長野県にある電波天文学の聖地【国立天文台 野辺山宇宙電波観測所】でナイトツアー&天体観測を楽しもう

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巨大なパラボラアンテナが特徴的な45m電波望遠鏡
長野県の東部にあり、雄大な八ヶ岳の麓に位置する南牧村。村全体が標高1,000m以上の高所にある南牧村には、日本の電波天文学の聖地として知られる施設があります。2025年に公開された国民的アニメの映画の舞台にもなった「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」の魅力をご紹介します。

日本の電波天文学の聖地「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」

標高1345.67mと、JR線で最も標高の高い場所にある駅として有名なJR小海線 野辺山(のべやま)駅。そこから徒歩で約40分ほどの場所に、日本の電波天文学の聖地と言われる「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」があります。今から約44年前の1982年3月に開所した野辺山宇宙電波観測所では、観測所の名前にもあるように宇宙から発せられる電波「ミリ波」を観測しています。観測しているミリ波の電波は大気中の水蒸気に吸収されて弱くなるという特性があるため、標高が高く水蒸気が少ない場所、また、周囲が山々で囲まれており観測に支障をきたす都会からの人口電波を避けることのできる場所として、野辺山が観測場所として選ばれました。
星空のもとに浮かぶ電波望遠鏡群

施設内にある4種類の電波観測装置

野辺山宇宙電波観測所には、巨大なアンテナが特徴的な「45m電波望遠鏡」をはじめ、宇宙から発せられる電波を観測する大小さまざまな観測装置が全部で4種類あります。

大きなアンテナが特徴的な「45m電波望遠鏡」

野辺山宇宙電波観測所に設置されている最も大きな観測装置は、同施設の研究員が日々研究している観測棟に隣接する45m電波望遠鏡です。ミリ波と呼ばれる宇宙から発せられる微弱な電波を観測できる電波望遠鏡としては世界最大級の口径を誇る大型の観測装置であり、1982年の完成から現在まで、世界中の天文学者の研究に貢献しています。
45m電波望遠鏡

観測位置を自由に調整できる「ミリ波干渉計」

45m電波望遠鏡に似た見た目ながら一回り小さい観測装置は「ミリ波干渉計」といい、現在は運用を終了していますが、移動式台車を用いて観測位置を細かく調整できるという特徴があります。また、6台あるアンテナをつなぐことで45m電波望遠鏡よりも大きな直径600mの望遠鏡に匹敵する観測ができ、天体をより細かく調査できる優れものです。
ミリ波干渉計

70年以上にわたりデータを取り続けている「太陽電波強度偏波計」

「太陽電波強度偏波計」は8台のアンテナを用いて太陽から来る電波の強さとその特性を測定し、太陽活動の様子を調べる装置です。野辺山では異なる7つの周波数を観測していますが、そのうちの一部は愛知県にある名古屋大学・豊川キャンパスで1950年代から観測を開始しました。現在は全ての周波数を野辺山で観測しており、70年以上にわたりデータを取り続けています。
太陽電波強度偏波計

太陽活動を調査する「電波ヘリオグラフ」

小型のアンテナ84台をつなぎ、直径500mの電波望遠鏡に匹敵する解像度で太陽の電波画像を撮影するのが「電波ヘリオグラフ」という装置です。現在はその役目を終えていますが、2020年に運用終了となるまで毎日データを取り続けていました。
電波ヘリオグラフ

宇宙についてもっと知りたくなるツアー

野辺山宇宙電波観測所では、年末年始を除いて毎日施設の一般公開が行われています。45m電波望遠鏡を含む4種類の観測装置を自由に見学できるほか、電波天文学を学べる展示もあります。通常の見学ではなくガイドに施設内を案内してもらいたい、そんな方におすすめの有料ツアーを2つご紹介します。

元観測所員がご案内するガイドツアー

観測所の仕組みや宇宙について、元観測所員に詳しく案内してもらえるのが有料のガイドツアーです。事前予約制でコースは1時間コースと1時間30分コースの2つが設定されており、宇宙についてより詳しく知りたい方におすすめのツアーです。

