理酒としても日本の食と多く関わっており食が多様化する中でも、選ばれ使われるものでありたい。世界で活躍する日本人(岩手人)も多くなりましたので、その人たちが誇れる宝としてもあり続けられるようにというお言葉もいただきました。誇れる宝として横沢さまが造られた日本酒は世界にも広がっていく日が来るのではないのでしょうか?
【月の輪酒造】
【月の輪酒造】の情報はこちらから
盛岡市近郊でおすすめのお酒を紹介しましたが、その他岩手県内でご活躍されるみなさまの想いがつまったお酒も多く出展されます。ぜひ当日は盛岡市にある会場でみなさまのお越しをお待ちしております。

「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」の割引クーポンでおトクに盛岡へ!

【いわて酒ノ宴2025 in もりおか】の開催に合わせて「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」では、盛岡市内へのご旅行に使える割引クーポン「いわて酒ノ宴2025旅行割引クーポン」を配布いたします。

☆★☆いわて酒ノ宴2025旅行割引クーポン☆★☆

対象商品:JR東日本びゅうダイナミックレールパック(列車+宿泊)※日帰り対象外
対象エリア:盛岡市内
申込期間:2025年8月16日(土)~10月5日(日)
出発・宿泊対象期間:2025年10月3日(金)~5日(日)  
利用条件:1名さま以上
割引額:申込1件あたり5,000円

※配布枚数が上限に達し次第、終了となります。※内容は予告なく変更となる場合があります。
割引クーポン詳細はこちら
※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。

好きな列車と宿または日帰りプランを組み合わせておトクに旅行しよう!

自分だけのオリジナル旅行が作れる

「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」は、列車と宿を自由に選べてまとめて一度に申込める、Web販売限定の価格変動型個人旅行商品です。お申込みのタイミングや条件によってはおトクになることも♪お申込みは、最短で出発当日でもOK!旅行だけでなく、出張やワーケーションにもおすすめです。さらに日帰りプランもご用意!予定や目的に合わせて、あなただけの旅をお楽しみください。
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事