太宰治ゆかりの地 【かなぎ元気村かだるべぇ】で鮭の寿司作り体験

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青森の郷土料理「鮭の寿司」
みなさんは、青森の郷土料理「鮭の寿司」をご存じでしょうか?鮭、キャベツやもち米、タケノコや人参、生姜などを漬けたもので、鮭の飯ずし(さけのいいずし)と呼ばれている地域もあります。津軽地方ではよく食べられており、青森県民には馴染み深い食べ物です。食べたことはあるけど作ったことはないという方や、そもそも「鮭の寿司」ってなに?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、青森県五所川原市金木町にあるかなぎ元気村『かだるべぇ』で「鮭の寿司作り」を体験してきたので、ご紹介いたします!

奥津軽をまるごと体験できるかなぎ元気村『かだるべぇ』

リフォームしてかなぎ元気村『かだるべぇ』として営業
この「旧傍島家住宅」(きゅうそばじまけじゅうたく)は、建築年が明治4(1871)年と太宰治記念館「斜陽館」よりも 古い上、旧士族であり旧津島家とは姻戚であることからも、文化価値が高く保存・活用すべき 建物であると考え、一般社団法人かなぎ元気村が活用しています。
青森県内有数の大地主だった津島家の財政基盤・政治基盤を支えた旧津軽藩士、傍島家住宅をかなぎ元気村『かだるべぇ』としてリフォームし、現在は青森県五所川原市金木地区の昔ながらの生活や文化、地域の伝統技術や自然環境を体験できる交流施設として営業しています。

太宰の恩師の家「旧傍島家」

この古民家を所有していた傍島家は、津軽藩祖為信公(つがるはんそためのぶこう)に仕え関ヶ原の戦いで武勲を挙げ、幕末まで津軽藩の学者として学問所を預かり、代々文武両道をもって津軽藩に尽くした家柄。津軽藩祖為信公の家臣にして為信津軽統一の平定作戦には各地の城攻に軍忠を尽くし、慶長5年9月の関ヶ原の戦いに 徳川方に味方した為信に従った傍島正澄は、大垣城攻略に際し際立った軍功をあげています。(『金木郷土史』より)

旧津島家(太宰治生家)に津島修治(太宰治)の従姉、ふみが嫁いだことによって縁戚となり、 当主津島源右衛門氏とは極めて親しい間柄となりました。さらに、子息正守氏は教育者として津島修治(太宰治)の恩師であり、よき理解者でもありました。現在地 には太宰自身がよく遊びに行っていたそうですよ。

いざ青森の郷土料理「鮭の寿司」作りにチャレンジ!

待ちに待った「鮭の寿司」作りに挑戦です♪初めてで緊張しましたが、体験の流れや作業工程はスタッフの方が優しく丁寧に教えてくれました!まずは鮭の寿司作りの大まかな流れを説明してもらいます。

「鮭の寿司」は基本的に2日にわたっての作業が必要となります。1日目は「鮭の寿司」に欠かせない、鮭やキャベツを酢につけたり、塩漬けにする作業をします。2日目にはもち米を柔らかめに炊き酢で味をつけ、人参、タケノコ、生姜、1日目に準備していた鮭、キャベツを樽のなかに重ねながら敷き詰めていきます。
母屋にある調理場
さっそく鮭の下準備からスタートです。鮭は食べやすい大きさで均等になるように、慎重に切っていきます。あまり薄く切りすぎると重しをのせた時に崩れてしまうので、少し厚めに切るのがポイント!続いてキャベツを袋の中に一口大にちぎっていき、塩一つまみと水を入れよく揉みこんでいきます。

他にも工程はあるそうですが、前日に行う工程の体験はここまでとなります。
鮭は全解凍すると身が壊れやすくなるので半解凍の状態で切るのがポイント
酢に漬けて一晩ねかせます
キャベツは一口大にちぎります
袋に入れてしっかり揉みこむ!
前日に塩漬けしたキャベツと、千切りにした人参・生姜を混ぜ合わせ、キャベツ・もち米・鮭・人参、生姜の順番で樽の中にミルフィーユのように重ねていくと…ついに完成!と言いたいところですが…なんとここから1日~2日ほど漬けたものが最も美味しいということなので、体験終了後に、かなぎ元気村のスタッフの方が事前に作ってくれていた「鮭の寿司」をいただきました。
具材をミルフィーユのように重ねて
重ねたらぎゅっと押し込んで完成
酢の酸味がきいた鮭やもち米、シャキシャキ食感のキャベツがアクセントになって食べる箸が止まりません!地元のスタッフの方とお話をしながら、地元の郷土料理を実際に作って食べられる体験は、実際に青森に住んでいる私たちでもなかなか出来ない貴重な体験となりました。
味が染みていて美味しい♪

他にもいろいろな体験が楽しめる!

自分好みの体験が見つかります!

古民家での体験はほかにもあります!ひばコースター作り・青森の郷土料理けの汁作り・ピザ作り、草木染・昔スイーツ作りなどの体験を行うことができます。また、スノートレッキングやテント泊体験・縄文体験などのアウトドア体験も行っています。

古民家でのんびり宿泊体験

こちらの施設では、築150年の古民家で夢ののんびり田舎暮らしを体験ができることも魅力の1つです。2食付き1棟貸しが基本となっており、囲炉裏を囲んでの食事や畑の収穫(7月ー10月)、先ほどご紹介したさまざまな体験を一緒に楽しむこともできます!
大きな囲炉裏が魅力的です♪
裏庭にあるキャンプサイト①
裏庭にあるキャンプサイト②
古民家の裏庭にあるキャンプサイトでは、貸出しているテントを使ってキャンプしたり、BBQ(要事前相談)も楽しめますよ!人工の明りがなく月明りや星空などの自然を感じられる、普段とは一味違う旅が体験できます。かなぎ元気村での旅は最高の思い出になること間違いなしです♪
かなぎ元気村「かだるべぇ」公式HPはこちら

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