海上から眺める東尋坊の断崖絶壁!【東尋坊観光遊覧船】

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写真提供:福井県観光連盟
断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国指定天然記念物・名勝「東尋坊」。約1キロにわたって豪快な岩壁が広がっています。このように輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは珍しく、世界に3ヵ所しかないという地質学的にも大変貴重な場所です。溶岩が冷え固まった時にできたといわれる柱状の岩は非常に硬く、東尋坊の景観は、この岩々が日本海の荒波に耐え、長い年月をかけて作り上げた芸術品ともいえます。

東尋坊の絶景ポイントといえば、地質学的にも珍しい奇岩の数々。以前、崖っぷちの上から撮影するコツなどをご紹介しましたが、奇岩の中には、上からではどうしても見えづらい位置にあるものもあります。そこで今回は観光遊覧船に乗って海の上から東尋坊を楽しむルートについてご紹介します!
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絶景クルーズ!「東尋坊・雄島周遊コース」

東尋坊の観光遊覧船は、1周約30分間の周遊コースです。特に出航時間は決まっておらず、船の定員に達するか、15分~20分ほどの待ち時間で1名からでも出航しますので、到着してから少し待っていれば乗船することができるでしょう。遊覧船のりばを出発し、まず東尋坊の沖合に浮かぶ雄島へと向かいます。そこで板状節理の景色や、船から見上げるとまるで大きなハチの巣をぶら下げたように見える「ハチの巣岩」を順にぐるっと巡り、一度スタートの乗り場近くまで戻ってきます。その途中に、仲良く並ぶ「夫婦岩」を見ることができます。
そして、次に目の前にそびえ立つのが「大池」。東尋坊の代名詞ともいえる絶壁スポットがこちらです。船上からの断崖の眺めは、上から見下ろすのとはまた違った魅力があります。次に向かうのは「ライオン岩」。こちらも船に乗らないとわからない岩で、雄ライオンが前足を出して座っているように見える、ということでこの名前が付いたそうです。(いわれてみれば、そう見えてくるような…?)最後に立ち寄るのが、「ロウソク岩」です。水平線に夕日が沈む頃に見ると、ロウソクに火を灯したように見えるといわれています。
上記の見どころ以外にも、特徴的な岩場を解説してもらいながら進むので、自然の壮大さをより楽しめるかと思います。気持ちの良い海風を感じながら、いろんな景色を眺められるクルージングをぜひお楽しみください!年末年始から1月いっぱいまでが運休期間で、それ以外の日は基本的には運航していますが、荒天など当日の海上の状況によっては発着場所の変更や、欠航する場合があるのでご注意ください。
【東尋坊観光遊覧船】公式ホームページはコチラ!
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