トロッコでしか行けない日本一深いV字峡谷【黒部峡谷トロッコ電車】

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黒部峡谷トロッコ電車 写真提供:黒部峡谷鉄道㈱

黒部峡谷鉄道とは

北アルプスの間に深く刻み込まれた日本一深いV字峡、黒部峡谷を走る鉄道です。大正時代に電源開発の資材等の運搬用鉄道として着工し、昭和28年に地方鉄道法の許可を受けてからは観光用列車としても運行を始めました。現在は「トロッコ電車」の愛称で親しまれ、海外も含め数多くの観光客が利用しています。トロッコ電車の車窓から四季折々の大自然の美を堪能できます。観光列車としての運行期間は4月中旬から11月末頃となっております。
黒部峡谷トロッコ電車 写真提供:黒部峡谷鉄道㈱

黒部峡谷鉄道の魅力

窓がなく解放感を味わえるオープンな普通客車とゆったり座れる窓付きのリラックス客車(追加料金600円)の2種類があり、車内放送では富山県出身で女優の室井滋さんによる沿線の見どころの詳しい説明を聞くことができます。四季折々の景色が見もので、山頂付近や谷に残雪の残る春、新緑の美しい夏、赤や黄色に山々が色づく紅葉の秋などの自然美と特別名勝・特別天然記念物の峡谷の絶景を満喫できるのが黒部峡谷鉄道の魅力です。
黒部峡谷トロッコ電車 写真提供:黒部峡谷鉄道㈱
普通客車

黒部峡谷鉄道沿線の見どころ

黒部峡谷鉄道の沿線にはたくさんの見どころがあります。その一部をご紹介します。
●黒部川
流域が豪雪地帯に位置するため四季を通じて水量の多い黒部川。水のきれいな川としても知られており、黒部川扇状地扇端部の湧水地帯の地下水は、「全国名水百選」にも選ばれるほどです。エメラルドグリーン色に輝く美しい川です。
●新山彦橋・山彦橋
宇奈月駅を出発して、最初に渡る真紅の鉄橋が新山彦橋です。その隣にはかつてトロッコ電車が走っていた鉄道橋の山彦橋もあります。列車の音がやまびこになって温泉街に響くことから名付けられたと言われています。
●うなづき湖
エメラルドグリーンの湖面と湖面橋の鮮やかな赤を映す湖の緑は写真に収めたくなる美しさ。さらに上流にはサルが対岸に渡れるように作られた吊り橋(サル橋)があり、運が良ければ渡る様子が見られるかも!
●黒薙温泉 ※車窓から臨むことはできません
黒薙駅で下車して山道を600mほど行くと宇奈月温泉の源泉である黒薙温泉があります。広々とした露天風呂が人気で、日帰り入浴もできます。
●後曳橋
黒薙駅を出てすぐにわたる青い鉄橋。沿線で最も険しい谷に架かる橋は黒薙川の川底まで約60m!入山者が谷の深さに思わず後ずさりしたことから「後曳橋」と呼ばれています。すぐ近くにはクラシカルな水路橋もあります。
●ねずみ返しの岩壁
猫又駅の対岸にそそり立つ、高さ約200mの岩壁です。猫に追われたねずみですら登れないことからその名が付いたと言われています。

この他にも黒部峡谷鉄道沿線には見どころがたくさん!ぜひ実際に訪れて絶景を体感してみてください。
山彦橋・新山彦橋

今だけ特別な体験を

令和6年能登半島地震の影響で鐘釣橋が損傷し、現在、鐘釣駅以降は通行できないため、宇奈月駅から猫又駅までの折り返し運行を行っています。猫又駅は日本で唯一駅名に“猫”の漢字が入る珍しい駅です。作業員専用の駅で通常一般のお客さまは乗降できませんが、全線開通までの期間限定で現在は乗降することができます。黒部峡谷の大自然を間近で臨む展望台からの眺望を楽しんだり、“猫”にちなんだフォトスポットで記念撮影したりと今だけの特別な体験ができます。ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
猫又駅 フォトスポット
猫又駅 展望台
黒部峡谷鉄道トロッコ電車≪公式ページ≫

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