幸運を呼ぶ!狛ねずみを回して願い事!横浜の【戸部杉山神社】

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狛ねずみ
神社の社頭や社殿の前などに置かれている一対の狛犬。魔よけのために置かれているそうですが、横浜には狛犬ならぬ「狛ねずみ」がいることはご存じですか?

西横浜駅近くの「戸部杉山神社」には幸運を呼ぶと言われている狛ねずみがいます。あるねずみが神様を手助けしたお話が残っていたため、この狛ねずみが建てられたそう。横浜に訪れた際には、狛ねずみにお願い事をしてみてはいかがでしょうか?

横浜市内最古の神社「戸部杉山神社」

横浜西区役所の裏手に静かにひっそりと佇む戸部杉山神社。
戸部杉山神社
戸部杉山神社の創建は西暦652年と、1360年以上の歴史を持つ由緒あるこの神社です。お祀りしている神様は「大己貴命(おおなむちのみこと)」。大国主命(おおくにぬしのみこと)の名でも知られている出雲の神様です。およそ1350年前に出雲大社の大己貴命のご分霊を勧請し、お祀りしたというのがルーツで、横浜旧市内最古の社といわれています。
社殿

狛ねずみ

鳥居をくぐると、一対のかわいい「狛ねずみ」が迎えてくれます。この狛ねずみの台座部分を、石臼のように回転させながら願掛けすると願い事を叶えてくれるそう。向かって左がメスで右がオス。女性はメスの狛ねずみ、男性はオスの狛ねずみを内側に回転させてお願い事をしましょう。
狛ねずみ
この狛ねずみは、ねずみが大国主命の命を助けたことが由縁です。

大国主命は、須佐之男尊(すさのおのみこと)の娘・須勢理毘売(すせりひめ)と恋に落ちます。しかし父親の須佐之男尊に結婚を反対され、厳しい3つの試練を与えられます。1つ目は蛇のいる部屋で寝ること、2つ目は蜂や百足の部屋で寝ること。どちらも須勢理毘売の機転で難を切り抜けることができましたが、3つ目は大野の中に射込まれた鳴鏑(なりかぶら)の矢を拾って来ることでした。

大国主命が矢を拾いに野原に入るとすぐに火が放たれます。逃げ惑い命を落としかけたとき、ねずみが安全な穴の中へ案内してくれたのです。火は焼け過ぎ、ねずみは試練の1つであった鳴鏑の矢をくわえて持ってきてくれました。このことからねずみは大国主命のお使いとなりました。

私たちも狛ねずみにお願い事をすれば叶えるお手伝いをしてもらえるかもしれませんね。
「大国主命と鼠」の立札

良縁祈願のお守り

試練を乗り越え、須勢理毘売と結婚した大国主命は、縁結びの神様としても親しまれるようになりました。そのため戸部杉山神社は縁結びのご利益があるといわれています。

戸部杉山神社では可愛らしい良縁祈願のお守りを授かることができますよ。
お守り

横浜で良縁祈願するなら「戸部杉山神社」へ

横浜の戸部杉山神社をご紹介しました。神社の由縁や歴史を知るとさらに想いを込めて参拝ができますね。横浜に訪れた際にはぜひ狛ねずみに願い事をしてみてください。
【Instagram】杉山神社
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