岩手の秘境で洞窟アドベンチャー!【滝観洞(ろうかんどう)】へ行ってきた

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洞窟アドベンチャーのゴール。この絶景を見るにはかなりの覚悟が必要
東北新幹線の新花巻駅から釜石線で約2時間。民話とジンギスカンで有名な遠野の先にある上有住(かみありす)駅。「アリス」という名前とは少しイメージ違う感じの山の中の無人駅。ここ上有住駅からほんの2分ほど歩いたところにある、穴場感満載の観光スポット「滝観洞(ろうかんどう)」に*and trip.編集部が行ってきました。当日の体験レポートを臨場感たっぷりでご紹介します。こんなところに洞窟が?と思いますが、ここから立派なアドベンチャーが始まります!
一見何もない秘境の無人駅「かみありす」

え!ヘルメット必須!?「観光じゃなくてアドベンチャーです」

2024年4月にリニューアルオープンした立派な観光センター「おらいの滝観洞」で受付を済ませます。「通常コース」「冒険コース」「探検コース」の3つのコースからレベルに合ったコースを選びましょう。今回は、「通常コース・レベル1」(入場料1100円)のアドベンチャーに挑戦!
ヘルメット必須です
私のリュックを見た係の人が「あ、そんなの背負って入れません」ときっぱり。さらに「ヘルメット必ずかぶっていただきます」「最初のうちずっと頭ガンガンぶつかりますのでお気をつけてください」と繰り出される言葉に、気楽に映え写真を撮りに来ただけの私の心はドキドキが増していきます。「まあ、観光じゃなくてアドベンチャーですから」と来た人みんなに笑顔で伝える係の方。ここまで来たら行くしかありませんね。荷物を預け、ヘルメットかぶり、スマホは自撮り棒にセットして出発します。
リュック背負って入れないらしい(無料で預かってくれます)

いざアドベンチャーに出発!案内どおり最初から「ゴツゴツゴツ」

受付の後ろの橋を渡るとそこには、とても狭そうな洞窟の入口が。「最初はずっとかがんで進みますのでお気をつけて」という案内がありましたが、早速その意味を実感!ストレッチも準備体操もしてないけど大丈夫かな…と不安になりつつ、いよいよ中へ。ほぼ完全に前屈姿勢で、そのうちしゃがみ歩きしながら進みます。
ここがアドベンチャーの入口
滝観洞を単なる洞窟と思ってはいけないです。写真を撮る、という使命も果たさなければならないですが、ちょっと進んだら盛大に「ゴツゴツゴツ」とヘルメットが壁面にあたる音が鳴ります。ヘルメットが無かったら入口3mでギブアップしてしまいそう…
前屈しながら進みます。ちょっと気を許すと頭をゴツゴツゴツ…とやられます
有名なホラー映画のロケ地にもなったらしい。祟りが起きそう…!?

想像以上のアドベンチャー!これは洞窟のフィールドアスレチック

きちんと道のように舗装されていたのは最初だけ。あとはまさに洞窟の岩場の中を伸びたりかがんだりしながら進んでいきます。「これはどうやって行けばいいんだ」と思わず悩む難所の数々。無事ゴールしたい!という達成意欲がふつふつと沸いてきます。「観光じゃなくてアドベンチャー」と言われるのも納得です!
難所の数々。足元も頭上も注意

ついに「滝」に到着!洞窟アドベンチャー制覇!

洞窟アドベンチャーに興奮しながら前進すること約30分、奥から清々しい滝の音とブルーの美しい光が。ついにゴールの「滝」(名はない)に到着!達成感満載です!
奥から滝の音とブルーの光が。いよいよアドベンチャーもゴール
いよいよアドベンチャーもゴール!とは言いつつ、よく考えたら当然来た道を戻らなければいけないですね。絶景を写真に収め、いっぱい深呼吸してマイナスイオンをカラダに納めたら、再び気を引き締めて洞窟歩き。ご褒美が欲しい…などと気を抜いているとまた頭に「ゴツゴツゴツ」。最後はまた前屈状態で狭いところを抜けて洞窟をなんとか脱出。約1時間のアドベンチャーでした。

ご褒美のお食事も楽しもう

受付のある観光センター「おらいの滝観洞」2Fにはお食事処があります。流しそうめんならぬ「流しそば」や地域の特産品を使用したお食事がいただけます。私は残念ながら列車の時間が迫っていたので、お食事は断念。代わりに盛岡へ出てわんこそばを食べるのもいいですね。
受付のある観光センター「おらいの滝観洞」。お土産もあります
2Fのお食事処では「流しそば」がいただけます

観光列車「ひなび」でも滝観洞へ行けます

花巻駅と釜石駅を結ぶ釜石線には、観光列車「ひなび」も週末を中心に運行しています!「ひなび」は今回訪れた「滝観洞」の最寄駅である上有住駅も停車します。運行日や詳しい停車駅などの詳細は、JR東日本公式HPをご確認くださいね。
ぜひ「滝観洞」の洞窟アドベンチャーに加えて盛岡や遠野など、周辺の観光地と組み合わせて旅を計画してみてはいかがでしょうか。
取材日:2025年4月27日
観光列車「ひなび」
観光列車「ひなび」公式サイトはこちら
洞窟アドベンチャー【滝観洞(ろうかんどう)】 公式サイトはこちら

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