【運行終了】福島を走るレトロ喫茶店!?観光列車【フルーティアふくしま】とレンガ造りの街並み・喜多方散策

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「フルーティアふくしま」は主に福島県の路線を走るJR東日本の観光列車「のってたのしい列車」の1つ。惜しまれつつも2023年12月で運行終了予定です。

フルーティアふくしまはレトロモダンがイメージされていて、車内は福島の果物を使ったスイーツが楽しめるカフェになっています。もちろんコーヒーや紅茶も一緒に楽しむことができ、そこはまるで喫茶店。今回は郡山駅からの乗車体験をレポートしながら、見ていただきたい外観や内装のポイント、発着駅の郡山駅で購入できる限定グッズ、レトロな雰囲気が味わえるフルーティアふくしまの魅力に加え、フルーティアふくしまの終着駅である喜多方駅周辺でフルーティアふくしまを感じる観光スポットをご紹介します。

「フルーティアふくしま」とは

「フルーティアふくしま」という名前は、車内で提供されるオリジナルスイーツの主役「FRUIT(果物)」と、コンセプトであるカフェをイメージさせる「TEA(お茶)」を組み合わせて命名されました。車両のシンボルマークもかわいらしいティーポットとフルーツの図柄で、このコンセプトをわかりやすくデザインしています。
果物王国・福島を走る列車にふさわしいシンボルマーク
落ち着いた内装の車内では、福島の豊かな自然を眺めながらスイーツや会話をゆったりと楽しむことができますよ。
会津塗をイメージした高級感漂う内装

郡山駅から出発!駅の見どころも紹介

フルーティアふくしまの出発は、10:05郡山駅から。郡山駅までは東北新幹線を利用するのがおすすめ。首都圏から向かう場合は、郡山駅9:22着のやまびこ205号、郡山以北から向かう場合は、9:30着のやまびこ・つばさ128号が便利です。
※2023年6月時点の運行情報です。
※最新の運行情報をご確認ください。
シックな車体がオシャレなフルーティアふくしま
出発までの時間も、郡山駅には楽しい見どころがたくさん。駅改札内やホーム上のコンビニでは、フルーティアふくしまオリジナルグッズを購入できます。ボールペンや定規などの文房具、ICカードケースなど普段使い出来るアイテムが揃っていますよ。車内では売られていないオリジナルグッズもあるので買い逃しのないよう注意!
足元には「フルーティアふくしま」の案内
オリジナルグッズも販売中
ポップコーンやクッキーなどのお菓子も販売されていて、お土産にもピッタリです。ポップコーンのフレーバーはフルーツ大国・福島らしく「もも蜜とココナッツ」と「りんご蜜とアーモンド」!
果物フレーバーのお菓子
出発時刻が近づくと、いよいよフルーティアふくしまが入線!ゆっくりとホームに滑り込んできます。出発時刻の約10分前から入線し始めました。
フルーティアふくしま入線の様子
ホーム上では、駅員さん達が横断幕を持ってフルーティアふくしまをお見送り。色鮮やかな法被姿にこちらの気分も上がります!お願いすれば、横断幕といっしょに写真撮影も出来ますよ。これから始まる列車旅に期待が膨らみますね。
横断幕と記念撮影

フルーティアふくしまに乗車!

気になる列車内の様子です。

「明治・大正時代の近代建築」というインテリアコンセプトのとおり、レトロでモダンな空間が広がっています。ブラックを基調とした落ち着きある車内にプライベート感のあるソファのようなシート。まるで本当にカフェの中にいるようです。
利用した4人掛けボックスシート
このブラックのインテリアは、福島県の特産品・会津塗の質感がベースになっています。会津塗は石川県の輪島塗と並ぶ会津地区の伝統工芸品。漆の生産・木地作り・装飾の全工程が会津の中で完結し、他地域からの調達が一切ないのが大きな特長です。各工程をそれぞれ専門の職人さんが担当し、特に卓越した高度で多彩な塗りの技術を発展させてきたのだとか。

また、美術品として発展した輪島塗に対して、会津塗は日用品として実用性を重視して作られているのも特長のひとつ。そんな身近な存在である会津塗を、その土地を走る列車内で感じることができるのもフルーティアふくしまの魅力です。
一人でゆったり過ごせる席も

「フルーティアふくしま」オリジナルケーキが登場!

乗車してから10分ほどでケーキが各席に届きます。車内でいただけるのは、福島県郡山市に本店がある果物屋さん「fruits peaks」のオリジナルスイーツ。フルーティアふくしまのために考案されたスイーツです。この日は福島県産いちご「さちのか」を使用した二種類のケーキが提供されました。

※提供されるスイーツは、上り/下り、また月ごとに変わるので乗車前に要チェックです!詳細は「フルーティアふくしまポータルサイト」にてご確認ください。
旬の果物を使ったオリジナルスイーツ
「フルーティアふくしま」ポータルサイト
写真手前のケーキは福島県産さちのかとマスカルポーネムースのタルト。チェリーのリキュールがきいた大人向けの味わいです。ふわふわのムースとサクサクの生地、さちのかのジューシーな甘さがベストマッチです!
奥のケーキは福島県産さちのかとチョコクリームのタルト。スポンジ、ガナッシュ、クリームとチョコレートのコク深い三重奏が楽しめます。ほど良い甘さは甘酸っぱいさちのかとも相性が良く、ぺろりと食べれてしまいました。

