春まで楽しめる!青森で【八甲田の樹氷】と【酸ヶ湯温泉】を満喫

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冬の八甲田
青森市にある八甲田山をご存じですか?日本百名山の1つに数えられ、夏にはみずみずしい緑の中の登山、秋には紅葉を楽しむことができますが、冬から春にかけては、ふわふわのパウダースノーと雪の絶景が楽しめるスポットでもあるんです。今回は、観光の拠点となる青森駅や新幹線到着駅の新青森駅からバス1本で行ける八甲田の魅力をお伝えします!

絶景が広がる雪の八甲田へ

八甲田山は、日本百名山のひとつに数えられ、奥羽山脈の北端、青森県のほぼ中央に位置します。約1,584mの大岳(おおだけ)を主峰として、高田大岳(たかだおおだけ)、井戸岳(いどだけ)、赤倉岳(あかくらだけ)、前嶽(まえだけ)など10峰の山々を「北八甲田」、櫛ヶ峰(くしがみね)を始めとした6峰の山々を「南八甲田」と呼び、それらの総称が「八甲田連峰」と呼ばれています。

青森駅や新青森駅からJRバスに揺られて約1~1.5時間ほどすると、「八甲田ロープウェー駅前」に到着します。近くにあるロープウェー山麓駅舎でチケットを購入し、ロープウェーに乗ると10分ほどで目の前に冬の絶景が広がります!白一色の世界は息をのむ美しさですよ。
※八甲田までのJRバスではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えます
白一色の世界

「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷を楽しむには?

日本三大樹氷といえば、「八甲田山の樹氷」に加え、山形県と宮城県の県境にある「蔵王の樹氷」、秋田県にある「森吉山の樹氷」ですが、特に雄大で豪快な「八甲田山の樹氷」は"日本一"と言われています。八甲田に多数植生するアオモリトドマツに、氷と雪が覆いかぶさり成長し、完全に覆いつくした巨大な樹氷は、その姿から「スノーモンスター」と呼ばれています。八甲田では、ロープウェー乗り場から歩いて行ける範囲内でも、充分スノーモンスターを楽しむことができるため、ウィンタースポーツが苦手な方でも足を運べることが魅力です。
樹氷が広がり異世界のような雰囲気 
一方向に向かって歩くモンスターのような樹氷群
樹氷は世界でも見ることができる場所がかなり限られている貴重な現象のため、ぜひ自分の目で見て、その大きさや力強さを感じてください。かなりのインパクトがあり、旅の思い出に残ること間違いなしです。樹氷の見ごろは例年2月までですが、その後の降雪状況によっては3月でも見ることができる場合もありますよ。ただ、ロープウェーの頂上はかなり寒いので、防寒はしっかりしておいてくださいね。
バックカントリー中に出くわしたモコモコの樹氷
樹氷越しに見下ろせる青森市内

5月中旬までOK!バックカントリー

八甲田は世界有数の豪雪地帯であるため、今人気のバックカントリーもなんと春(例年5月中旬ころ)まで楽しめちゃうんです。山のエキスパートのガイドさんと一緒にスノーシューなどの装備を付けて出かけましょう!周りの景色を楽しみながらサクサク歩いたり、最後にはスキーやスノーボードを使って滑り降りたりと、雪を思う存分楽しめます。ガイドさんが一緒だと一人で行くのは難しいルートを通ることもでき、特別感が味わえますよ。

日本三大樹氷の1つである「八甲田山の樹氷」をぜひ間近でご体感ください♪
バックカントリー中に出くわしたスノーモンスター化した山小屋(写真中央)
八甲田ロープウェー公式HPはこちらから

身体が冷えたら酸ヶ湯温泉へ

八甲田山を堪能したら、冷えた身体を温めるために酸ヶ湯温泉へ向かいましょう。JRバスでロープウェー駅前から15分ほどで到着します。雪の中に佇む酸ヶ湯温泉は雰囲気がありますよ。(バスは本数が少ないので注意してくださいね。)

酸ヶ湯温泉は、江戸時代からの湯治場として知られる名湯です。八甲田山中の標高約925mに位置しており、湯治客はもちろん、八甲田山の登山や山岳スキーなどの基地として、一年中多くの観光客で賑わっています。様々な効能と豊富な湧出量、およそ260人を収容できる宿泊機能などが備わっており、昭和29年に、環境が整った優れた温泉地として「国民保養温泉地第1号」に指定されました。
雪の中に佇む酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉と言えば、歴史ある混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」。総ヒバ造りで160畳もの広さを誇り、「熱の湯」・「冷の湯」・「四分六分の湯」・「湯滝」と、4つの異なる源泉が楽しめます。「熱の湯」は、長い時間温もりが続き、後々まで体が温まります。「四分六分の湯」は、入ると「熱の湯」より熱く感じますが、温もりの持続が「熱の湯」より短く、四分から六分ぐらいの温まり具合になると言われて、その名が付けられました。なお、「四分六分の湯」には女性の脱衣所から続く『つい立て』が途中まであり、異性の目を避けて入浴することができます。それでも心配な方は、酸ヶ湯温泉の売店でしっかりとした生地の湯浴み着をレンタルできますよ。
酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂(提供:酸ヶ湯温泉)
混浴はちょっと…という方は男女別の浴場「玉の湯」へ。千人風呂に比べると小さめの湯船ですが、同じような泉質のお湯が楽しめます。男女ともにシャワーも備え付けられているので、ヒバ千人風呂で雰囲気を少し楽しんだ後、玉の湯でゆっくりするのもいいですね。
玉の湯(女)

入浴後は「御鷹々々サロン」でゆったり

温泉で身体が温まったら、「御鷹々々(おんたかたかたか)サロン」でくつろぎの時間を。こちらは日帰り入浴の方でも利用できる休憩スペースとなっており、薪ストーブやロッキングチェアがある空間でのんびりと寛ぐことができます。サロン内には、サロンの名前の由来となった版画家、棟方志功(むなかたしこう)の作品のレプリカもあり、歴史を感じることができるスポットです。
写真左手:御鷹々々(おんたかたかたか)サロン
湯上りにまったりできる窓辺のスペース

地・温泉連載で「酸ヶ湯温泉」を紹介中!

酸ヶ湯温泉公式HPはこちらから

八甲田はどの季節もおすすめ!

八甲田の魅力、いかがだったでしょうか?夏に訪れて木々の爽やかさを感じたり、紅葉の絶景の時期もおすすめですが、樹氷という冬ならではの楽しみもあります。どの季節にいってもそれぞれ魅力ある八甲田、ぜひ訪れてみてくださいね。

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※2025年11月の情報です。
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