旅して応援!今行ける能登の観光スポット【輪島・珠洲エリア】

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輪島・珠洲の今行ける観光スポット
令和6年1月1日に発生した能登半島地震。震災からまもなく2年となり、復興が進み少しづつ観光ができるようになってきている「輪島・珠洲エリア」で今行ける観光スポットをご紹介します!

能登ならではのワイン造りが学べる【能登ワイン】

能登の土地だからこそできるワイン造り

穴水町にある「能登ワイン」。お店の入口の前には、色鮮やかなぶどう畑の景色が広がります。ぶどう畑の絶景を見るなら、黒ぶどうの葉っぱが色づく秋がおすすめです。能登ワインでは、能登の土地での栽培に適したヤマソーヴィニヨンという品種のぶどうを中心にワインを製造しています。さらに、能登の名産「牡蠣」の殻をぶどうを育てている土の肥料として活用していることも大きな特徴です。
お店の前に広がるぶどう畑の景色

ワイナリーの見学もできます!

能登ワインでは、事前に予約をすれば無料でワイナリーの見学もできます。ワイナリーの見学では、赤ワインと白ワインの製造工程の違いについて説明を聞けたり、実際にワインを作るときに使用する機械やタンクを間近で見学したりすることができます。樽でワインを熟成させている部屋の見学もできます。ワインは熱や光、さらには冷蔵庫の振動でさえも劣化の原因になってしまうほど繊細。樽で熟成させるときは、一定の温度に保たれた暗い部屋で熟成させているそうです。
ワイン造りの行程を説明してくれます
ワインを熟成させている部屋も見学できます

能登ワインの試飲もできます!

ワイン造りの行程を学んだあとは、実際に能登ワインを試飲してみましょう!
今回、能登ワインを訪れた時は試飲できるワインが6種類ありました。ヤマソーヴィニヨンやマスカットベリーAの異なるぶどうのワインや、ステンレスのタンクと樽で熟成させた製造方法が異なるワインを飲み比べることができます。ステンレスタンクで作られたワインはフレッシュさ、樽で熟成させたものは、まろやかさが特徴なんだとか。味の違いはもちろん、ワインの香りの違いも楽しんでくださいね!
試飲だけでなくワインの販売もしているので、お気に入りのワインが見つかったらお土産にもおすすめです。ワインの他にも、ぶどうジュースやぶどうを使ったお菓子なども購入できます♪
試飲できるワイン
「能登ワイン」公式ホームページはこちら!

施設全体がイカだらけ!?【イカの駅つくモール】

イカを使った絶品ランチをいただきます!

「イカの駅つくモール」は、能登町の小木地区の名産である船凍イカや日本百景に選ばれている九十九湾(つくもわん)を中心とした能登町の情報発信拠点です。
レストランでは、イカを使った料理を食べることができます。今回は「船凍イカ能登野菜天丼」と「イカすカレー」をいただきました。新鮮なイカなので、とにかくやわらかく、フワッとしたイカの食感が楽しめます。カフェでは、イカ墨を使った「イカスミソフトクリーム」もあるので、「イカの駅つくモール」を訪れた際はぜひ食べてみてください!
船凍イカ能登野菜天丼
イカすカレー

イカのオブジェで写真映えもバッチリ!

施設の外には、イカをモチーフにした全長13メートルの巨大な「イカキング」のモニュメントが。「イカキング」は口の中に入ったり、触腕に巻き付かれたりできるので、SNS映えするような写真を撮ることもできます。
さらに、イカの駅つくモールからは、石川県内で唯一、海中を望むことができる観光遊覧船「イカす丸」が運行しており、海上と水中の両方から九十九湾の絶景を楽しむことができます。
イカキングに連れ去られそうになっている写真も撮影できます
「イカの駅つくモール」公式ホームページはこちら!

ロマンチックな名前が特徴的な【恋路海岸・見附島】

地名に由来する恋の伝説があることから名付けられた「恋路海岸」。そのロマンチックな名称や、見附島付近の浜辺にはカップルで鳴らすと幸せになるという「縁結びの鐘」があり、恋路海岸から見附島までの約3.5kmの道のりは「えんむすビーチ」と呼ばれています。現在は、能登半島地震の影響で「縁結びの鐘」を鳴らすことはできませんが、見附島の近くにはポケモン「ニンフィア」の可愛らしいモニュメントが設置されています。
ニンフィアのモニュメントと見附島

地域とともに歩んできた【奥能登国際芸術祭のアート作品】

2017年から3年に一度開催されてきた奥能登国際芸術祭。現在は震災の影響を受けた一部作品の修繕が行われ、奥能登国際芸術祭の開催に向けて準備が進められています。今回は常設作品のうち、今も鑑賞できる2作品をご紹介します。

「Something Else is Possible/なにか他にできる」

「Something Else is Possible/なにか他にできる」は、旧国鉄能登線の終着駅であった蛸島駅(たこじまえき)の線路跡にカラフルなフレームを設置することで、この地域の過去・現在・未来を表現している作品です。カラフルなこの作品は写真映えもバッチリ。作品の中にある望遠鏡を覗いてみると・・・その景色はぜひ現地で確認してみてください。
Something Else is Possible/なにか他にできる

「なぜここにいるのだろう」

「なぜここにいるのだろう」は、インド出身の作家が珠洲の海岸にたどり着く漂着物とインドの動物園でのキリンの交換プログラムの出来事を重ね、故郷や地域性が乏しくなっている現代への問いかけとして迷子のキリンの親子を制作しました。小さな公園の中にあるかなり大きなきりんは思わず「なぜここにいるのだろう」と言いたくなってしまう作品です。
なぜここにいるのだろう
「奥能登国際芸術祭」公式ホームページはこちら!