また、指定日限定で所要時間約40分のショートガイドツアーも実施しています。事前に予約する必要はなく、施設入口の売店でお申込みいただくことでご参加いただけます。実施日などの情報はガイドツアーを実施しているINTO-ARCS公式SNSでお知らせされているので事前にご確認ください。

通常ガイドツアー

■開催日時(完全予約制)
 9:00~17:00の時間帯で毎日開催(年末年始・特別公開日を除く)
■料金(1時間コース)
 基本料金(5名まで):11,000円
 6名以上(1名あたり追加料金):1,650円
■料金(1時間30分コース)
 基本料金(5名まで):16,500円
 6名以上(1名あたり追加料金):2,475円

※ツアー詳細は公式ページよりご確認ください。
【INTO-ARCS】ガイドツアー

ショートガイドツアー

■開催日時(事前予約不要)
 9:00~16:00の時間帯で開催(指定日限定)
■参加料金
 大人:1,000円
 子供:500円
■参加方法
 施設入口の売店で申し込み

※ツアー実施日はショートガイドツアーページからもアクセス可能なINTO-ARCS公式SNSよりご確認ください。
【INTO-ARCS】ショートガイドツアー
ガイドツアー

夜の星空観測も楽しめるナイトツアー

普段は入ることのできない夜の観測所を探検し、満天の星空を体感できるのが事前予約制の「みんなのナイトツアー」です。専門ガイドがその日の星座や見どころを初心者の方にも優しくご案内します。澄んだ野辺山の空気のもと、望遠鏡を覗き込んで満天の星を観察してみませんか。

家族やご友人、グループなどでゆったりと星空観察を楽しみたい、そんな方にはプライベートナイトツアーがおすすめです。夜の観測所内をお散歩しながら専門ガイドによる解説を受けられる「のんびりお散歩初心者コース」と、ご自身の機材で星空撮影が楽しめる「しっかり上級者コース」の2コースが設定されており、野辺山で特別な夜をお過ごしいただけます。

みんなのナイトツアー

■開催日時① 春~秋(概ね4月~9月)
 19:30~21:00
■開催日時② ※上記①以外
 19:00~20:30
■料金
 3,000円(1名)
■定員
 20名(最少催行人数:10名)

※規定の人数に満たない場合は中止となります。ツアー詳細は公式ページよりご確認ください。

プライベートナイトツアー

■開催日時
 不定期開催 ※年末年始・特別公開日を除く
 20:00開始(所要時間約1時間半)
■料金
 基本料金(10名まで):33,000円
 11名以上(1名あたり追加料金):3,300円
■お申込み
 希望日の10日前までに指定のページよりお申込み

※ツアー詳細は公式ページよりご確認ください。
ナイトツアー
【INTO-ARCS】ナイトツアー

野辺山で宇宙を身近に感じよう

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所のご紹介はいかがだったでしょうか。歴史ある観測所が年末年始を除き毎日公開されているだけでなく、ガイドツアーに参加すると宇宙についてより深く学ぶことができます。2026年4月25日(土)~11月29日(日)までの期間、指定日限定で野辺山駅から国立天文台を結ぶ野辺山周遊観光バス「くるり野辺山2026」が運行されます。電車に乗って野辺山駅を訪れた方にとても便利な周遊バスなので、ぜひこの機会に満天の星が広がる電波天文学の聖地「野辺山」で宇宙を身近に感じてみませんか。

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所

■見学時間
 毎日8:30~17:00(12月29日~1月3日を除く)
 ※気象警報が出た場合、また、見学コースが凍結・積雪などにより危険な場合は、見学を中止します。
■入場料
 無料
■注意事項
 指定された場所では、携帯電話を機内モードにするなどして電波を出さないようお願いします。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
【くるり野辺山2026】

日本の旅、鉄道の旅を使って国立天文台 野辺山宇宙電波観測所に行こう!

人気の観光スポットに行きたいけど、どうやって行けばいいのか分からない、人気過ぎて個人では手配できない、そんな場所へのご旅行もご安心下さい。「日本の旅、鉄道の旅」では、各地のシーズンに合わせたツアーをご用意しています。東京発着はもちろん、東北発着のツアーも取り揃えていますので、自分に合った旅のプランを見つけてみてください。

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