秋田・仙北市の夜空を巨大な紙風船が舞う【上桧木内の紙風船上げ2026】

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月と紙風船
雪景色の上桧木内に、色鮮やかな巨大紙風船がゆっくりと夜空へ舞い上がる…。
秋田県仙北市で毎年2月に開催される「上桧木内の紙風船上げ」は小正月を代表する冬の絶景イベントとして全国から多くの人が訪れる人気行事です。灯りをまとった紙風船が生む幻想的な光景は、訪れる人々の心にも温かな希望を灯します。

上桧木内の紙風船上げについて

「無病息災」や「五穀豊穣」「家内安全」などその年への願いを込めて、武者絵や美人画などが描かれ、灯火をつけた巨大紙風船(大きなもので12メートル)60個ほどが、真冬の澄んだ夜空に舞う小正月行事です。
この行事の歴史は100年以上になりますが、この行事の始まりを書きとめたものはありません。伝説では、江戸時代の科学者である平賀源内が、銅山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたと言われています。
花火と紙風船

巨大紙風船の作り方

紙風船は近年、巨大化が進み従来の半紙ではなく、幅1メートルほどの業務用和紙を貼り合わせて作っており、長さ3メートルから8メートル、大きいものでは12メートルに達する巨大な紙風船もあります。打ち上げ本番の約2ヶ月前から上桧木内の8つの各地区ごとに住民が総出で制作作業にあたり、和紙の裁断から絵柄の選定、これらを子供から年配者までが共同であたり、最終的に合計60個ほどの大小さまざまな紙風船が仕上がります。
描かれるのは武者絵や美人画が多い 画像提供:アキタファン

一斉に夜空に浮かぶ紙風船

いよいよ紙風船が夜空へ上がります!!たくさんの人達の願いがこもった紙風船が、夜の空へゆっくりと上って行く様子は、とても幻想的です。お祭りの最初と最後には一斉に紙風船が上がり、大勢の観光客がカメラを構えます。星空の彼方に消えていく幻想的な光景は冬蛍とも呼ばれているそうです。
大小様々な大きさの紙風船がいっせいに上がります!画像提供:アキタファン

昼紙風船について

昼紙風船はまだ明るい夕方に差し掛かる時間にあがります。雪景色と紙風船の幽玄な組み合わせは、夜の幻想的な雰囲気とはまた違い、素の姿を感じやすい時間帯です。また、夜の一斉打ち上げは大勢の人が訪れますが、昼紙風船は混雑も少なく、地域の方々の作業をリアルに感じることができます。
2025年の昼風船の様子
「上桧木内の紙風船上げ」の公式ホームページはこちら
開催日時:2026年2月10日(火)
会場:西木町紙風船広場(秋田内陸線上桧木内駅から徒歩7分)

詳細は公式ホームページよりご確認ください

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