【鮮やかな風鈴が夏を彩る】熊野大社

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東北の伊勢・熊野大社
山形県南陽市宮内にある熊野大社は、日本三熊野のひとつに数えられ、「東北の伊勢」とも称される由緒ある神社です。大同元年(806年)に平城天皇の勅命により再建されました。熊野大社の入口として建つ大鳥居は圧巻で、そこを通り本殿に続く参道は、遮るものがないきれいな一本道です。そこから熊野大社へと神秘的な空間が広がります。
熊野大社の大鳥居

暑さを忘れる美しい鈴の音

夏の熊野大社では、石段を登るとたくさんの風鈴が迎えてくれます。熊野大社では、6月から9月にかけて風鈴が飾られます。夏の暑さの中でも、風に揺れる風鈴の音が熱気を和らげてくれるように感じられます。
この風鈴は、「風の音ふうりん」と言い、ご奉納をすることができます。
自身の願いとともに境内にお祀りします。奉納した証として「風の音ふうりん」の限定御朱印のお渡しも行っているそうです。暑い夏に揺れる風鈴に願いを込めて、ご自身の想いを風の音色にのせてみてはいかがでしょうか。
風でなびいている色鮮やかな風鈴

日本を代表する拝殿

熊野大社の拝殿には、茅葺屋根を用いた山形県独自の建築様式が採用されており、県内最古の茅葺屋根建築ともいわれています。他の社を参拝する前に、こちらでしっかりお参りをしていきます。
存在感に圧倒される拝殿

三羽のウサギで願いが叶う?!三羽のウサギを見つけよう!

拝殿にお参りしたあとは、左手側から本殿の裏手に回ってみてください。見上げると、そこには精巧に施されたさまざまな彫刻が目に飛び込んできます。その中には、ひっそりとウサギの彫刻が隠されております。
いつ頃か定かではありませんが、彫刻の中からウサギを3羽見つけた人の恋や願い事が成就したことから、『3羽のウサギを見つけた人は願いが叶う。』と言い伝えられるようになりました。2羽までは、どうにか見つけることが出来るのですが、3羽目を見つけることはなかなか難しいことで有名です。しかし、最後のウサギの場所を人に伝えたり、聞いてしまうと願いが叶わなくなってしまうそうなので要注意です。
また、熊野大社の中心には「イザナキノミコト」と「イザナミノミコト」というご夫婦の神様が祀られています。日本最古のプロポーズにまつわる神話が残されており、日本で初めて結ばれたご夫婦の神様のため、縁結びの神様としても知られています。その他にも熊野大社では、様々なご利益のある30柱の神様が祀られています。自分と向き合い、今の自分に必要な神様と出会えるかもしれません。
うさぎはどこに隠れているかな?

時代と共に歩んできた銀杏の木

熊野大社入口には樹齢900年を超える歴史を持つ大きな銀杏の木があります。源義家は、この銀杏の木に必勝の誓願をしたと言われています。黄色く色付いた銀杏の葉が舞い落ちることで、地元の方は毎年冬の訪れを感じるそうです。
11月の数日は、境内の夜間参拝に合わせて、銀杏の木のライトアップも予定されているため、いつもと違った夜の中の銀杏の木を味わうことができます。
背景とのコントラストが美しい銀杏の木

お参り後のひととき

photo:isaonegishi
お土産にお一ついかが?

参拝が終わったら、是非、授与所に行きお守りや御朱印を見てみましょう。熊野大社には、可愛らしい願い守りが沢山あります。先程の話にもあったウサギをモチーフにした「結(ゆわ)ひうさぎ」や「叶う守り」、御朱印にもウサギが施されているものがあります。
そのほかにも「風の音守り」と呼ばれる鈴のお守りがあり、目で見るだけでなく、耳でも風情を楽しむことができます。家族や大切な方、そして自分へ、願いを叶えるお守りを持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

1000年近く町を照らし続けてきた「熊野大社」ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか

熊野大社の情報はこちらから(ホームページ)

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