世界文化遺産登録「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ!青森【三内丸山遺跡】

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三内丸山遺跡空撮/三内丸山遺跡センター蔵
青森県青森市にある三内丸山遺跡は、新青森駅からバスで約15分ほどの距離にあり、約5,900年前から続いた縄文時代の巨大集落跡です。広大な敷地には竪穴住居や大型掘立柱建物が復元され、まるで古代にタイムスリップしたように体感できます。草原に点在する住居群を歩けば、縄文人の暮らしや知恵を肌で感じられるはず!静かな丘陵地に広がる景観は、写真映えも抜群です!歴史好きはもちろん、自然を楽しみたい方にもおすすめです。

三内丸山遺跡は世界遺産・縄文遺跡群の一角

三内丸山遺跡はユネスコ世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産のひとつです。縄文文化の奥深さを世界に示す貴重な場所となっています。青森市内からアクセスも良く、近隣には青森県立美術館など観光スポットも点在しています。縄文の息吹を感じながら、世界遺産を巡る旅に出かけてみませんか?
ユネスコ世界文化遺産に登録されている三内丸山遺跡

三内丸山遺跡で縄文時代を体感しよう!

三内丸山遺跡では、平成4年(1992年)から始まった発掘調査で、縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年 現在から約5,900~4,200年前)の大規模な集落跡が見つかり、たくさんの竪穴建物跡や掘立柱建物跡、盛土、大人や子供の墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角製品などが出土したそうですよ。

今回は、その中の、大型掘立柱建物跡、竪穴建物跡、大型竪穴建物跡について紹介します。

大型掘立柱建物跡

三内丸山遺跡の象徴ともいえる大型掘立柱建物跡は、直径約2メートル・深さ約2メートルの柱穴が6つ並ぶ壮大な遺構です。そこに直径1メートルのクリの巨木が立っていたとされています。復元された建物は高さ約15メートル、まるで天空に向かう塔のようです。用途は謎に包まれていますが、祭祀施設や物見やぐら説があります。

竪穴建物跡

地面を掘り下げて造られた竪穴建物は、中央には炉があり、縄文時代の人々が火を囲む温かな光景が目に浮かびます。屋根は茅や樹皮、土で葺かれ、湿気や寒さをしのぐ工夫が凝らされています。遺跡では約500棟以上もの竪穴住居跡が確認され、当時の集落の賑わいを想像できます。復元された住居に入れば、5,000年以上前の生活に一歩踏み込む感覚が味わえます。

大型竪穴建物跡

長さ約32メートル、幅約10メートルという日本最大級の竪穴建物跡は、三内丸山遺跡を代表する建物跡です。内部は広々とし、数十人が集える空間で、集会所や共同作業場だったと考えられています。復元建物に足を踏み入れると、縄文人が語り合う姿が目に浮かび、悠久の時を超えたロマンに浸ることができます。
竪穴建物跡

さんまるミュージアムで出土品を鑑賞

遺跡センター内の「さんまるミュージアム」では、重要文化財を含む約1,700点の出土品が展示されています。土器や石器、土偶、ヒスイの勾玉など、縄文人の美意識と技術が詰まった品々に出会えます。暮らしの風景を再現した模型や映像シアターもあり、学びながら楽しめるのが魅力です。古代のロマンを感じながら、じっくりと縄文文化に浸れる時間を過ごせます。
ミニチュア土器と深鉢形土器/三内丸山遺跡センター蔵

さまざまなイベントや体験プログラム

三内丸山遺跡では、一年を通じて多彩なイベントや体験プログラムが開催されています。春は新緑の中で縄文文化を学び、夏は屋外での体験やワークショップ、秋は紅葉に包まれながら歴史を感じ、冬は室内展示でじっくりと縄文の世界に浸るなど、訪れる季節ごとに異なる魅力が待っています。子どもから大人まで楽しめる内容が揃っているので、家族旅行にもぴったり!何度訪れても新しい発見がある、そんな奥深いスポットにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
さんまるミュージアム(常設展示室) 三内丸山遺跡センター蔵/田中義道撮影

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