2025年夏!美しい並木道を眺めながら味わう濃厚ソフトクリームをぜひ一度【トラピスト修道院】北海道北斗市

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トラピスト修道院
ここは北海道・北斗市。新緑に包まれた一本道が、まるで空へと導くかのように続いています。その先に静かに佇むのが、明治時代から祈りとともに時を刻む「トラピスト修道院」です。

「トラピスト修道院」とは

「トラピスト修道院」は、正式名称を「厳律シトー会燈台の聖母大修道院」といい、「厳律シトー修道会」に属する男子修道院です。「厳律シトー修道会」の男子修道院は現在日本に2つ、女子修道院は5つあります。北斗市の隣町、函館市にある「天使の聖母トラピスチヌ修道院」(女子修道院)はその中の一つです。
「ローマへの道」と呼ばれる並木道

祈りと労働の暮らし

修道院での生活は大変規則正しく、起床は3時台、夜の8時には就寝となります。日中は祈りの時間、聖なる読書の時間、そして労働の時間がきちんと決められています。そして修道院での生活は基本的に自給自足。俗世間から隔離され、基本的に修道院の外に出ることはできません。こちらの修道院では創建当初から現在まで開墾・農耕・牧畜が盛んに行われています。豊かに広がる自然の中で作られるトラピストバターやクッキー、バター飴、ジャムは、北海道を代表するお土産品として人気です。これらのお土産品は、修道院の駐車場の横に建つ、修道院の直営売店で購入することができます。

修道院直営売店

ここでしか食べられない特製ソフトクリーム

さてここでは、この直営売店でしか味わうことのできない、特製ソフトクリームをご紹介します。こちらのソフトクリームの特徴は、トラピストバターが練り込まれていて非常に濃厚なこと、またスプーンの代わりにこちらも修道院で作られているトラピストクッキーが添えられていることです。とてもやわらかく、舌ざわりが滑らかなソフトクリームです。パターが練り込まれて濃厚となると、甘すぎるのではないかと思われるかもしれませんが、不思議なことに濃厚なのにさっぱりとした口当たりなのです。修道院の正面までの坂道を往復した後は、おいしいソフトクリームで一息ついてみてはいかがでしょうか。
サクサクのトラピストクッキーもポイントです♪

詩人・三木露風と修道院

駐車場の前には芝生に囲まれた庭園があり、そこには童謡「赤とんぼ」の作者である、詩人・三木露風の詩碑が建てられています。三木露風は1920(大正9)年から4年間日本文学の講師としてトラピスト修道院に滞在しました。「赤とんぼ」はここでの体験をもとに生まれたといわれています。
トラピスト修道院の駐車場前の庭園にある詩碑  

各駅停車の列車旅はいかがですか

トラピスト修道院までは、車の他、列車を使って訪れることができます。
車の場合は、函館市内から40分程で行くことができますが、今日ご紹介するのは、鉄道を利用したアクセス方法です。
トラピスト修道院の最寄りの駅は、道南いさりび鉄道の渡島当別(おしまとうべつ)駅。道南いさりび鉄道は函館市内の五稜郭駅から、木古内町にある木古内駅を結ぶ、ローカル線です。JR函館駅に乗り入れをしており、JR函館駅から渡島当別駅までは各駅停車で50分弱の列車旅です。
渡島当別駅から坂道を10分程のぼると、トラピスト修道院へ続く真っすぐなスギとポプラの並木道が始まります。レンガ風の舗装が施されたこの並木道は、「ローマへの道」と呼ばれ、静寂な空間と牧歌的な風景を楽しむことができます。
先ほどご紹介した、ソフトクリームを販売している売店は、この並木道を10分程歩いた先にあります。
渡島当別駅からJR函館駅までは列車の本数が限られているため、事前に往復の列車の時刻を確認することをおすすめします。
海沿いを走る「道南いさりび鉄道」 画像提供:道南いさりび鉄道
道南いさりび鉄道ホームページはこちら

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