たべた伊那(いな)!長野県のB級グルメ・ローメンを楽しめる【中国風菜館 萬里】

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伊那地方のB級グルメ

ローメン。それはマトン(羊肉)と蒸した中太の中華麺を独特なスープでキャベツなどとともに煮込んだ長野県伊那地方のB級グルメ。昭和30年(1955年)に伊那市にある【中国風菜館 萬里】で誕生したと言われています。当初は炒肉麺(チャーローメン)と名付けられていましたが、次第に「チャー」が取れて、現在のローメンと呼ばれるようになりました。

お店によって全然違う!?

ローメンの見た目やその名前からラーメンを想起される方も多いのではないでしょうか。実はローメンはラーメンのような「スープあり」と焼きそばのような「スープなし」の2種類があり、食べ方もお店によって異なります。
今回筆者は「スープあり」で発祥のお店と言われる【中国風菜館 萬里】のローメンをいただきましたので、その食べ方とともにご紹介いたします!

いざ、【中国風菜館 萬里】のローメンを求めて

外観
JR伊那市駅より徒歩約8分。天竜川沿いの通りから少し路地を入ったところに【中国風菜館 萬里】はあります。レンガ造りの建物に赤いのれん、味のある良い雰囲気を醸し出しています。
店内
中に入るとそこは昔ながらの中華料理屋さんという印象とレンガ造りで独特な雰囲気。カウンター席と座敷の席がありますので、お一人でもグループでも入りやすいですね。
カウンター席について早速「ローメン」を注文。奥のキッチンから響く料理を作る音が、待ち時間を何とも心地いいひとときにしてくれます。
数分後・・・席から見ても分かるほど大きなお皿で運ばれてきました。
麺も野菜もスープもたっぷり!
凄い量です。これはお腹いっぱいになること間違いなしですね。
やはり見た目はラーメンのよう。匂いはあまり感じられませんが、スープの色と立ち込める湯気が食欲をそそります。早速いただきます!
一口食べて「ん?」
味はなんと・・・甘い。そして少し薄い・・・?確かに匂いが感じられないのはこの薄さゆえかもしれません。
ふとテーブルを見ると一枚の紙が・・・
これがローメンの食べ方。
そこにはローメンの食べ方が書いてありました。確かに卓上にはたくさんの調味料たち。せっかく作っていただいた料理に調味料を入れるのは少し申し訳なさを感じますが、ここは忠実に従っていただくことにしましょう。
まずはソースと酢をひと回し。ローメンにソースのしょっぱさが味わえるようになりました。その中に感じられる酢の酸味。これはさっぱりといただけそうです!
残りのゴマ油、七味唐辛子、おろしにんにくはお好みで。筆者は一つずつ追加していくことに。まずはゴマ油。かけた瞬間に特有の香りが食欲をそそります。少し脂っぽさが出てガッツリいただきたいときは多めにかけてみても良いかもしれません。次に七味唐辛子。こちらも七味の良い香りが漂いますね。ここで初めて辛みがプラス。様々な味覚を一皿で楽しめる料理は初めての体験でした。最後におろしにんにくを少々。これは言わずもがな、にんにくを入れて「美味い!」以外の感想は何もありません。思わず声に出してしまうほどでした。
大きなお皿いっぱいに盛られたローメンはまだまだあります。残りは自分好みにテーブルクッキングを楽しみましょう。筆者はソースを多めに、ゴマ油を少々追加しつつ、七味唐辛子をアクセントに、自分好みのローメンを平らげました。お腹もいっぱいになりましたし、好きな味で最後の一口を迎えることができるので、満足度が非常に高いです!
感想はローメンのおいしい食べ方に書いてあるとおり、「うま伊那(いな)ローメン おいし伊那(いな)ローメン」でした(笑)

何度でもたべた伊那(いな)ローメン

伊那地方のB級グルメとして、是非一度食べてみたいローメン。でも一度食べたらまた食べたいと思えるのがローメンの面白いところ。自分で作っているとはいえ、毎回同じ味に仕上げることは至難の業です。その日の気分によって自分好みの味に変えて、伊那のローメンは【中国風菜館 萬里】でお楽しみくださいね。
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