羽田空港を海から愉しむ【羽田空港1周クルーズ後編】

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抜けるような青空に映える航空機を間近で堪能できる
前回(2022年3月26日掲載)の「羽田空港を海から愉しむ【羽田空港1周クルーズ前編】」につづいて今回の後編でも羽田旅客サービス株式会社による「羽田空港1周クルーズ」の魅力をたっぷりご紹介したいと思います!
【前編はこの記事の最後にある「関連記事」のリンクからご覧ください】

クルーズでしか味わえない迫力ある着陸シーン

こんなに小さかった飛行機が・・・
すぐ頭上を通過していく姿は迫力満点
航空機ファンならずともその迫力に圧倒される
青い空と赤い進入灯が航空機の美しさを際立てます

東京湾アクアラインの風の塔

クルーズ中には神奈川県川崎市と千葉県木更津市を海底トンネルと高架橋で結ぶ「東京湾アクアライン」のトンネル部分の吸排気の役割を担う「風の塔」も見えました。
東京湾アクアラインの「風の塔」(川崎人工島)

海上土木インフラとしても価値ある羽田空港

羽田空港D滑走路は、多摩川河口に面する桟橋部と、埋立部を結ぶ連接部、そして空港埋立部と、D滑走路を結ぶ連絡誘導路部の大きく4つの部分に分かれた世界的にも非常に珍しいハイブリッド構造となっています。
東京の海の玄関口である東京港でも特に交通量が多い第1航路に挟まれた場所に位置しており、その工事は航空機の運航はもちろん、船舶への影響も最小限にとどめるのに加え、多摩川の生態系も守らなければならないという幾多の制約下で2005年3月から設計作業に入り、供用開始の2010年10月下旬まで昼夜を問わず行われたそうです。

多摩川河口の流れを遮らないための桟橋構造と空港島(埋立部)のハイブリッド構造

D滑走路の桟橋部分と埋立地の連接部分
桟橋部分は1165本の杭(くい)によって支えられ、多摩川河口の流れを遮らない工夫が凝らされている
単に航空機の離着陸だけではなく、海上土木インフラとしても十分見応えがある羽田空港。このクルーズを通じて普段私たちが直接目にすることのできない羽田空港ならではの特徴を垣間見ることができます。

新旧の管制塔も

D滑走路の完工に伴って高さ115.7mの新管制塔が2009年に竣工。今までの旧管制塔(77.1m)より38.6mも高くなり計4本の滑走路はもちろん3つの旅客ターミナルをはじめ、整備場地区や貨物地区など空港全体を見渡せるようになったそうです。
海から見る新管制塔と旧管制塔(左隅)

海から眺める東京モノレールも新鮮!

東京モノレールの車窓から東京湾や空港を眺めたことのある人は少なくないと思いますが、逆に船の上から眺めるモノレールの姿は新鮮!
多摩川沿いを走る東京モノレール

あなただけの羽田空港の魅力を発見!

今回のクルーズで乗船した「Jetsailor(ジェットセイラー)」号と着陸する航空機【写真提供:株式会社ケーエムシーコーポレーション】
このクルーズ最大の魅力は航空機を間近で堪能できる点ですが、前後編の2回にわたってご紹介した通り空港周辺には数多くの見どころあります。これから春本番。絶好のクルーズ日和です。ご家族やお友達を誘って一味違った羽田空港巡りに出かけてみませんか?その際には前編でも触れましたがカメラやタブレットそしてスマホはもちろん、帽子や日焼け止めもお忘れなく。
また航空機の撮影は被写体の動きが速いので動画か連写モードがおすすめ。事前にメモリー容量が十分残っているかチェックをしておきましょう。せっかくのシャッターチャンスを逃してしまってはもったいないですから・・・。
羽田旅客サービス株式会社では「羽田空港1周クルーズ」以外にも90分コースの「Under Jet Cruise」や夕方に羽田を発ち、京浜工業地帯の夜景を楽しみながら横浜へ向かう「工場夜景クルーズ」など様々なクルーズメニューを用意してみなさんのご乗船を心よりお待ちしております。詳しくは下記公式サイトをご覧ください。
HPS 羽田旅客サービス株式会社の羽田・横浜・東京湾クルーズツアー公式サイトはこちら
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