【イベントは終了しました】2022年9月30日まで開催中! 青函連絡船の航跡【JR北海道本社ギャラリー】

  • 北海道
  • 観光する
画像提供:一般財団法人 JR北海道文化財団
こんにちは北海道通信部です。今回は、JR北海道本社ギャラリーと、現在開催中の「青函連絡船の航跡」の資料展示についてご紹介します。


JR北海道本社ギャラリー
JR北海道本社ギャラリーはJR桑園駅西改札口を出て右側、JR北海道本社ビルと駅を繋ぐ通路に開設されています。
JR北海道が所蔵する北海道出身者などの画家、北海道の風景などを画材とした絵画作品、また北海道鉄道技術館に保存している鉄道に関する歴史的資料、車両部品などが展示・公開されています。開館時間内であれば誰でも自由に見学することができる、町の中の小さな美術・資料館です。




本州と北海道を結ぶ 大動脈だった青函連絡船

青森~函館の所要時間は3時間50分でした。 画像提供:一般財団法人 JR北海道文化財団
JR北海道本社ギャラリーでは、2022年9月30日まで「青函連絡船の航跡」をテーマにした資料展示が行われています。青函連絡船は、1908年の運航開始から青函トンネルが開業するまで80年の長きにわたり、青森~函館間の旅客・貨物の輸送の主役を担っていた鉄道連絡船です。連絡船は航路ですが、駅と駅を結ぶ鉄道路線の一部として位置づけられており、運航も、国鉄(JR)により行われていました。
最盛期の1970年代初めには、1日に最大30往復もの運航をしていましたが、その後、旅客の空路への転移、貨物のトラック輸送への移行など、旅客・貨物ともに輸送量は減少していき、1961年より掘削を開始していた青函トンネルが1998年3月13日に開業すると共にその歴史に幕を下ろしました。

青函連絡船から青函トンネルへ

昭和63年3月13日定期運航最終日のダイヤ 画像提供:一般財団法人 JR北海道文化財団
今回の展示の中には、大正末期の頃の青函連絡船の写真や、青函連絡船の輸送力がピークを迎えていた1972年の運航ダイヤといった貴重な資料も含まれています。1998年(昭和63年)3月13日、定期運航最終日のダイヤも展示されており、全12往復を無事に終えて、定期運航が終了した旨の記述もみることができます。                        
青函トンネルが完成し、2016年3月には北海道新幹線が開業、青函連絡船が3時間50分かけて渡った津軽海峡を、今新幹線は約1時間で走り抜けます。
この夏は、ちょっと札幌まで足を延ばして、青函連絡船に思いを馳せてみませんか。


JR北海道文化財団ホームページ
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事
関連記事