東京–金沢を結ぶ北陸新幹線ではE7系車両が活躍しています。車内の座席は日本の伝統文化と未来をつなぐという意味から「和の未来」をイメージ。洗練さと開放感から落ち着いた雰囲気が漂います。そのような車内で過ごす時間も思い出の一つとなるでしょう。
高崎駅を出発し、安中榛名駅から軽井沢駅へは連続した急勾配を走行していきます。この区間を運転士は速度が落ちないよう細心の注意を払い運転していき、運転台からはまるでジェットコースターに乗っているかのように思えます。山間のトンネルを抜けると人気の観光地、軽井沢駅に到着。車窓からもゲレンデやゴルフ場、多くの人で賑わうアウトレット、そして雄大な浅間山を目にすることができます。
続く佐久平駅、上田駅、長野駅まではトンネルの合間から見える千曲川沿いを走行していきます。上田駅からは上田城跡公園へ行ってみましょう。駅前では勇ましい真田幸村騎馬像が迎えてくれます。櫓門やお堀で歴史を感じ、千本桜やケヤキ並木で四季折々楽しめる美しい景勝地であります。
東京から1時間半余りであさま号の終点長野駅に到着します。新幹線乗務員がおすすめするお土産品は、「ふき味噌」。ふき味噌とはふきのとうを刻んで味噌とあえたものまたは炒めたものを言います。おすすめの食べ方はズバリON the Riceです。風味よくほろ苦いふきのとうの逸品をぜひご堪能ください。
今回は東京新幹線運輸区の新幹線乗務員が、北陸新幹線長野駅までの旅をご紹介しました。北陸新幹線をご利用の際は、どうぞお気軽に乗務員までお声かけください。心を込めてご旅行のお手伝いをさせていただきます。みなさまのご利用を心からお待ちしております。【協力:上田市マルチメディア情報センター、株式会社小川の庄】