1度は訪れたい日本有数のパワースポット【戸隠神社】

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写真提供:戸隠神社
日本屈指のパワースポット「戸隠神社」。
奥社・中社・宝光社の戸隠三社と九頭龍社・火之御子社の五社からなる神社で、大自然の中の五社巡りは高い人気を集めています。
遠い日本神話のころ、「天岩戸(あまのいわと)」が飛んできて現在の姿になったと伝わる戸隠山を中心に開山され、2000年余りに及ぶ歴史を刻む戸隠神社。
せっかく戸隠に来たなら、五社巡りをしないともったいない!ということで、ここでは、歩いて回る五社巡りをご紹介します。
歩いて回るには、およそ4~5時間程度の時間が必要ですが、徒歩でしか見ることのできない戸隠の街並みや景色に出会えますよ。
途中の道は整備された遊歩道になっているので、安全に歩いて五社巡りすることができます。が、途中ぬかるんでいるようなところもありますので、歩きやすい服装がおすすめです。
五社巡りに正式な決まりはありませんが、奥社が御本社なので、奥社から遠い順に宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社と参拝するのがおすすめのコースです。

それではいざ五社巡りへ!

まずは、274段の長い階段の先にある「宝光社」。いきなり心が折れそうですが・・・気合を入れて登りましょう。                       
足腰の弱い方は「女道」と呼ばれるなだらかなコースもあるので安心してくださいね。
ご祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」。
主なご利益は安産・厄除け・縁結びなど、特に女性の守り神として御神徳があるといわれています。
社殿は戸隠神社五社で最も古く、文久元年(1861年)に創建されたもので、拝殿周りは美しい彫刻が施されています。
参拝を済ませたら、社殿の北側から続く「神道(かんみち)」を通って火之御子社へ。
ゆっくり歩いても10分~15分ほど、約700mの道のりです。
神道は宝光社と火之御子社、中社の三社をつなぐ森の中の道で、神々がここを通って行き来しているのではないかと思わせるような趣のある道です。
274段の階段・・・頑張りましょう!         
写真提供:ながの観光コンベンションビューロー
宝光社  
写真提供:戸隠神社
火之御子社
写真提供:ながの観光コンベンションビューロー

石造りの鳥居が出迎えてくれる「火之御子社」。
五社の中では1番小さく、静かで素朴な雰囲気です。
ご祭神は「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」。
舞楽芸能の神、縁結びの神、火防の神として尊崇されています。

火之神子社を参拝後、続いて向かうのは「中社」です。
表参道には戸隠の伝統工芸品のお店や、戸隠そばの店がずらり。戸隠神社の中でも1番賑やかなエリアです。
大きな鳥居をくぐって境内へ入ると、樹齢700年を超える御神木や、古来の御神木とされた樹齢800年を超える三本杉が。
パワーをいただきましょう。
ご祭神は「天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)」。天岩戸を開くきっかけを作った神で、学業成就や商売繁盛、開運、厄除、家内安全に御神徳があるといわれています。
中社
写真提供:ながの観光コンベンションビューロー
それでは、次は九頭龍社へ向かいましょう。
九頭龍社は奥社と隣接しており、奥社参道入り口までは約2㎞。
奥社入り口に鳥居があり、鳥居から社殿までは片道約2㎞。
途中、中間地点には茅葺屋根と朱塗りが印象的な随神門があります。随神門から先は江戸時代に植えられた樹齢400年を超える杉並木が約500m続いており、長野県の天然記念物に指定されています。
自然からみなぎる大きなパワーと神秘的な空気を感じられます。
杉並木が終わると次第に石段状の上り坂に変わり、上りきるといよいよ九頭龍社と奥社に到着です。
神秘的な雰囲気の杉並木 
写真提供:戸隠神社
随神門 
写真提供:ながの観光コンベンションビューロー
九頭龍社
写真提供:戸隠神社

五社の中で最古とされる九頭龍社。
ご祭神は戸隠の地主の神様九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。
水の神や雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神として尊信されています。
虫歯の神が気になったので調べてみたところ、「歯なし」から「なし」を取ると「歯」が残ることから、九頭龍の好物である「梨(なし)」をお供えにして、自分は一生、梨を食べないと誓うと、歯の病が治るという言い伝えから、虫歯にも御利益があると言われているそうです。

最後は、九頭龍社の先にある戸隠神社の御本社、奥社へ。
ご祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝等のご利益があります。
ここは天照大神(あまてらすおおみかみ)が「天の岩屋」に隠れた時に、無双の神力で天の岩戸を開いた天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が祀られているそうです。
奥社の参拝を済ませると、五社巡り終了です。
奥社
写真提供:戸隠神社
さて、神社を訪れたらおみくじを引きたくなりますよね。戸隠神社では他の神社とはちょっと違うとのこと。
まず、自分の数え歳と性別を伝えます。ちょっと恥ずかしいですが、気にせず「〇〇歳です!」と伝えましょう。
すると、神主さんが社務所奥でおみくじを引いてくれます。その際は「〇〇歳女性/男性の方~」と呼ばれます。(恥ずかしい(照))。
おみくじは、木の枝に結んだりせず、持ち帰り1年間の指標にしましょう。と書かれており、奥社・中社・宝光社の各授与所で引くことができます。
1日がかりの五社巡りですが、心地よい疲れ以上に達成感と神聖な気持ちに包まれ、自然のパワーでリフレッシュできること間違いなしです。
戸隠神社周辺には宿坊と呼ばれる宿泊施設が数多くあるので、宿坊に泊まって疲れを癒すのもおすすめですよ。
伝統的な精進料理に加え、戸隠そばや信州牛や信州サーモンといった長野ならではの料理を味わうことができたり、朝拝に参列し宿坊ならではの体験することも可能です。
あなたも神聖なパワーをチャージしに戸隠の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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