国立アイヌ民族博物館 第8回テーマ展示「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」を開催中!

  • 北海道
  • 食べる
皆さまこんにちは。北海道通信部です。
今日ご紹介するのは、国立アイヌ民族博物館で現在開催中の第8回テーマ展示「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」です。「ウイマㇺレプンカ」はアイヌ語で「舟で海を越えて交易に行く」という意味です。
17世紀~19世紀、北海道や樺太(今のサハリン)、ロシア極東地域の先住民族の間では、サンタン交易と呼ばれるネットワークを通じてさまざまなものを流通させ、「北東のアジアのシルクロード」と呼ばれていました。

第一章 サンタン交易とは?

重要文化財 カラフトナヨロ惣乙名文書(ヤエンコロアイヌ文書)(北海道大学附属図書館蔵)
サンタン交易とは、17世紀から19世紀にかけて、現在のサハリン(日本名樺太)からアムール川下流域にかけての地域で行われた交易活動のことを指します。
サンタン交易でもたらされた代表的なものには、中国の官服で蝦夷錦(中国本土産の絹のこと)で作られたサンタン服や反物類です。今回の展示では、これらを中心にガラス玉や銭貨、アイヌ文化にもたらされた中国製品とほかの先住民族との交流について紹介しています。現在、カラフトナヨロ惣乙名文書は、北海道大学附属図書館に所蔵されており、清朝がアイヌに朝貢を促した文書と日本側の文書のことです。中国側4通、日本側9通の計13通から成り立っています。

第二章 蝦夷錦を運んだ舟と橇(そり)

イタオマチㇷ゚ 板綴舟(模型)/(国立アイヌ民族博物館蔵)

サンタン交易で使用された舟と橇は蝦夷錦・サンタン服を運んでいました。
展示では、そのルートの現在の様子もご紹介しています。

第三章 色いろな蝦夷錦・サンタン服

笏入れ(国立アイヌ民族博物館蔵)

衣装として残る蝦夷錦や衣服以外の形で作られた蝦夷錦、そして古文書や絵画に記録された蝦夷錦を紹介します。

第四章 ガラス玉と銭貨

ニンカリ 耳飾/(国立アイヌ民族博物館蔵)

サンタン交易を通じてもたらされた首飾や装身具を通してアイヌ文化に取り入れられたガラス玉とそれらの役割を紹介します。

休館日は月曜日(祝日または休日の場合には翌日以降の平日)です。
・4/28(月)・5/5(月)・5/6(火)は開館いたします。
・5/7(水)は休館いたします。
会場は、国立アイヌ民族博物館(ウポポイ内)2階特別展示室です。
主催:国立アイヌ民族博物館
開催協力:市立函館博物館
後援:公益社団法人北海道アイヌ協会、北海道新聞社
協力:
厚岸町教育委員会、釧路市中央図書館、釧路市立博物館、国立公文書館、浄応寺、東京国立博物館、東京大学史料編纂所、函館市中央図書館、北海道大学附属図書館、北海道立函館美術館、松前町教育委員会、立教小学校、相原秀起氏、池田留美子氏、小田寛貴氏、中村和之氏
画像提供:国立アイヌ民族博物館

好きな列車と宿を組み合わせておトクに旅行しよう!

自分だけのオリジナル旅行が作れる

「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」は、列車と宿を自由に選べてまとめて一度に予約ができる、Web販売限定の価格変動型個人旅行商品です。予約のタイミングや条件によってはおトクになることも♪予約は、最短で出発当日でもOK!旅行だけでなく、出張やワーケーションにもおすすめです。さらに日帰りプランもご用意!予定や目的に合わせて、あなただけの旅をお楽しみください。

▼詳細はこちら

列車+宿「北海道エリア」のご予約は【JR東日本びゅうダイナミックレールパック】で
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事
関連記事