青森・奥入瀬渓流で避暑を満喫!【奥入瀬モスボール工房】【奥入瀬こけソフト】

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シダ(左)とブナ(右)のモスボール
年々気温も上がり厳しい暑さの夏が近づいてきました。青森県は自然豊かで、マイナスイオンもたっぷりの避暑地。奥入瀬(おいらせ)渓流の夏は、都市の喧騒を離れて自然の涼やかさに浸る絶好のシーズンです!
今回は、これからの季節にオススメ!青森ならではの、目で楽しめる「涼」をご紹介します♪

季節の変化を楽しめる「こけ玉制作体験」!

苔むした岩肌、静かにうねるように流れる水、数多くの滝など十和田湖畔・子ノ口(ねのくち)から焼山まで約14km続く流れが奥入瀬渓流です。
その奥入瀬渓流の上流にほど近い場所に、奥入瀬モスボール工房があります。モスボールを英語でmoss(こけ)ball(玉)、つまりこけ玉を意味します。工房では、奥入瀬渓流の「苔むした岩」をこけ玉に見立て制作しており、こけ玉で「小さな奥入瀬」を楽しめると聞き、こけ玉作り体験へ行ってきました♪
奥入瀬渓流の苔

奥入瀬渓流と苔には深~い関係が…

奥入瀬モスボール工房の入口には、こけ玉たちとともに体験教室の可愛らしい看板が置いてありました!工房に入り、最初にこけ玉についての説明をしてもらいます。

奥入瀬モスボール工房の入口
実は、奥入瀬渓流には約300種類の苔が生息しており、奥入瀬は日本の貴重なコケの森に選定されました。苔を観察しながら渓流のせせらぎや鳥の鳴き声を満喫する「こけ散歩」を楽しむ方も多いんだとか。
奥入瀬渓流は国立公園の特別保護地区及び天然保護区域。すべての自然物の採取は禁止されている為、今回のこけ玉作りに使用する苗木と苔は契約農家から仕入れた素材を使っています♪

まずはベースとなる苗木選びから

早速好みの苗木を選んでいきます!こけ玉のベースとなる苗木の大きさはS、M、L、LLの4サイズで、種類もブナ・カツラ・モミジ等、奥入瀬でも見られる代表的な樹々が並べられています。
大きさも種類も様々な苗木たち
左からシダ、ツタの苗木。小さくて可愛い!
種類によっては紅葉したり、生え変わったりするなど楽しみ方は様々。苗木の特徴を聞くことも出来ますし、枝の太さや葉の大きさ・色も1つ1つ違うので、世界に1つのオリジナルこけ玉を作ることができますよ♪サイズも苗木もどれにしようか迷ってしまいます!
左からシダ(S)とブナ(M)の苗木
すごく悩みましたが、奥入瀬渓流を代表するシダ(S)とブナ(M)の苗木を選択。体験はこれからですが、この時点で自分が選んだ苗木に愛着が湧いてきます。
どんなこけ玉ができるか完成が楽しみです♪

本格的なこけ玉作りがスタート♪

自分が選んだ苗木をトレイに乗せ、早速体験が始まります。
こけ玉作りのキット
と、その前に!こけ玉が上手に作れるよう魔法をかけてもらいました。どんな魔法かは実際に体験する時のお楽しみです♪
最初はこけ玉の下地作り。先生の説明を聞いた後、動きを真似て、こけ玉のベースになる部分の形を整えていきます!
苔を平に広げていく様子
きれいな丸い形を目指し、にぎにぎ。愛情を込めるのがポイントです。
丸めた後は、こけ玉のベースが崩れないよう糸でくるくると巻いていきます。全ての作業にコツがあり、先生が優しく教えてくれます。少しずつ完成が見えてきましたよ♪
糸を巻いていく様子
丸めている様子
どのようにして完成形のような緑色になるのかは、訪れた方のみぞ知るヒミツです♪愛情をこめて、更にこけ玉をにぎっていきます。

世界でひとつだけのこけ玉が完成!

