485…何の数字でしょう?【苔の森】

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写真提供:佐久穂町
八ヶ岳には国内に見られる苔の約4分の1の種類が自生しており、「日本の貴重な苔の森」として選定され保護されています。その中にあるここ苔の森の魅力の1つが、車を降りて5分程で行ける場所にあること。原生林に囲まれた所なんてそう簡単には行けないと思いがちですが、気軽に原生林に囲まれた苔の森に行けちゃうんです。
そして、タイトルの数字についてですが、485はなんとこの苔の森にある苔の種類の数!
苔って緑で全部一緒じゃないの?という方にこそ、ぜひルーペや虫めがねを使って見ていただきたいです。緑の絨毯にしか見えなかった苔も、ルーペを通してみると、ちゃんと葉や茎の形が見えるようになり、種類ごとに個性が見えてきます。雨の日だと、苔は水分を含んで一層鮮やかな緑色になるので、実は雨の日でも楽しむことができるんですよ。
そして苔の観察で重要なのは、散策コースを外れないこと。登山道周辺が1番苔の種類が豊富だからです。
ちなみに苔は1年中あるものですが、びっしりと生え揃うのは、6月中旬~7月末頃にかけて。一面緑の光景は、とても神秘的で必見の価値ありです。9月下旬~10月中旬は紅葉シーズンに入るので、鮮やかな紅葉と苔の森を合わせて楽しむことができます。毎年11月上旬までは苔の森を楽しむことができます。毎年11月中旬から翌年4月中旬の間は雪が多く、苔の森へ繋がる道路が一旦通行止めになるので、苔の森に入れるようになるのは、毎年5月下旬に開催される“苔の森開き”が行われた後となります。
ぜひ1度、足元に広がる魅力的な世界に目を向けてみてはいかがでしょうか?
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