【開国下田紅茶の茶畑と和紅茶テイスティング】~20代女子の気ままに下田ライフ⑥~

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和紅茶とケーキのセット
下田は「紅茶文化発祥の地」とされていることをご存知ですか?
下田に外国の紅茶が渡来したのは1856年。下田に来航した、初代米国総領事タウンゼント・ハリスが、江戸幕府の13代将軍・徳川家定に紅茶を献上したことが、始まりだと言われています。

その史実をもとに名付けられた「開国下田紅茶」
今回は「開国下田紅茶」の茶畑を見学し、紅茶とケーキで贅沢なティータイムを楽しみました。

開国下田紅茶とは

「開国下田紅茶」は下田市の地域活性化を目的とする「NPO法人下田にぎわい社中」が、下田市大沢にある市内唯一の茶畑を借り受け、無農薬で管理し、矢吹田茶葉を原料として製造されたものです。ほのかな甘みと香りが特徴。
開国下田紅茶

下田の山間にある茶畑へ

伊豆急下田駅から車で蓮台寺方面に向かうと、大沢地区という山間に茶畑があります。
丁寧に刈り込まれた茶畑は、「NPO法人にぎわい社中」のメンバーで刈り込み、施肥、草取り等の作業を行っています。
下田の山間・大沢地区
茶摘みが始まるのは5月中旬ごろから。
私が茶畑に伺ったのは4月上旬でしたが、お茶の新芽がすでに出始めていました。
4月の茶畑

茶摘みの様子

昨年の5月中旬に行った茶摘みの様子です。
茶摘みの様子
5月の茶畑
「茶摘みは終わりがない作業」と「NPO法人にぎわい社中」の方はおっしゃっていました。手摘みならではの錯覚で、摘んだ後も新しい芽が出てくるように感じるそうです。

茶摘みに参加されるお子さまも多いのですが、途中から山遊びや沢遊びに夢中になるそう。

「よろずカフェ らくら」

そんな茶畑から生まれる「開国下田紅茶」を楽しめる「よろずカフェ らくら」は 伊豆急下田駅から徒歩7分、みなと橋の目の前にあります。
稲生沢川に面しており、ブルーとピンクが映える可愛らしい店構え。
よろずカフェ らくら
お店の中は、カウンターとテーブル席があるワンフロアスタイル。
窓際から望む、みなと橋と下田港の景色が、ベネチアのようでオススメです。
リバーサイドビューの店内
オーナーの森享子さんは、元銀行員。銀行員の傍ら、生まれ育った下田のまちづくりNPO活動「下田紅茶の会」に参加するようになり、自分の夢と合わせて「よろずカフェ らくら」を6年前にこの場所ではじめたそうです。
カフェオーナーの森享子さん
らくらオリジナルミニティーカップ

紅茶好きで、日本全国を渡り歩き紅茶の美味しさを追求してきた、森さんに入れていただいた、和紅茶の味は格別。
紅茶のほかにも、金目鯛を使った名物の「らくらサンド」や紅茶で煮た「紅茶煮豚」などのフード類も絶品。また、下田の自酒「下田黎明」が昼から気軽に楽しめる、下田ならではのカフェです。


オススメのお土産は、らくらオリジナルミニティーカップ。
手のひらサイズで、紅茶を入れても良し。日本酒のおちょこ代わりに使う人もいるのだとか。
私は小物入れとして使っています。

紅茶を通じて学ぶ下田の歴史。
これほど紅茶について深く知り、じっくり味わう体験は初めてでした。
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