福島・会津の【芦ノ牧温泉駅】で「ねこ駅長」さくらがお出迎え

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芦ノ牧温泉駅の「ねこ駅長」 提供:会津鉄道
福島県にねこの駅長が働いている駅があることをご存じですか?ねこ好きの方なら一度は訪れたい、会津若松市にある会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の、「ねこ駅長」をご紹介します。現在、駅長を務めているのは「さくら」さん。
「さくら駅長」 提供:会津鉄道

初代駅長「ばす駅長」

芦ノ牧温泉駅が、ねこがいる駅になったのは1999年6月。保護したねこを地元の小学生が連れてきたことがきっかけなんだそう。アニメ映画「となりのトトロ」のネコバスに走り方が似ているので「ばす」と名付けられ、お客さまをホームでお見送りする愛らしい姿が評判になり、2008年4月に名誉駅長に就任しました。
たくさんのお客さまが「ばす駅長」から元気と癒しをもらっていました。しかし、2011年の東日本大震災後、ピタッとお客さまが来なくなりました。「ばす駅長」は、そんな大変な時でも駅員さん達にそっと寄り添い、芦ノ牧温泉駅をしっかり守ってくれていたそうです。
「ばす」元駅長 提供:会津鉄道

2代目は「らぶ駅長」

その後、「ばす駅長」が高齢になったため補佐役で「らぶ」さんが加わり、時には優しく、時には厳しく?な指導で一人前に育て上げられ、2015年12月に「らぶ」さんは2代目名誉駅長を引き継ぎました。「らぶ駅長」は訪れるお客さまの癒しとなってくれるだけでなく、業務を着実にこなしていたそうです。ホームを隅々までチェックしたり、車両の下にもぐったり、レールの上を歩いたり、猫草バイキングを楽しんだり♪
「らぶ」前駅長 提供:会津鉄道
指導役を務めた「ばす」さんは、2016年に永い眠りにつかれました。年齢は18歳で、人間でいうと100歳を超えるご長寿だったそうです。そして2022年、「らぶ」さんも天国へ旅立ちました。駅の敷地内には、「ばす」さんと「らぶ」さんの眠るハナモモの木があり、今でも多くの「ねこ駅長」ファンが手を合わせにやってきます。
ハナモモの木の下 提供:会津鉄道

現在の駅長「さくら駅長」

2代目駅長「らぶ」さんの後任は、妹の「さくら」さん。2023年11月に3代目名誉駅長に就任しました!約1年の駅員見習いからアテンダントに昇進、成長ぶりが認められて駅長の就任になったとのこと。当初は、マイペースであまりお客さまと触れ合わない、気ままな性格な「さくら」さんに不安もあったようですが、「ねこ駅長」としての出勤にも徐々に慣れてきた様子です。駅長として列車のお見送りや、駅員さんたちの業務を見守ります。お昼寝タイムも欠かせません。
列車のお見送りをする「さくら駅長」 提供:会津鉄道

写真・動画撮影はお控えください

こんなかわいい「ねこ駅長」がいると、撮影したくなってしまいますよね?しかし、初代ねこ駅長の「ばす」さんが、カメラのフラッシュで目を悪くしてしまったため、動画を含むすべての撮影は禁止となっています。ルールを守って「ねこ駅長」の働く姿を見守ってあげてくださいね♪
お昼寝タイムの「さくら駅長」 提供:会津鉄道

退職後も愛される「ぴーち施設長」

実はもう1匹、芦ノ牧温泉駅にはみんなから愛されるねこがいます。その名も「ぴーち」さん。2017年10月より芦ノ牧温泉駅の「施設長」として出勤をしていました。お兄ちゃんである「らぶ」さんに似て、マイペースに勤務をこなしていたそうです。アトピーの治療に専念するため、2020年3月に施設長から退任しましたが、現在もお誕生日などのイベント開催時に遊びに来ることも。運が良ければ「ぴーち」さんにも会えるかもしれません。
「ぴーち施設長」 提供:会津鉄道

「ねこ駅長」に会いに、芦ノ牧温泉駅へ行こう!

芦ノ牧温泉駅 提供:会津鉄道
いかがでしたか?3代目となった今も、多くの人々に愛される、会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の「ねこ駅長」をご紹介しました。お伝えしたとおり、「ねこ駅長」の健康を守るため、写真撮影することはできません。ぜひ実際に芦ノ牧温泉駅へ足を運んで、愛らしい「ねこ駅長」の仕事ぶりを、ご自身の心のアルバムに収めてみてはいかがですか♪

会津若松市内の観光とセットでおすすめ「芦ノ牧温泉」

芦ノ牧温泉駅まで来たらぜひ、芦ノ牧温泉にも足を運んでみてください。芦ノ牧温泉は、千数百年前に開設されたとされ、その昔たどり着くのも困難だったため「幻の温泉郷」として伝えられてきました。現在は、会津若松市内で観光した後でも車で約25分でアクセスできるので、ご宿泊にも日帰り温泉にもぴったりです。

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