そしてついにオリジナルこけ玉が完成しました!
完成した愛らしいこけ玉
手作業で丁寧に整えた形は人それぞれ違って味があります。体験を終える頃には、自分の作ったこけ玉が愛らしくて仕方ありません。お好みで目を付けても可愛いですよ!私たちもそれぞれのこけ玉に目をつけてみました♪
目をつけても可愛い!!
最後に、これからのお世話の方法も丁寧に教えていただき体験終了です!
ハート形のこけと完成したこけ玉
最初に苗木を選んだ、工房の外に大きなハートの苔がありました!
記念撮影できるフォトスポットだそうです。私たちも完成したてのこけ玉を乗せて撮りましたが、とっても可愛い1枚が撮れました♪

工房の外ではこけ観察ができるスペースも

遠目で見ても癒やされる苔は、実はルーペで拡大して見ると幻想的に。まるで自分が小さくなって苔で出来た森の中に入り込んでいるような、不思議な気分が味わえます!
こけを観察中
種類によって違う葉の形も、ルーペを使えばはっきりとわかります。丸いものや平らなもの、ツンツンと尖ったものまで様々。お気に入りの苔に出会えるかもしれません♪普段見ている苔の様子からは想像のつかない、まったく違った世界が広がっています。
暖かみのある奥入瀬ランプ工房内の様子

奥入瀬モスボール工房では「こけ玉作り体験」だけでなく、併設されている「奥入瀬ランプ工房」にて、自家製ひょうたんに穴をあけて作る「ひょうたんランプ制作体験」も実施していますよ!奥入瀬で眺められる「こけの造形美」をモチーフにした色んな模様があり、光の色と射し方で心がほんわかと安らぎます。
どちらの体験も、癒しをお求めの方におすすめです!(※冬季は「こけ玉作り体験」、「ひょうたんランプ制作体験」ともに休業ですのでご注意ください。)

奥入瀬モスボール工房 公式HPはこちら

体験を終え小腹を空かせた私たちは…

体験に夢中になり、苔に癒された後はお腹を満たしましょう♪
デザートを求め、奥入瀬モスボール工房から車で約5分の距離にある「奥入瀬渓流館」と「奥入瀬湧水(ゆうすい)館」に向かいました。
奥入瀬湧水館2階の喫茶レジ
イートインスペースも♪
早速、奥入瀬湧水館の2階へ。こちらでは奥入瀬源流水を使用した水だしアイスコーヒーや、うどん等などの軽食を提供しています。その中でも立ち寄ったら是非食べていただきたいのが「奥入瀬こけソフト」!
暑い季節にぴったり!奥入瀬こけソフト
奥入瀬渓流のこけを連想させる鮮やかな緑色ですね。地元の生乳100パーセント使ったソフトクリームに、苔に見立てた抹茶パウダーと倒木に見立てたチョコソースがかかっています♪ソフトクリームと抹茶、チョコソースがベストマッチ!勢いよく食べようとすると、抹茶パウダー吸い込んでしまいむせてしまうので要注意。スプーンを使って食べることをオススメします。
奥入瀬湧水館 公式HPはこちら

まだまだ魅力がたくさんの奥入瀬渓流!

奥入瀬湧水館の隣にある奥入瀬渓流館にも、カフェやミュージアムショップがあります。また、設置されたデジタルサイネージでは奥入瀬渓流の四季によって違う滝や渓流の様子を体験できます!
奥入瀬渓流館(左)と奥入瀬湧水館(右)外観
1階には苔の観察スペースがあり、顕微鏡やルーペを使って自由に観察することができますよ♪
顕微鏡コーナー
こけをルーペで観察

最後に奥入瀬渓流で記念撮影!

奥入瀬渓流と完成したこけ玉のコラボ♪
せっかくなので、新緑の奥入瀬渓流と共に完成したこけ玉を撮影してみました。取材日は時間によって雨も降っていたので、奥入瀬渓流の植物たちもこけ玉も自然の水分とマイナスイオンをたっぷり浴びて幸せそうです!

どの季節に訪れても自然豊かで、リフレッシュもでき、一年を通して魅力的ある奥入瀬渓流ならではの「こけ玉作り体験」。
ぜひ自分だけのオリジナルを作って、ご自宅でも奥入瀬渓流を感じてみてください♪
奥入瀬渓流館 公式HPはこちら

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