日本一のりんご王国青森県 りんごの魅力に迫る!

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写真提供 青森県
普段私たちがお店などで何気なく目にし、食卓で頂くりんご。特に意識することなく口にされることもあると思いますが、それは少々勿体ないことかもしれません!実はりんごにはそれぞれたくさんの品種があり、味や大きさ、形に特徴があることをご存じでしょうか?今回はそんな青森が誇るりんごに迫ってみます。

世界中で愛される品種 ふじ

写真提供:青森県
スーパーなどで見かけることが最も多いふじは、1962年に品種認定されて以来最も多く作られてきたりんごの種類です。ふじの由来は産地である藤崎町に因むことや、日本一の富士山、女優の山本富士子さんに肖ってという説もあります。ふじの食感はシャキシャキとして心地よい上に蜜入りが良く、果汁が多くまさにこれぞりんごともいうべき品種です。ふじを親としたシナノスイーツ、ぐんま名月、トキなどの人気のある品種も生まれています。

青森を代表する黄色い甘いりんご トキ

写真提供:青森県
黄色いりんごというと、酸っぱいイメージがありますがこのトキを食べるとイメージは一変することでしょう。トキは甘味に評価の高い王林とフジの配合から生まれており、りんご界のサラブレッドと言えます。弱めの酸味にコクのある糖度の高い甘味にジューシーな食感、溢れんばかりの果汁の多さが大変人気となっています。黄色いトキですが、皮がほんのりピンクがかっている色付きが可愛らしいので、お手にするときに見てみてくださいね。トキという名前の由来はりんごの産業に情熱を捧げトキの開発に16年の歳月を費やした、育成者の土岐傳四郎さんに因んでいます。

ふじに次ぐ2番目の生産量 つがる

写真提供:青森県
つがるはゴールデンデリシャスと紅玉との配合からできています。花粉親の紅玉は酸味が強いのですが、つがるは酸味は強くなく爽やかな甘味とのバランスが良く果汁は多めでジューシーさも特徴です。8月に収穫可能な早生りんごのなかでは一番の人気となっており、日本全体の収穫量はふじに次ぐ第2位。つがるの由来は青森県でできたからと言うシンプルなもの。それだけに津軽地方の農家の方の自信や愛着を伺える一品ですね。

青りんごの代表格 王林

写真提供:青森県
王林の品種の由来は「林檎の中の王様」という意味で命名されております。王林の特徴の1つに、もぎたての果実から漂うフワッとした甘い香りがあげられます。酸味が強そうな見かけに反し、甘味が強く酸味をほとんど感じられないので甘さが好きな方や酸っぱいのが苦手な方に大変お勧めです。

青森の大地を彩るりんご

9月頃よりりんごの実がなり出します 提供:青森県
残雪を湛えた岩木山とりんごの花提供:青森県
青森県は日本でも有数のりんごの産地。それだけりんご畑を目にする機会が多くあります。ふじの産地として知られる藤崎町や板柳町などは岩木山を背景にし、りんごの果実がなり、りんごの花が咲き誇る青森の美しい風景としても知られます。青森にお出かけの際は豊富なラインナップからお好きなりんごを見つけて頂き、りんごの花やりんごの実を心洗われるような美しい風景として眺めてみてはいかがでしょうか?
あおもり産品情報サイト「青森のうまいものたち」
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