盛岡市の訪れるべき名店！ジャズに魅了された店主が営む【Cafe Jazz 開運橋のジョニー】

  • 岩手
  • 観光する
岩手県盛岡市、北上川にかかる開運橋を渡ってすぐの場所にある「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」。ここは、店主おすすめのジャズミュージックとともにコーヒーやお酒・軽食、そして店主との会話を楽しむことが出来る、ちょっと大人なジャズカフェです。世界で活躍するジャズピアニスト穐吉敏子（あきよしとしこ）さんの熱狂的なファンであり、店主のジョニーこと、照井顯（てるいけん）さんにお話を伺いました。

ジョニーが集めた穐吉敏子コレクションの宝庫

開運橋近くのビル４階「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」。いざ入店してみると、そこはまるで秘密基地のようで、異世界に迷い込んでしまったような気持ちになります。まるで映画のセットみたい！
天井にはポスターがびっしりと貼られている
店内には、世界的ジャズピアニストで、これまでに14回グラミー賞にノミネートされてきた穐吉敏子さんのレコードやポスター、掲載雑誌・新聞など、様々な穐吉敏子コレクションがぎゅうぎゅうに詰め込まれています。これはすべて店主の照井さんが約50年間かけて集めたものだそうですよ！他にも、大きな振り子時計や沢山のステレオ、グランドピアノや蓄音機など、普段あまり目にすることが無いインテリアの数々も非日常感を醸し出しています。
店内には「Johnny」ラベルのお酒も
また、Cafe Jazzということで、店内のBGMはもちろんジャズ。店主のコレクションに囲まれてジャズを聴いているとなんだか優雅な気分に。普段ジャズをあまり聴かない方にも、この独特の空気感をぜひ味わっていただきたいです！

「世界一クレイジーな私のファン」

店主の照井さんがジャズピアニスト穐吉敏子さんに魅了されたのは1974年。それから６年たった1980年、穐吉敏子ピアノトリオでの日本公演が決まった際に、当初予定にはなかった陸前高田に照井さんが穐吉さんを招き、公演を成功させたのが転機だった、と照井さんは語ります。それ以来、穐吉さんが来日する度に岩手に招待しコンサートを開催してきたそうです。
穐吉敏子さんに魅了されたきっかけ「孤軍」
そんな照井さんの熱意に対して、穐吉さんは親しみを込めて「世界一クレイジーな私のファン」というニックネームを付けたのだとか。ニューヨークのカーネギーホール、ワシントンD.C.のケネディセンターなど芸術家ならだれもが夢見る舞台で演奏する際は、必ず穐吉さんからの招待で訪れていたそうですよ。
穐吉敏子さんと照井さんの間には、音楽家とファンという関係以上の信頼があることが伝わってきました。他にも沢山のエピソードがあるので、気になる方は「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」で照井さんと直接お話ししてみてください！
照井さんが収集したコレクションの一部

穐吉敏子に学ぶ人生観とジョニーの夢

照井さんは穐吉さんに関する「モノ」もコレクションしていますが、彼女の「言葉」も大切に保管しています。そのうちの一つを教えていただきました。「自分の好きなことを一生懸命に、どんな困難にも負けないでやっていれば世界で一番になれる」という言葉。照井さん自身も、「音楽を聴きたい！」という気持ちを原動力にこれまで活動してきたと話します。
穐吉さんの言葉を照井さんが文字に起こしている
そんな思いを胸に、照井さんは夢の一つだった「穐吉敏子JAZZミュージアム」を2022年10月、盛岡バスセンターにつくることに成功しました！こちらにも照井さんの穐吉敏子コレクションが展示されており、誰でも自由に見学可能。また、隣には「Cafe Bar West38」が併設しており、コーヒーや軽食、お酒を楽しむことが出来ますよ。毎週土曜日19時～はジャズライブも開催しています！沢山の人にジャズの、穐吉敏子さんの魅力を伝えたい、という照井さんの気持ちが伝わってきますね。
盛岡バスセンター３階「穐吉敏子JAZZミュージアム」
このミュージアムを通して、「未来を担う若者たちが好きなことを見つけ、一生懸命とりくむ、そのきっかけづくりや一助となる」ことが照井さんの次なる目標です。
ミュージアム展示物も照井さんのコレクション

「開運橋のジョニー」こと、照井顯さんに会える場所

「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」

毎週（火）（水）11：00～23：00 のみ営業
「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」があるビルの入り口
Cafe Jazz 開運橋のジョニー

Cafe Bar West38

11:30〜21:30（LO 21:00）定休日なし
※「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」定休日はこちらにいらっしゃいます。
Cafe Bar West38 店内の様子
Cafe Bar West38

若者にこそ訪れてほしい！

照井さんのお話しを聞いている中で、照井さんから「今の仕事は自分のやりたいことですか？」と問いかけが。ジャズ人生の話を聞いていたはずが、まるで人生相談のようになっていました。物腰柔らかな照井さんと奥さん、お二人と話していると懐かしさを感じるような、店を出るときには「また来ます！」と言いたくなるような、心温まる時間を過ごせると思います。盛岡に行く際は、このお二人の魅力も感じてみてはいかがでしょうか？
「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」店主・照井顯さん
※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事
関連記事