2025年版!【青森ねぶた祭】見どころは色鮮やかなねぶたとハネト!

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2024年 JRねぶた実行プロジェクト「足柄の公時(きんとき) 頼光(らいこう)に随(したが)う」(ねぶた制作/竹浪比呂央)
2025年も青森ねぶた祭の時期が近づいてきました!青森ねぶた祭は期間中、「ねぶた」と呼ばれる巨大な山車20台ほどが青森市中心部、約3.1㎞を太鼓やお囃子等と一緒に練り歩くお祭りです。

幅9m、奥行き7m、高さ5mもある巨大なねぶたはとっても色鮮やか!歴史的な物語がモチーフになっているなど勇壮なものが多いですが、内側からライトアップされるため、夜の運行風景は幻想的でもあります。
幻想的なねぶた運行

2025年青森ねぶた祭 日程

青森ねぶた祭の日程は毎年8月2日~8月7日まで。8月7日最終日はねぶたの運行が昼になり、夜に花火大会が行われます。

8月1日(金) 前夜祭 
18:00~21:00(予定)(会場:青い海公園特設ステージ)
各種コンテストやイベント等が開催。屋台等の出店も。

8月2日(土)、3日(日)
19:00~(先頭ねぶた協働社交差点から出発)
子どもねぶた(約10台予定)・大型ねぶた(約15台予定)の運行

8月4日(月)~6日(水)
18:45~(先頭ねぶた新町柳町交差点から出発)
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)

8月7日(木)
13:00~(先頭ねぶた新町柳町交差点から出発)
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)

19:15~21:00頃 (会場:青森港)
第71回青森花火大会・ねぶた海上運行

※日程は2025年度のものです。最新の情報は公式HPをご確認ください。

青森ねぶた祭の楽しみ方

青森ねぶた祭は見るだけでなく、観光客の方でも当日ハネトとして参加できたり、祭の開催前にねぶたを見学できたりと楽しめる要素がたくさん!記事では2025年の青森ねぶた祭の楽しみ方をご紹介します♪

その1:観て!聴いて!楽しもう!!

青森ねぶた祭はまず、観て、聴いて楽しむのがおススメ。運行は夜になるため、闇夜の中を色とりどりの巨大な山車が次々と目の前を進んでいく姿には目を奪われます。

ねぶたを誘導する「扇子持ち」に合わせてダイナミックに動くねぶたをじっくりご覧になってみてくださいね♪
扇子持ちに合わせて動きます
花形の扇子持ち
また、ねぶた囃子と呼ばれる笛や太鼓、手振り鉦(がね)の響きは力強く、聴いているとリズムに合わせて体が動いてしまうかも♪地元の人はねぶた囃子を聞くと、じゃわめぎますよ(”じゃわめぐ”は津軽弁で気持ちが高揚してわくわくするという意味です)。
元気でにぎやかな手振り鉦
笛で力強く奏でます
なお、ねぶたは一期一会。ほとんどのねぶたは毎年、祭の後に壊してしまうため、お気に入りのねぶたを見つけたら写真を撮ったりじっくりと観覧してくださいね。

※受賞ねぶたに限っては基本的に来年に入れ替わりが行われるまで「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で展示されます(例外もあり)。

観覧するには?

ねぶたの運行コースは決まっており、有料観覧席以外の場所等一部を除き、どなたでもコース沿いの歩道から無料で見ることができます。

場所によって魅力の違いがあり、地元の人はお気に入りの見物場所が決まっていたりします♪例えば国道沿いは道路が広くダイナミックなねぶたの動きが見れるということで好む人がいる一方、駅前から続く新町通り等は道幅が狭く、ねぶたとの距離が近いということで好む人も。
ねぶたと距離が近い新町通り
運行コース沿いは混みあっているため、しっかりと落ち着いて見たい方や初めての観光客の方には有料の個人観覧席もおススメです。座ってゆっくり見物することができますよ♪個人観覧席は例年7月上旬から全国のコンビニエンスストアなどで販売されます。有料観覧席について詳しくは青森ねぶた祭公式HPをご覧くださいね。
青森ねぶた祭 公式HPはこちらから

