祝・開館10周年! 巨大な空間芸術を楽しもう【富山市ガラス美術館】
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「ガラス」がテーマの美術館
富山とガラスのつながりは、病気の際に飲む薬と関係があります。「置き薬」と呼ばれる家庭用の常備薬を販売する企業が富山には多数あり、入れ物としてガラスが重用されました。割れにくいプラスチック容器の開発とともにガラスの需要は減ってしまいましたが、その歴史を大切につないでいくため、市民講座や研究施設の設立というプロジェクトが行われてきました。「知る」「作る」を通じてガラスにふれ、実際に「観る」、それが「富山市ガラス美術館」という場所となっています。
入口から迫力満点
ビルの外側は以前ここに建てられていたものと似た縦ストライプを残しつつ、立山黒部アルペンルートの雪や氷、そして美術館に収められているガラス作品のような、きらきらしたデザインとなっています。内側は富山県産の杉がふんだんにあしらわれ、最上階まで斜めに吹き抜けになっていて、写真を撮らずにはいられない空間になっています。

収蔵作品をゆっくり鑑賞できる常設展

圧巻! 最上階の「空間芸術」
デイル・チフーリ氏は1992年に日本の人間国宝といえる、アメリカの「National Living Treasure Award」を受賞している国際的に有名なガラス彫刻家です。展示している5点のうち1点は実際に富山市内で作品の一部が制作され、設置が行われました。
身近にあるグラスや窓ガラスと違った、色とりどりで自分より大きい「生きている」ような花、葉、浮き玉という作品群を、近くに寄って見たり角度を変えて見たりして楽しむことができます。美術館の中ですが、写真を撮ることもOK。自分が気に入った作品の、好きな角度を写真に残して旅の思い出にしてみませんか。

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●所在地:〒930−0062 富山市西町5番1号
●アクセス:
◇電車
富山駅から市内電車環状線にて約12分「グランドプラザ前」下車 徒歩約2分
富山駅から市内電車南富山駅前行きにて約12分「西町(にしちょう)」下車 徒歩約1分
◇バス
富山地鉄バス「西町」下車すぐ・「総曲輪(そうがわ)」下車 徒歩約4分
※画像提供:富山市ガラス美術館
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※画像はすべてイメージです。