湯守に聞く「地・温泉」の魅力 第9弾【男鹿温泉 元湯雄山閣】

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「THE ONSEN」の魅力に迫る!

旅行の楽しみといえば、その土地ならではのグルメや季節ごとに表情を変える絶景、あとはやっぱり「温泉」ですよね!東日本各地に「地・温泉」と呼ばれる、その地に根差し地元の人に昔から愛されてきたお湯があることはご存知でしょうか?かつては湯治場として、そして現在も人々を癒す温泉宿の数々。身も心も温まる「地・温泉」の魅力をインタビュー形式でご紹介します!

「湯守」とは…

「お湯を守る」と書いて「湯守(ゆもり)」。言うなれば、温泉の管理人です。お湯の量や温度などを管理する役割を担っています。本企画で紹介する「地・温泉」の湯守たちが誇る、各地に根付いた伝統的なお湯は長い歴史の中で彼らによって守られているのです。

観光に温泉に!男鹿温泉「元湯雄山閣」

連載企画「湯守に聞く「地・温泉」の魅力」第9弾としてご紹介するのは秋田県の男鹿温泉「元湯雄山閣」。湯守の山本さんにお話をお伺いしました。
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半島全体が丸ごと観光地!男鹿半島

外観
ー秋田県男鹿半島の北部に位置する温泉宿ということですが、男鹿半島の魅力や宿周辺の見どころなどを教えてください。

湯守 山本さん
「男鹿半島全体が観光スポットで風光明媚な場所です。入道崎、寒風山、八望台、ゴジラ岩、観光施設として、なまはげ館、男鹿水族館GAOがあります。男鹿と言えばやはりナマハゲ。ユネスコ無形文化遺産に登録されております。正月のナマハゲ行事を再現してくれる伝承館が特におススメです。」

なまはげが見守る温泉

ー元湯雄山閣さんの温泉の魅力、源泉の特長等を教えてください。

湯守 山本さん
「源泉の温度53.6度 湯量として地下14メートルから毎分約200ℓ。スケール堆積物が付着するため、3ヶ月ごとに源泉のパイプを交換しております。」
大浴場(男湯)
ー専用の源泉から豊富に湧き出る、湯の花をたっぷりと含んだお湯に加えて、浴場には男鹿ならではの趣向も凝らされています。

湯守 山本さん
「内風呂は源泉直行噴き流し、なまはげの面からお湯が飛び出しております。露天風呂は野趣あふれる雰囲気でなまはげが見守っております。」
露天大浴場(男湯)

宿全体で「なまはげ」を伝える!なまはげ=幸福の象徴

ー温泉以外の場所にも「なまはげ」が溢れる元湯雄山閣。なまはげをモチーフにしたコンセプトルームがあることもこの宿ならではですよ。

湯守 山本さん
「館内にはしつこいくらいなまはげがおります。なまはげは鬼ではありません。幸福をもたらしてくれる神様のお仕えです。男鹿の伝統文化をお客様へ正しくお伝えしたいため、宿全体がなまはげにこだわっております。」
Concept Room Namahage Ⅱ「喜峰」
上の写真は「なまはげ」モチーフにして誕生した客室第2弾の「Concept Room Namahage Ⅱ「喜峰」」。20畳ある広々空間に、なまはげの絵が目を引きます。和モダンな雰囲気でゆったり寛ぐのにぴったりです。

郷土料理を食べて男鹿を満喫

米どころ秋田ということで、旅館でいただけるお米は秋田県産のあきたこまち。他にも元湯雄山閣では、男鹿の食材や郷土料理を生かしたお食事がいただけますよ。

豪快!男鹿名物の「石焼料理」

熱々の石で一気に仕上げる「石焼料理」
湯守 山本さん
「男鹿名物石焼料理。地元の漁師めしで、秋田杉の桶に味噌汁を張り、炭火で800度に熱した『生き石』や『金石』と呼ばれる溶結凝灰岩を入れ、魚介を瞬時に加熱する野趣あふれる調理法。目と耳と舌で楽しむ料理です。」

オリジナル料理の「あんぷら餅」

触感が楽しい「あんぷら餅」
湯守 山本さん
「当館のオリジナル料理「あんぷら餅」。ジャガイモの優しい食感の餅が好評です。」

ーこの地域の方言でジャガイモのことを「あんぷら」と呼んでいるのだそう。ジャガイモのホクホク感とお餅のもちもち触感が病みつきになりそうです!

入道崎の夕日になまはげ太鼓ライブで、男鹿を贅沢に体感

ー夏から秋にかけて、おすすめの過ごし方を教えてください。

湯守 山本さん
「宿から車で10分程度で行ける半島の突端にある入道崎から見る夕日鑑賞は最高の贅沢です。夕食後20:30~交流会館五風で開催されるなまはげ太鼓ライブは圧巻!観る価値あり。」
交流会館五風で開催される「なまはげ太鼓ライブ」(提供:秋田県)

湯守のこだわりとは?

ー最後に、湯守としてのこだわりや思い、お客さまへのメッセージをお願いします。

湯守 山本さん
「気温、湿度、風によって湯船の温度が毎日変わります。ちょうど良い湯加減を目指して毎日悪戦苦闘しております。湯守としての経験値を活かしながら、大地の恵み温泉を思う存分味わって頂きたいと思っております。」
湯あがり処に飾ってあるのはなまはげの写真

温泉と男鹿の魅力の溢れる宿「元湯雄山閣」へ

いかがでしたでしょうか?今回は男鹿温泉「元湯雄山閣」について、詳しくお話をお伺いしました。大地の恵み「温泉」、男鹿ならではの「なまはげ」や「絶景」など…魅力溢れる男鹿温泉「元湯雄山閣」へぜひ足を運んでみてください。
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◆次回予告◆

連載、湯守に聞く「地・温泉」の魅力 では、今後も東日本の「地・温泉」の魅力を皆さまにお届けします!次回以降もお楽しみに♪
「地・温泉」について、詳しく知りたい方は下記のリンクボタンよりご確認ください。
JR東日本HP「地・温泉」
取材協力:元湯雄山閣
※画像はすべてイメージです。

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