第二回:佐渡市・新潟市秋の観光キャンペーン まるごと佐渡市・新潟市 【古町編】

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旧齋藤家別邸 庭からの外観

国の名勝 旧斎藤家別邸の庭園

佐渡市・新潟市秋の観光キャンペーンをめぐる旅、第二回目は、北前船などで財を成した豪商・齋藤家の別荘で、国指定の名勝にも指定されている『旧齋藤家別邸』をご紹介いたします。

旧齋藤家別邸とは

2階からの景観
旧齋藤家別邸は、豪商齋藤家の四代齋藤喜十郎が、大正7年に別荘として造ったものです。
砂丘地形を利用した回遊式の庭園と、近代和風建築の秀作といわれる開放的な建物は、大正時代における港町・商都新潟の繁栄ぶりを物語る文化遺産です。
戦後この邸宅は進駐軍による接収を経て、昭和28年には加賀田家に所有が移りました。
時代が移り平成17年、所有権の移転や解体の可能性などの話題が聞こえてくるようになり、保存を願う運動が市民有志によって起こされました。
署名・募金運動、市議会への請願などが実を結び、平成21年に新潟市はこれを公有化しました。

見る場所で景観が変わります

同じ1階、同じ庭を見ているのに全く違ったものに見えませんか?
1階の大広間からはダイナミックな庭、別の部屋からは竹林が見えるなど、同じ庭なのに見る部屋によって全く違ったものに見えます。

また、竹林が見える部屋の欄間も竹が施されるなど、当主の好みを反映し、贅を尽くしたつくりが随所に見られます。
豊かな建築意匠や趣向が興味を惹きますね。
各座敷、部屋ごと、床廻りや天井などの多様な銘木とともに、欄間や建具も凝った造りとなっています。

お土産はこの浮き星で決まり!

かわいらしいデザイン
一見、コンペイトウのように見えますが、中身はあられなので甘さが控えめで素朴な味です。
このお菓子の名前は『浮き星』
この浮き星をつくっているのは明治33年創業の「明治屋」さん1軒のみで、実に貴重なお菓子といえます。
かつては新潟市民に「ゆか里」という名で愛された有名なお菓子ではあったのですが、近年売り場が縮小しています。
そこで、新潟の企業が、この味を残したい!新潟人にも懐かしんでもらいたい!!という思いで2015年に浮き星として発売し、今では全国から注文が殺到するお菓子となりました。
もともと「ゆか里」はお湯(水)を注いで飲んで(食べて)いたもの。実際に試してみると、はじめは沈んでいるのですが、数秒で周りの砂糖が溶け、中心にあるあられがぷかぷかと浮いてきます。
思わず「おお~」と声が出てしますほど、その様子はとてもかわいらしいです。
ぜひ皆さんにも楽しんでみてくださいね!
また、賞味期限も10ヶ月ほどあり、手土産としても自宅用としても安心して楽しめる、優れたお菓子です。
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