季節を映し出す池【御射鹿池】

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写真提供:ちの観光まちづくり推進機構
静かな池に木々が逆さに映り込み、風がなければまるで鏡のようにきれいに映し出してくれる御射鹿池(みしゃかいけ)。実は農業用のため池なのですが、それ以上のポテンシャルを持ち合わせている美しい池なので、これは多くの方にぜひ見ていただきたい!

有名な作品のモチーフになるほどの絶景です!

その美しさは多くの人を魅了していて、日本を代表する画家、東山魁夷氏の有名な作品『緑響く』のモチーフにもなりました。
なんでこんなにきれいな風景になるのかというと、その秘密は池の水!御射鹿池の水は酸性の強い水だそうで、微生物が生息しづらい環境なのだそうです。微生物の活動が少ないことで水の透明度が保たれている、溜池として作られた池だからこその風景なんだとか。
また、周囲のカラマツ林も一役買っていて、季節ごとに大胆に色を変えていきます。春には新緑、夏には深い緑、秋には黄金色になり、そして冬には真っ白な雪と氷に閉ざされます。
そうしたそれぞれの季節の風景を御射鹿池の水面が静かに映し出し、日々違った顔を見せるのが大きな魅力です。同じ日でも、時間帯によって全く違う顔を見せてくれるので、ぜひ何度も足を運んでいただきたい場所です。
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