5月下旬~6月上旬が見頃!【群馬・尾瀬】で水芭蕉を観察

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尾瀬ヶ原 中田代湿原
群馬・福島・新潟県にまたがる尾瀬は、日本最大の高層湿原で、至仏山(しぶつさん)・燧ヶ岳(ひうちがたけ)などの2,000m級の山並みに囲まれた湿原に「ミズバショウ」や「ニッコウキスゲ」などが咲き誇り、美しい自然が魅力の場所。高山植物、湿性植物の宝庫・尾瀬の代名詞ともいわれている「水芭蕉」は、例年5月下旬から6月上旬にかけて最盛期を迎えます。一度は写真で見たことのある、雪が残る山々と緑色の草原に際立つ白色の水芭蕉の風景を実際に見に行ってみませんか?

2025年の尾瀬の水芭蕉の見ごろは5月下旬から6月上旬ごろ!

尾瀬の水芭蕉の開花時期は尾瀬ヶ原で例年5月下旬から6月初旬。尾瀬沼では一週間ほど遅れて、6月初旬から中旬ごろに開花しはじめます。5月末にはまだ林道に雪が残っているので足元には注意してくださいね。6月になると雪も溶け、水芭蕉を見に来る大勢のハイカーで賑わいます。
水芭蕉に囲まれたハイキングコース(写真提供:観光ぐんま写真館)
夏の尾瀬の情景を詠った有名な童謡、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。「夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 とおい空」「水芭蕉の花が咲いている」と歌われるので、夏の花と思われがちな水芭蕉ですが、実は春の花なんですね。

水芭蕉の花の特徴

水芭蕉と聞いて想像するのは、緑色の草原に咲く白い花。実は白く目立つ部分は花ではなく、ここは「苞(ほう)」という部分です。「苞」は葉っぱが変形したもので、実際には中心部の黄色い棒状の部分が花にあたります。1株あたり約2週間ほどしか開花せず、開花後は大型の葉を成長させ、7月には湿原が深緑に変化する過程も楽しむことができます。とても綺麗な水芭蕉ですが、全草にシュウ酸カルシウムを含み、触れるとかぶれる危険がありますので、手を触れないようにお気をつけくださいね。
水芭蕉(写真提供:片品村観光協会)
水芭蕉②(写真提供:片品村観光協会)

尾瀬の水芭蕉の見どころとおすすめ撮影スポット

せっかくなら水芭蕉の写真だけではなく、尾瀬ヶ原のシンボル・至仏山(しぶつさん)とのコラボレーションも写真に収めたいですよね。そんな方におすすめの撮影スポットは、「至仏山」と「水芭蕉の群生」が、1枚に収まる下ノ大堀川での撮影。川も写真に入るので、周辺の風景が水面に反射してとっても綺麗です。よく写真で見る絶景をここでは楽しむことができますよ。
至仏山と水芭蕉(写真提供:片品村観光協会)

休憩におすすめの「尾瀬ロッジ」

尾瀬ヶ原を目の前にした国民宿舎「尾瀬ロッジ」は、至仏山の登山口まで徒歩約5分。目の前の研究見本園では尾瀬で咲くほとんどの花を見ることができます。登山口まで徒歩約5分の好立地なので、1日かけて尾瀬へ出向いて尾瀬ロッジに宿泊、翌日からゆっくりと尾瀬ヶ原を楽しんだり、至仏山へ登山するスケジュールも可能。食事は舞茸、卵、野菜など、片品村の食材を使ったヘルシーな料理が自慢です。喫茶営業もされているので、ハイキング中の休憩としてまったりコーヒーを飲むこともできますよ。
尾瀬ロッジ(写真提供:観光ぐんま写真館)

尾瀬では他にも様々な花を楽しめる!

尾瀬ではそれぞれの季節で異なる花を楽しむことができます。尾瀬で生育が確認されている植物だけでも、その数はなんと、900種類を超えています。6月には黄色い花を咲かせ、7月上旬から中旬には果穂となり湿原を白い綿毛で埋める「ワタスゲ」、7月下旬には群馬を代表する「上毛かるた」に「仙境尾瀬沼 花の原」として登場する「ニッコウキスゲ」などなど。美しく咲き誇る季節の花々をぜひお楽しみください。
ニッコウキスゲ(写真提供:観光ぐんま写真館)

絶景を見に尾瀬へ!

美しい自然が魅力の尾瀬。高山植物、湿性植物の宝庫・尾瀬の代名詞ともいわれている「水芭蕉」を楽しむことができる尾瀬で、今年の初夏は、自然に囲まれてリラックスしませんか?
水芭蕉(写真提供:片品村観光協会)

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