その2:ハネトとして参加し、楽しもう♪

青森ねぶた祭の魅力の一つは観光客の方でも見るだけでなく実際に参加ができること。

ハネトと呼ばれる踊り手は「ラッセラーラッセラー」の掛け声とともに跳ねまわります。ハネトは正式な衣装さえ着ていれば観光客の方でも参加OK!衣装は青森駅前で借りることも購入することも可能です。着付けをしてくれるところもあるので、この機会にぜひ挑戦してみてくださいね♪
ハネトの正装(ねぶたの家 ワ・ラッセ)

ハネトの参加方法は?

参加の仕方は簡単!衣装に着替えたら出陣を待っているねぶたのハネト集団の中に紛れ込むだけです。もちろん参加は無料です。運行団体によっては飛び入りの参加がNGのところもあるので、周りの方に一声かけてから参加すると安心。また、運行途中からの参加もNGのため、開始時間より前に待機していてくださいね。
待機中のねぶた
跳ね方はスキップのような感じですが下手でも大丈夫!周りの人を見て真似してみましょう!跳ねている地元の人とも仲良くなれるかも♪終了時には筋肉痛になっている可能性大ですが跳ねることでねぶたの楽しさを存分に味わえますよ♪

ねぶた衣装を借りれる場所やハネト参加のルールなどは青森ねぶた祭の公式HPに記載されているので、そちらをご覧くださいね。
ぜひ参加してみてください!

その3:昼の時間を楽しもう!

青森ねぶた祭は最終日を除き夜の運行となりますが、昼もねぶたにどっぷりつかりたいのなら、青森ねぶたラッセランドガイド隊による「ねぶたガイド」がおススメ。
ねぶたラッセランド
駅前から海沿いのルートを進んでいきます
青森駅から海沿いを歩いて7分ほどの場所にある、青森県観光物産館アスパムの建物の裏側(海側)に「ねぶた小屋案内受付所」があり、無料でガイドをお願いすることができます。ねぶたの起源や由来から祭の仕組み、ねぶたが出来るまでを詳しくご案内してもらえますよ♪

受付:2025年7月1日(火)~8月6日(水)
時間:10:00~12:00(最終受付:11:30)、13:00~15:00(最終受付:14:30)
申込:ねぶた小屋案内受付所にて直接お申込みください
予約:個人のお客様を対象に予約可能です

【注意点】
・一度にご案内できる人数は10名までです。旅行ツアー等の団体受付はしておりません。
・ガイドの目安は約20分程となっております。
・完成前(お披露目前・台上げ前)のねぶたの写真撮影は禁止です。
・ねぶた小屋内では制作スタッフに話しかけるなど作業に支障がないようお願いいたします。

その他注意点等、詳細については「青森ねぶた祭」公式HPよりご覧ください。

その4:ねぶたスポットを楽しもう!

せっかくなら青森ねぶたを余すことなく楽しんでしまいましょう!JR青森駅から徒歩圏内で楽しめるその他のねぶたスポットをご紹介します♪

ねぶたの家「ワ・ラッセ」

JR青森駅から徒歩すぐのところにあるのが「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。館内有料エリアではねぶたについて学べるほか、昨年の受賞ねぶた等大型ねぶたを展示しています。運行中はダイナミックさに圧倒されてしまいますが、ワ・ラッセでは細かいところまで丁寧に作られているねぶたをじっくりと眺めることができ、新しい発見があるかも♪
ねぶたの家 ワ・ラッセ(赤い建物)
有料エリアには大型ねぶたが!
また、スタッフによるねぶた囃子演奏やハネト体験などもあるので、時間に合わせた訪問がおススメ。ねぶた関連のお土産品も沢山販売されていますよ。

