紅葉シーズン到来!9月中旬から色づく秋の立山黒部アルペンルートへ

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写真提供:立山黒部アルペンルート
「立山黒部アルペンルート」の紅葉は、北海道の大雪山と並んで日本で最も早く、例年9月中旬からスタートします!山頂から麓にかけて標高差が1,975mもあるため、アルペンルート内では約1ヵ月半の間、時期をずらしながらさまざまな場所で紅葉が見られるんです。室堂周辺や大観峰では9月中旬~10月上旬頃まで、弥陀ヶ原や黒部平では10月上旬~中旬頃、黒部ダムや扇沢では10月中旬~下旬頃、美女平や立山駅では10月下旬~11月上旬頃と、山の一番高いところから順番に紅葉がおりてくるようなイメージですね。

夏が終わると、山全体が少しずつ黄色みを帯びてきます。立山の紅葉の特徴は、赤や黄色だけでなく、ハイマツの濃緑、チシマザサの淡緑など色彩が豊富なこと。ここではアルペンルート内の各エリアの紅葉見どころスポットをご紹介します!

■雷鳥にも会える!?室堂の紅葉

アルペンルートの最高所かつ中心地点の室堂平は標高2,450m。雄山、浄土山、別山の立山三山を望む絶好のロケーションです。9月中旬にはタカネナナカマドやウラジロナナカマド、ミネカエデ、チングルマが色づきはじめ、3,000m級の立山連峰が赤、黄、緑に染まる様は圧巻!みくりが池やエンマ台など見どころが多いエリアでもあります。

■大観峰〜黒部平の「立山ロープウェイ」

標高2,316mの大観峰は、後立山連峰を背に黒部湖やタンボ平を一望できます。大観峰駅と黒部平駅をつなぐ「立山ロープウェイ」は、視界を遮る支柱がなく、眼下に広がる鮮やかな紅葉の絨毯を楽しむことができます。高山に雪、中間に紅葉、山麓に緑という「三段紅葉」をロープウェイで移動しながら眺められるのもこのエリアの醍醐味です。
黒部平駅にある「⿊部平パノラマテラス」は、⽴⼭連峰東壁から後⽴⼭連峰へ360度続く雄⼤な⼤パノラマが魅力のスポットです。開放感あふれる空間で紅葉を撮影してみてはいかがでしょうか。

■観光放水と一緒に紅葉を楽しむ

標高1,470mにある「黒部ダム」は堰堤の高さ日本一を誇るアーチ式ドーム越流型ダム。駅構内に隣接する200段ほどの階段を行くと展望台があり、黒部ダムの毎秒10〜15tという豪快な放水と立山連峰の紅葉を一緒に楽しめます。観光放水の期間は10月15日までなので、放水と紅葉を一緒に見たい方はそれまでに訪れることをおすすめします。

現地の紅葉の色づき状況は公式ホームページでお知らせしていますので、下記リンクよりご確認ください。
【立山黒部アルペンルート】最新紅葉情報はこちら!
秋のアルペンルートはどんな服装で行けばいいの?と迷う方もいるかと思いますが、紅葉シーズンの気温は10度前後で、肌寒く感じることが多くなります。10月に入ると、標高2,500mあたり(室堂平周辺)では雪がちらつくこともあります。ウール素材の厚手の長袖シャツやフリース素材の服などがおすすめです。下界との気温差がありますし、山の天気は変わりやすいので、急な天候変化や温度変化に対応できるよう、晴天でも必ず雨具などを準備しましょう。
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