担当シェフが語る【TOHOKU EMOTION】デザートビュッフェのこだわりとは?

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「のってたのしい列車」とはJR東日本が運行している列車で、乗っている間に楽しい体験やサービスが受けられる、普段乗っている列車とはちょっと違う列車です。今回はその「のってたのしい列車」の中から「TOHOKU EMOTION」についてご紹介します!

「TOHOKU EMOTION」は主に週末、青森県と岩手県の海岸沿いを繋ぐ八戸線(八戸駅~久慈駅間)を走っています。「東北レストラン鉄道」と呼ばれるその車内では、東北食材を使ったオリジナルメニュー、オープンキッチンで調理された出来立てのお料理、東北の伝統工芸品がモチーフとなった上質な空間を楽しむことが出来ます。
そんな「TOHOKU EMOTION」の魅力を知っていただき、より楽しんでご乗車いただきたい!ということで、今回は「TOHOKU EMOTION」復路で提供されるDessert & Afternoon Teaのメニューを担当している、ホテルメトロポリタン盛岡の熊谷シェフにお話を伺いました。

デザートへのこだわりやおすすめポイント等を教えていただきました。
ぜひこの記事を読んで、「TOHOKU EMOTION」に乗ってみてくださいね♪
熊谷シェフ

■熊谷シェフの経歴
1989年ホテルメトロポリタン仙台ペストリー課入社 、
1992年盛岡市内 の ホテル、レストランなどで 経験を積み、
2003年ホテルメトロポリタン盛岡に入社 し、 シェフパティシエ として 現在に至る

「のってたのしい列車予約サイト」はこちら

「東北レストラン鉄道」TOHOKU EMOTION

「TOHOKU EMOTION」は、【車内で食事ができる列車】というよりは【レストランが列車になって走っている】と表現する方が正しいかもしれません。その外観は白いレンガ造りを思わせるデザインで、まさにおしゃれなレストラン。入り口のランプと赤い絨毯が世界観をさらに引き立てます。
白いレンガ造りのような列車(左)と入り口で乗客を迎えるランプ(右)

車内はまさにレストラン!

足を踏み入れると、列車の中だということを忘れてしまいそうな空間が広がっています。下の写真のオープンダイニングの他に、個室のお席も用意されています。人数や好みに合わせて旅にぴったりのお席を予約しましょう!
3号車 オープンダイニング車両

担当シェフが語る【TOHOKU EMOTION】デザートビュッフェのこだわりとは?

列車内でのデザートビュッフェ その魅力は「三陸の雄大な景色」

ー列車内でのデザートビュッフェということで、担当することになった時の率直な感想はどのようなものでしたか?

熊谷シェフ
「列車内でスイーツを提供する事が初めてでしたが、これまでの経験を活かし、ホテルのパティシエとしてしっかりとしたスイーツを提供できる ようにしたいと思いました。」
デザートビュッフェ
ーホテルレストランでのビュッフェとの違いで苦労したところ・工夫したところ、また、列車でのビュッフェならではの楽しみとして魅力的に感じているポイントはありますか?

熊谷シェフ
「現在列車内では スイーツを個々盛りでの提供ですが、運行当初はお客様が取りにくるブッフェスタイルだったためケーキが倒れないよう、 またお客様が取りやすいように工夫しました。魅力はやはり、三陸の雄大な景色を眺めながらゆっくりとデザートやお茶を楽しめるところですね。」

※現在、デザートブッフェとオードブルはお席での提供に変更となっています。(2022年7月)
車内から眺める三陸の景色

地元食材も使用した、季節を感じるデザートを「走るレストラン」で

ー提供するデザートの味や見た目で意識していることはありますか?

熊谷シェフ
「四季を感じていただけるよう素材や色合いを意識し、出来るだけ地域の食材も使用するようにしています。」
デザートのアソートプレート
写真は2022年6月~のメニュー。ビュッフェの開始にはデザートのアソートプレートが運ばれてきます。夏らしさを感じるバナナやマンゴーが使用されたケーキと、すっきりとしたシャーベットが並びます。
ー今回のデザート(2022年6月~)で一番のおすすめ、これは必ず食べてほしい!というものはありますか?

熊谷シェフ
「山ぶどうのラミントンです。オーストラリア発祥のスイーツで、チョコレートソースではなく山ぶどうソースにして、生地にすりおろしたレモンの皮を加えることで爽やかなお菓子に仕上げています。」
山ぶどうのラミントン
ーデザートを作る際のアイデアはどこから湧いてきますか?また、「東北らしさ」を意識することはありますか?

熊谷シェフ
「趣味が釣りとドライブなので、自然の中でリラックスしたときにアイデアが浮かびます。「東北らしさ」という点では、東北の食材を使用することで、新たな食材の魅力が伝わるよう意識しスイーツを考案しております。」
熊谷シェフのアップルパイ(イメージ)
過去に、秋から冬にかけて温かい状態で提供したアップルパイは大人気だったのだとか。季節によって提供されるメニューも変わるので、何度乗車しても楽しめますよ。

シェフのこだわり

シェフの得意なお菓子、ショートケーキ
ーランチコースと合わせて往復乗車するお客さまも多いと思いますが、往路の食事内容は気になりますか?往路のシェフと話して、デザートを決めることもありますか?

熊谷シェフ
「直接お話しすることはありませんが、往路で提供するシェフのレシピや食材の使い方、ボリュームなどチェックし、内容が同じにならないようにメニューを考案しています。」
「TOHOKU EMOTION」往路ではコースのお食事が提供される(イメージ)
ー車内のシェフ、スタッフにお願いしていることは ありますか?

熊谷シェフ
「デザートメニューが変わるごとに、スイーツの提供の仕方や今回のスイーツのこだわり、おすすめポイントなどを伝えています。」

三陸の絶景×絶品オリジナルスイーツ

ーこれからTOHOKU EMOTIONに乗車するお客さまへメッセージをお願いします。

熊谷シェフ
「TOHOKU EMOTIONでは、三陸の美しい絶景とエモーションオリジナルスイーツをご用意し、心温まるサービスで皆様のお越しをお待ちしております。」
季節ごとの味覚を取り入れたTOHOKU EMOTIONのオリジナルデザートを必食ですよ。三陸の絶景を眺めながら、シェフ特製のデザートを心ゆくまで楽しみましょう!

「TOHOKU EMOTION」をご利用するなら「のってたのしい列車予約サイト」へ!

今後も「TOHOKU EMOTION」の魅力に迫った記事や、他の「のってたのしい列車」に関する記事の掲載も予定しています。ぜひお楽しみに!

※「TOHOKU EMOTION」は2022年4月より、Web予約限定となりました。
「のってたのしい列車予約サイト」はこちら
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