2024年春。【二十間道路の桜並木】北海道・新ひだか町静内

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かわいらしいエゾヤマザクラ。

二十間道路ができた歴史とは?

皆さまこんにちは。北海道通信部です。今日ご紹介するのは。北海道新ひだか町静内にあります【二十間道路の桜並木】です。ぜひ見事な桜並木をご覧ください。
先まで見渡せそうな直線道路。
二十間(にじゅっけん)道路の「間(けん)」は道幅の単位のことをいいます。一間は約1.82mですから、二十間は約36mとなります。北海道開拓使長官であった、黒田清隆が1872年に日高を訪れ、積雪が少なく、野草の多い、この日高地方は産馬改良に最適と判断し牧場を区画し、やがて宮内庁所管の新冠御料牧場となりました。この牧場を視察する皇族方の行啓道路として、桜が植栽され、今の新ひだか町静内の【二十間道路の桜並木】となりました。

2,000本を超える桜並木は直線7㎞です。

桜の木々の間からの木漏れ日も美しい。
1916年から3年間をかけて、近隣の山々からエゾヤマザクラなどを移植し、北海道の厳しい自然を耐え抜き、日本の道百選や、新・日本街路樹100景、北海道遺産にも選ばれました。2,000本を超える桜が直線7㎞に渡って咲き誇る【二十間道路の桜並木】は圧巻です。7㎞の直線道路というのも北海道の広大さが伝わりますね。

今年も「しずない桜まつり」が開催されます。

花のトンネル。
【二十間道路の桜並木】の桜の多くは、エゾヤマザクラ、次にカスミサクラ、ミヤマザクラです。カスミサクラはその名の通り、遠くから見た様子が霞のように見えるからだそうです。また、ミヤマザクラは、エゾヤマザクラと同じく、花と葉が同時に開花するが、葉は赤くならず、小ぶりで、白っぽいのが特徴です。今年は、第61回「しずない桜まつり」が開催され、多くの桜人が訪れることでしょう。開催期間は、2024年4月28日(日)~5月3日(金・祝)までの6日間です。詳しいご案内は、新ひだか町役場の公式ホームページをご確認ください。皆さまのご来場お待ちしております。
画像提供/新ひだか町役場まちづくり推進課
新ひだか町役場公式ホームページ
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