2026年版!秋田・男鹿の冬といえば【なまはげ柴灯まつり】

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画像提供:男鹿市
63回目をむかえる「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、秋田県男鹿市の真山神社で行われる男鹿の冬を代表する祭りとして1964年に始まり、毎年2月の第2土曜を含む金・土・日の3日間開催されており、2026年は2月13日(金)~15日(日)に開催されます。このまつりは、900年以上前から毎年1月3日に真山神社で行われている神事「柴灯祭(さいとうさい)」と、民俗行事「男鹿のナマハゲ」を組み合わせた冬の観光行事です。

男鹿のナマハゲとは?

「ナマハゲ」は古くから伝わる伝統行事で、男鹿半島の各地で行われています。もともと旧暦の1月15日に行われていましたが、昭和に入ってから新暦の12月31日になりました。それぞれの集落の青年たちがナマハゲに扮して「泣く子はいねが―、怠け者はいねが―」などと大声で叫びながら、地域の家々を巡ります。この行事は今も男鹿市内の約80もの集落で行われています。面や衣装、持ち物、所作などは集落ごとに違います。ナマハゲを迎える家では、昔から伝わる作法により料理や酒を準備して丁重にもてなします。男鹿の人々にとってナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす年の節目にやってくる来訪神です。1978年に「男鹿のナマハゲ」として国重要無形民俗文化財に指定され、さらに2018年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
ナマハゲ行事イメージ 画像提供:アキタファン

ナマハゲの由来

ナマハゲの語源で有力な説は「ナモミはぎ」。囲炉裏で長時間暖を取っていると、手や足に火斑が付きますが、昔はそれを「ナモミ」と呼んでいました。ナモミは何もしない怠け者の象徴で、ナモミを剥ぎ取ることで戒める言葉が訛って「ナマハゲ」になったとされています。汚れや古いものを剥ぎ取ることで、厄を落として新年を迎える招福の意味も込められているようです。
なまはげ面 画像提供:アキタファン

なまはげ柴灯まつりってどんな祭り?

男鹿温泉郷の冬場の観光を盛り上げようと企画した「雪まつり」を北浦湯本にある星辻神社で行ったのが始まりで、真山神社で行われている「柴灯祭」を取り入れたとされています。第1回~第3回までは、星辻神社で行われ、その後観光客が増えたため舞台を真山神社に移し、現在に至っています。1974年、豪雪のため真山神社の除雪が追い付かず、星辻神社での開催となったことがあるものの中止になったことは一度もないそうです。

なまはげ柴灯まつりは鎮釜祭・湯の舞から始まります。その後、なまはげ入魂があり、なまはげに扮する若者達が参道入口の石段にて神(しん)の入った面を授かり身につけます。この儀式で若者達はなまはげと化し山へ戻って行きます。再び下山してくる間、境内では様々なイベントが行われます。
なまはげ入魂の儀式 画像提供:男鹿市

なまはげ太鼓

なまはげが再び下山してくる間、境内でのイベントで「なまはげ太鼓」を披露します。「なまはげ太鼓」は「ナマハゲ」と「和太鼓」を組み合わせた男鹿の郷土芸能。「家内安全」「五穀豊穣」などを願い演奏されています。とても迫力があり、その演舞に見入ってしまうこと間違いなしです。
なまはげ太鼓 画像提供:男鹿市

なまはげ踊り

他にも「なまはげ踊り」も観賞できます。「なまはげ踊り」は1961年に秋田が生んだ現代舞踏家・故石井漠氏が振り付け、息子の作曲家・石井歓氏が曲をつけた踊りです。勇ましい踊りをぜひご覧ください!
なまはげ踊り 画像提供:男鹿市

なまはげ柴灯まつり実行委員会から見どころ紹介!

なまはげ柴灯まつり実行委員会がおすすめする見どころは、まつりのクライマックスで行われる「なまはげ下山・献餅(けんぺい)」です。松明をかざしたなまはげが雪山の闇の中から観客のもとに降り、境内を練り歩き「献餅(けんぺい)」が始まります。

「献餅(けんぺい)」は、神に献ずる護摩餅を神の使者ナマハゲに進ずる儀式です。神官の捧げる柴灯火で焼かれた大餅には神力が宿り、容易に触れることができません。ようやく護摩餅を手にしたナマハゲは、神の元へ帰って行きます。

なまはげは、稲わらでできた「ケデ」という衣装をまとっています。ケデから落ちたワラは、魔除けになる・縁起が良い・病気をしない・健康になるなどのご利益があると考えられているため、自然に落ちたわらを拾い持って帰る方もいます。ケデから引っ張り取ったわらはご利益がありませんのでご注意ください!
山から降りてくるナマハゲ 画像提供:男鹿市

なまはげ柴灯まつり入場事前申込は2025年12月1日より受付開始!

入場は事前申込制となっております。当日会場にて現金でのお支払いはお受けできませんのでご注意ください。
入場事前申込は、特設サイト内の事前申込フォームから申し込みが可能です。
なまはげ柴灯まつりイメージ 画像提供:アキタファン
なまはげ柴灯まつり公式HPはこちら

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