加賀藩が育んだ文化の奥行きへ。金沢と高岡でめぐる加賀前田家の美と技~金沢編~
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今回紹介するスポットは、加賀藩前田家によって開かれた石川県金沢市と富山県高岡市。当時の文化が脈々と受け継がれる両市をめぐる旅です。北陸新幹線では1駅(約13分)、車でも1時間弱という2つのまちの名所を訪ね、両市の深いつながりを紐解いていきます。さまざまで意外な共通点も見付けていく、興味深い歴史とグルメの旅に乞うご期待。
それでは優雅で力強い武家文化が花開くまち、金沢をご紹介します。
金沢の紹介
3代前田利常は、高名な茶人を招き茶道具を収集。京都や江戸などから工芸の大家や職人を集め金沢に住まわせました。さらに文化振興策は武士だけではなく、庶民にまで奨励したため、着物の加賀友禅、茶道具の金沢漆器や金箔、九谷焼、和菓子などが、今日に伝わる伝統工芸に発展。優雅な百万石文化が花開いていったのです。
・金沢市内はボランティアガイドの「まいどさん」が案内してくれます
江戸時代へタイムスリップ「長町武家屋敷跡」
金沢は能楽が盛んで「謡いが空から降ってくる」との言葉があり、庭師が木の上でも謡いを楽しんだというほど、武士も庶民も文化に親しみました。武家屋敷の松に登り、職人が剪定しながら機嫌良く謡いを口ずさむ姿が垣間見えるようです。
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●所在地
石川県金沢市長町1丁目3−12−2
●アクセス
金沢駅より路線バスにて「香林坊」バス停下車後、徒歩約5分
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※画像はすべてイメージです。
前田利家と正室まつを祭る「尾山神社」
境内には長い槍を携え、矢を防ぐための母衣(ほろ)を背負った勇ましい利家の像も。傍らには内助の功で利家を支えた、まつの像も並びます。尾山神社の境内は通り抜けができ、奥に歩けば金沢城公園の鼠多門口にたどり着けます。
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●所在地
石川県金沢市尾山町11-1
●アクセス
金沢駅から路線バスにて「南町・尾山神社」バス停下車後、徒歩約3分
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前田家の居城「金沢城公園」
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●所在地
石川県金沢市丸の内1-1
●アクセス
金沢駅より路線バスにて「兼六園下・金沢城」バス停下車すぐ
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上品な味わい金沢おでん「鏑木食堂 武家屋敷店」
そこでお昼のおすすめは、近年人気の金沢おでん。鰹や昆布から丁寧に出汁を取った金澤おでん定食は、大きな車麩や加賀野菜の源助大根、キュートな赤巻きかまぼこなど、金沢ならではのおでんダネばかり。季節に応じて食材も変わり、その時期ならではの味わいを楽しめます。
いただくのは長町武家屋敷跡、古民家を利用した金沢らしい建物。文化2年(1805)に開業した九谷焼を扱う商家、鏑木商舗が手がける「鏑木食堂 武家屋敷店」です。
館内には九谷焼ショップと九谷焼で食事を楽しめる食事処を併設。庭園を見渡す食事処では定食のほかカフェメニューも楽しめます。
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●所在地
石川県金沢市長町1丁目3−16
●アクセス
金沢駅より路線バスにて「香林坊」バス停下車後、徒歩約5分
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1625年創業「加賀藩御用菓子司 森八本店」
「気温や湿度はもちろん、粉に触れる手の温もりまでが影響する繊細な菓子なんですよ」。そんな伝統菓子の体験コースが人気。優雅で至福のひとときを楽しめます。
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●所在地
石川県金沢市大手町10-15
●アクセス
金沢駅より路線バスにて「橋場町」バス停下車後、徒歩約1分
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高岡の紹介
また、高岡市はそれよりずっと以前、かつて越中国の国府があった地としても知られます。奈良時代に大伴家持が国守として高岡に赴任し、日本最古の歌集『万葉集』にこの地で詠んだ歌を多く残しています。
・高岡市内は今回、ボランティアガイド「あいの風」が案内してくれます。
▼ 高岡編の記事はこちらから
加賀藩前田家が治めた金沢と高岡
同じ前田家が築いた両市には共通点が多く残り、往時の町並みをはじめ、伝統工芸や食の豊かさ、前田家が作庭した兼六園や古城公園、金沢の百万石文化の華やかさと高岡の御車山の豪華な祭礼などなど。
町歩きをすることで共通点や両市の違いなどを発見でき、興味深い加賀百万石の遺産に遭遇。いつまでも心に残る文化の薫りに満ちた旅を楽しめます。