入館料や体験などの時間等詳しくは「ねぶたの家 ワ・ラッセ」公式HPをご覧ください。
ねぶたの家 ワ・ラッセ 公式HPはこちらから

青森県観光物産館アスパム

青森県観光物産館アスパムでおススメなのが13階の展望台!ねぶた作家(ねぶた師)の竹浪比呂央(たけなみひろお)さんが企画や原画の作成、監修等を行い、同じくねぶた師の手塚茂樹(てづかしげき)さんが制作した『ステンドグラス風ねぶた絵』が展示されています。
青森県観光物産館アスパム13階の展望台
展望台から見下ろすねぶた小屋
こちらは青森港の開港400年をテーマにしたもの。ねぶたの技法を用いつつもステンドグラスを表現しているという新しい取り組みです♪実際に見てみるとステンドグラスのように鮮やかですが、ガラスではなく和紙を使っているため、光の通り方が柔らか。黒い線は墨を使っているのだとか。

展望台からはねぶた祭期間中、ねぶた小屋からねぶたが出陣する様子を見下ろすこともできるのでおススメですよ♪

もう1つ青森県観光物産館アスパムでおススメなのが、2階にある「360°シアター」。こちらでは青森ねぶた祭を含む青森県内の祭を大迫力の映像で楽しめる『青森祭りの魂(約7分)』がご覧いただけます。※こちらは季節の映像とのセット上映となります

展望台、シアター、どちらも有料となっておりますが、一見の価値ありです♪料金等詳しくは青森県観光物産館アスパム公式HPをご覧ください。
青森県観光物産館アスパム 公式HPはこちらから

ねぶた制作の様子を今年も特別にお届けします!

今年も「JRねぶた実行プロジェクト」のねぶたを手掛けているのは竹浪比呂央さん。2023年にはこれまでの取り組みが評価され、第7代「ねぶた名人」に選ばれました。これまで最も優れたねぶた制作者に贈られる「最優秀制作者賞」をはじめ、数々の賞を受賞されていますが、同時にステンドグラス風ねぶた絵などの新しい取り組みも積極的にされています。

竹浪比呂央さんについて詳しくは下記の「竹浪比呂央ねぶた研究所」公式HPや昨年度の連載企画をごらんください。
竹浪比呂央ねぶた研究所公式HP

現在のねぶたの様子はこちら

こちらでは現在進行形で制作中の「JRねぶた実行プロジェクト」のねぶたの様子を更新していきます!※撮影は特別な許可を得ておこなっています

今年のねぶたは『入雲龍(にゅううんりゅう) 風を呼ぶ』。水滸伝の豪傑である入雲龍、入雲龍が従えている金色の翼をもつ応龍(おうりゅう)、風神の姿が表現されています。
6月上旬頃の白いねぶた
とても丁寧に作られているのがよくわかります
こちらは「白いねぶた」とも呼ばれる色付け前の状態です。造形美のすごさがよくわかりますね。繊細で大胆な作りをじっくり見れるとあり、「白いねぶた」のファンも多いのだとか。細かいパーツもとても丁寧に作られています。明かりが点くと針金の線がくっきりと浮き出て、こちらも完成されたアートのようですよ♪
明かりが点いた状態の白いねぶた

今年もねぶた祭が熱い!

青森の夏といえばねぶた祭。長い冬を超えて人々のエネルギーが最も沸き立つお祭りです。夜空に光る勇壮なねぶたとお囃子の音色、たくさんのハネトの活気はきっと忘れられない思い出になるはず。ぜひ今年の夏を青森で満喫しに来てください♪
迫力満点のねぶた運行

青森で宿がとれない!という方は…

青森ねぶた祭は全国から観光客の方が集まるため、宿がなかなか取れない場合があります。そんなときは少し足を延ばして函館や盛岡で宿をとる方法もあります♪列車と宿を一度に予約できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」が便利ですよ♪

好きな列車と宿または日帰りプランを組み合わせておトクに旅行しよう!

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