また、ケーキについてくる福島県産桃のジュースも、濃厚ながらすっきりとした後味です。食後にぴったりの温かいコーヒーや紅茶はアテンダントさんが席までサーブしてくださいます。冷たい飲み物は1号車のカフェカウンターでセルフサービスとなっています。

1号車の様子

ケーキを楽しんだ後は、1車両全てがカフェカウンターになっている1号車へ行ってみましょう!こちらもカウンターや壁、扉などが会津塗の質感を表現した艶のあるブラックのインテリアで統一されています。カフェカウンターにはドリンクバーが設置されているので、自由に利用できるカウンター席で飲み物を飲んで、景色を眺めながらゆっくり寛ぐことができます。また、車内でしか購入することが出来ないフルーティアオリジナルグッズも必見です。
福島県ならではのお菓子
車窓を見ながらくつろげるカウンター

「フルーティアふくしま」限定!レトロモダンな制服

フルーティアふくしまでは、アテンダントさんの制服にもこだわりが。シャツには「Fruitea」の刺繍、エプロンの胸元には、オリジナルロゴマークが入っています。また、制服全体に車両のカラーを取り入れており、車内の雰囲気やコンセプトにマッチした制服が印象的です。喫茶店のウェイトレスさんのようですね!
黒・ゴールド・赤の車両カラーを取り入れた制服
左腕部分には「Fruitea」の刺繍

会津若松駅ではお見送りも!

途中停車駅の会津若松駅では、駅員さんが手作りの横断幕を持ってお見送りをしてくれました。これには、車内のお客さまも大喜び。みなさまいっせいにカメラを向けていらっしゃいました。

また、車内で車掌さんに声をかけると、かわいいスタンプ付きの乗車証をもらうことができます!フルーティアふくしまと、ばんえつ物語と思しきSLの姿も見える豪華な乗車証です。旅の記念にぜひ、持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
※乗車証は数量限定です。
会津若松駅のみなさん
記念にもらえる乗車証

終点の喜多方駅で下車

楽しかった約2時間の列車旅もそろそろ終了です。12:00ちょうどに喜多方駅に到着しました。喜多方駅の駅舎は、レトロな雰囲気が印象的な煉瓦造りになっています。
喜多方駅ホームの横断幕
今もなお約4000棟もの多種多様な蔵が現存している喜多方市は、「蔵のまち」として広く知られています。なかでも注目したいのは、煉瓦造りの蔵です。蔵だけでなく、市内では塀やトンネルなど、多彩な煉瓦造りの建築物を目にすることができますよ。多数の煉瓦建築物が現存している地域は全国的にも珍しく、その色合いの美しさや建築技術は必見です。つまり、喜多方は「蔵のまち」でもあり、「煉瓦のまち」でもあるのですね。
煉瓦造りの喜多方駅舎
そんな美しい煉瓦の色彩は、厳しい冬の凍害を防止するために表面に釉薬(ゆうやく)をかけて焼成することで生まれるそうです。登り窯で焼成するために、窯の温度・釉薬の濃淡・酸化の具合などの違いで出来上がりの色が変化し、喜多方独特の風合いになるのだとか。

そんな煉瓦をゆっくり見て堪能できる場所が、駅の近くにありました。

喜多方駅の目の前!純喫茶「珈琲専門店 煉瓦」

喜多方駅の目の前には、近代化産業遺産に認定された煉瓦造りの建物がありました。こちらは喫茶店で、明治初期に建てられた米蔵を改装し、昭和51年から「珈琲専門店 煉瓦」として営業しています。外観も内装もレトロな雰囲気たっぷりで心が踊ります!様々なメニューがありますが、飯豊山の伏流水を使い、8時間以上かけて水出ししたダッチコーヒーがおすすめです。
珈琲専門店 煉瓦
壁の煉瓦が美しい店内の様子

▼「珈琲専門店 煉瓦」の詳細はこちら

喜多方の街並み

一息ついたらさっそく、喜多方の街を散策してみましょう。素朴ながらもどこか懐かしい、蔵の立ち並ぶ街並みを歩いていきます。 
歴史を感じる何気ない風景
喜多方では、市街地のみならず集落にも様々な蔵が存在し、人々の生活の一部として根付いてきたことが伺えます。良質な水と米の産地なので、酒や味噌・醬油などの醸造業が盛んで、その営む場として蔵が数多く建てられたそうです。湿気が少なく耐火に優れた蔵の利点が、醸造業にぴったりだったのですね。
どっしり重厚な建物が続く通り

ネコ好きにはたまらない!会津漆器も購入できる「木之本漆器店」

喜多方駅から徒歩約7分の場所にある「木之本漆器店」では、フルーティアふくしまのベースとなった会津漆器が購入できるほか、お店の二階にあるギャラリーには、かわいいネコの「桐のこ人形」が展示されています。桐のこ人形とは、会津桐の木片をラーメン粉(小麦粉)粘土に練り込んで手びねりで形作ったものです。喜多方と言えば喜多方ラーメンが有名ですよね。様々な表情の約450匹のネコたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
様々な会津漆器
金魚すくいをする桐のこ人形のネコたち

▼「木之本漆器店」 の詳細はこちら

レトロを満喫するなら「フルーティアふくしま」で喜多方へ!

いかがでしたか?今回はレトロ感・会津らしさが溢れる列車「フルーティアふくしま」や、喜多方駅周辺のおすすめスポットをご紹介しました。移動時間も観光気分を味わえる観光列車「フルーティアふくしま」ならではの魅力をぜひ体感してみてくださいね。

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のってたのしい列車予約サイト

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