塩づくりを学んで食べられる!【道の駅すず塩田村】

能登地方に500年以上前から伝わる「揚げ浜式塩づくり」。塩田に海水を撒き、濃い塩水である「かん水」を作り、窯で煮詰めて塩を作る方法です。すず塩田村では、この「揚げ浜式塩づくり」が現在も行われています。併設されている「塩の資料館」では、塩づくりで実際に使用されている道具を間近で見たり、映像で塩づくりの方法を学ぶことができます。
さらに、売店では塩を使ったお菓子や、塩ソフトクリームを販売しているので、すず塩田村で作られた塩を実際に味わうこともできます。塩ソフトクリームは、塩のしょっぱさとソフトクリームの甘さが絶妙なバランスが特徴。駅の駅すず塩田村を訪れた際は、海岸の景色を見ながら食べてみてください!
塩ソフトクリーム
「道の駅すず塩田村」公式ホームページはこちら!

朝も夕方も景色が綺麗な【禄剛埼灯台】

能登半島最先端に位置する「禄剛埼(ろっこうさき)灯台」。この場所は、海からのぼる朝日と海に沈む夕日が同じ場所で見られることで有名です。実際に訪れてた日はあいにくの天気でしたが、その景色の美しさもあり「日本の灯台50選」「近代化産業遺産」「恋する灯台」に選ばれています。灯台は無人のため中は見学できませんが、年に数回、一般公開があります。灯台までの道のりは急な坂が続くので、歩きやすい靴でおでかけください。
禄剛埼灯台

田んぼと海の絶景が広がる【白米千枚田】

2011年に日本で初めて世界農業遺産に登録された「能登の里山里海」を構成する白米千枚田。千枚田という名の通り、全部で1004枚の田んぼがあり、一つ一つの田んぼは小さいので、田植えや稲刈りは今でも地元の方やボランティアによって行われています。農林水産省の「つなぐ棚田遺産」や「国の文化財名勝」にも指定されている白米千枚田は、夏には鮮やかな緑の稲の景色が広がり、秋の収穫時期には黄金色の稲が輝き、季節によって違う景色が楽しめます。
白米千枚田
「白米千枚田」公式ホームページはこちら!

地元の方の元気な声が飛び交う【出張輪島朝市】

令和6年度能登半島地震で大きな被害を受けた輪島朝市。現在は輪島市内にある商業施設「ワイプラザ輪島店」で出張輪島朝市として行われています。地元で採れた野菜や干物、輪島塗などの伝統工芸品が販売されています。何を売っているのかなと近くに行ってみると「美味しい干物売ってるよ!」「お姉さんちょっと見ていって!」とお店の方の元気な声が聞こえてきます。輪島の方々とお話をしながら、その土地のものを買えるのが輪島朝市の最大の魅力。ぜひ現地で輪島朝市を体験してみてください!
出張輪島朝市
買い物をしている様子
「出張輪島朝市」公式ホームページはこちら!

自分だけの輪島塗箸が作れる【輪島工房長屋】

輪島に伝わる技法・沈金が体験できます

出張輪島朝市の場所から車で約5分のところにある「輪島工房長屋」。ここでは昔から輪島塗などに施されてきた「沈金」の技を手軽に体験できる「My箸づくり沈金体験」ができます。この体験では、漆塗り箸に針ノミを使って好きな模様を彫り、金粉やメタリックパウダーを使って彫った模様に色をつけていきます。輪島工房長屋では様々な体験メニューがありますが、一番人気は純金の粉を使って本格的な沈金体験ができる「My箸づくり沈金体験(金)」とのこと。職人になった気分でぜひ沈金体験をしてみてください!
輪島工房長屋 外観

今回は「My箸づくり沈金体験(彩)」をやってみました!

箸に模様をつけるときは、あまり深く彫らなくても箸に傷をつけるくらいでしっかり彫れているので軽い力でも大丈夫です。箸に模様をつけることができたら、スタッフの方に彫ったところに漆を塗ってもらいます。この漆を塗ることによって、模様がハッキリ目立つようになるのだとか。漆を塗ってもらったら、色を付ける工程にうつります。

今回は「My箸づくり沈金体験(彩)」なので、カラフルなメタリックパウダーを使って色を付けていきます。6色の中から好きな色を選んで綿棒で箸に色をのせていきます。もちろん6色全部使ってもOK!パウダーは箸に付けた後、筆で落として模様に色がついているか確認していきます。最後はスタッフの方に仕上げをしていただいて完成です!色を付けている時よりも優しい色合いに仕上がりました!完成した箸は当日持ち帰ることができるので、輪島を訪れた時のお土産にいかがでしょうか。
彫った箸に色をつけていきます
完成したお箸
「輪島工房長屋」公式ホームページはこちら!

能登を旅して応援しよう!

いかがでしたか?能登半島地震から約2年が経過し、少しずつ輪島や珠洲で観光できる場所が増えてきています。今回ご紹介した内容をもとに輪島や珠洲の旅行をぜひ検討してみてください!

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