きっぷ1枚で、北陸を自由に。 ~大人の休日倶楽部会員限定「北陸フリーきっぷ」で巡る冬の北陸旅~

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冬のごちそうは北陸にあり。

冬の贅沢を味わうなら、北陸へ。寒さが深まるこの季節、日本海はうま味の宝庫となります。なかでも外せないのは、北陸冬グルメの王者・蟹。殻を剥き、身を頬張る瞬間、ただその味に集中する――そんな時間こそ、大人の旅の醍醐味です。大人の北陸旅を自由に楽しむなら、「北陸フリーきっぷ」がおすすめ。首都圏からの北陸新幹線往復と北陸フリーエリアの乗り放題がセットになった大人の休日俱楽部会員限定のおトクなきっぷです。
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おまかせ握りが自慢の「丸勘」

北陸新幹線の敦賀開業で、福井がぐっと近くなりました。北陸フリーきっぷを使って、まずは敦賀駅へ。北陸旅の最初のランチは、やはり若狭湾の海の幸を味わいたいところです。おすすめは、敦賀駅前にある寿司店「丸勘」。こじんまりとした店構えですが、扉を開けると気さくな大将が迎えてくれます。ここは迷わず、お任せ握りを。大将を信じて流れに身を任せましょう。出てきたのは「モサエビ」と「ぐじ」。モサエビはお隣の石川県では「ガスエビ」と呼ばれ、甘えび以上にねっとりとした甘さが魅力です。ぐじは甘鯛のことで、クセのない上品な甘みと柔らかな身が特徴です。冬の北陸で食べる脂の乗った白身は、味も食感も違いがはっきりしています。白身魚の味の違いを知るなら、北陸に来るのが一番です。いろいろ食べてきたつもりでも、北陸にはまだまだ知らないうま味があると気づかされます。
丸勘(カウンター席イメージ)

日本三大木造鳥居のある「氣比神宮」

お寿司を楽しんだ後は、腹ごなしにゆったりと散歩しながら、日本三大木造鳥居のひとつ「氣比神宮」へ足を延ばしてみましょう。丸勘から歩いて5分ほどで到着します。氣比神宮は歴史ある格式高い神社で、高校野球で有名な「敦賀気比」も試合前に勝利祈願に訪れることで知られています。ここには、食物の神様・伊奢沙別命(いざさわけのみこと)が祀られており、食通の旅にふさわしい場所です。この旅で、忘れられない美食と出会えることを願って、静かに手を合わせましょう。
氣比神宮(イメージ)

0.01mmの食べる芸術「おぼろ昆布」

そしてもうひとつ、敦賀でぜひ見ておきたいのが、「おぼろ昆布」の職人技。薄く、薄く、軽やかな手さばきで削られていく昆布は、向こう側が透けるほどの薄さから「おぼろ」の名が付けられました。一見簡単そうに見えるその作業も、実際に体験してみると技のレベルの高さに驚かされます。職人の技に触れ、本物の味を知る、そんな大人の旅にふさわしい体験です。昆布漉き体験は「サステナつるが」や「敦賀昆布おぼろや」の公式HPから予約可能。旅の記念に、ぜひ持ち帰りたい逸品です。
黄綬褒章を受賞したおぼろ昆布職人髙橋衛氏(写真提供:敦賀市)

各駅で買えるおすすめのお土産はこちら

職人技が光る「タケフナイフビレッジ」

敦賀駅から次に向かうのは、越前たけふ駅。目的地は700年の歴史を誇る越前打刃物の共同工房「タケフナイフビレッジ」です。ここは複数の刃物会社が共同で運営する工房で、刃物の購入はもちろん、工房見学や包丁づくりの体験も可能。鉄を叩き、形を整え、刃を研ぐ――その一連の工程を間近で見ると、一丁の包丁に込められた職人魂を感じずにはいられません。こうした手仕事の世界に触れるのも、大人ならではの贅沢な時間です。余談ですが、日曜劇場「グランメゾン東京」で主人公が使っていた包丁も、越前打刃物です。撮影で使用されたのは高村刃物製作所の製品で、越前打刃物のもう一つの聖地「越前刃物の里」にあります。作品のファンなら、そちらにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
写真提供:福井県観光連盟

冬の味覚の王者「越前がに」

タケフナイフビレッジを後にしたら、越前たけふ駅から電車で福井駅へ。福井駅前の和食店では、冬季になると蟹を扱う店が多く並びます。調理法はさまざまですが、代表的なのは「茹で」「焼き」「刺し」。どれも魅力的で、簡単には決められません。「茹で」は、一杯まるごと茹でる豪快さが魅力。ふっくらとジューシーな食感で、満足感は間違いなしです。一方、「焼き」は香ばしい香りが食欲をそそり、「刺し」は花が咲いたような美しい見た目と、とろりとした食感がたまりません。半身ずつ調理法を変え、1杯で「焼き」と「刺し」を楽しめる店も多いですが、せっかく福井に来たなら、2杯頼んで「茹で」「焼き」「刺し」の三種を制覇するのがおすすめです。
茹で蟹(イメージ)
福井駅周辺で越前がにをお土産に買うならおすすめの店は「成前」。繁華街片町にあるこの店は、福井市の老舗寿司店「寿し吉田」が運営する蟹専門店。店主・田畑健太郎氏の確かな目利きで選び抜かれた「最高に美味しい越前がに」を購入できます。詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。

蟹と一緒に嗜む「地酒」 

福井の地酒といえば、まず名前が挙がるのは「黒龍」。全国にファンが多く、すでにご存じの方も多いでしょう。しかし、福井まで来たなら、それだけで終わらせるのは少し惜しい。この土地には、まだ知られていない地酒が静かに息づいています。敦賀より西のエリアは「嶺南」と呼ばれ、その嶺南の代表格が「早瀬浦」。切れがよく、飲みごたえがあると評され、地元での支持も厚い銘柄です。もうひとつ挙げるなら「白龍」。女性杜氏が手がける酒で、透明感のある味わいが特徴。口に含むとすっと消えていく軽やかさは、華やかで上品なタイプを好む方におすすめです。その土地に足を運んだからこそ出会える銘柄。「地のものをよりおいしく」。地酒には、そう感じさせる力があります。
写真提供:福井県観光連盟

宿泊は福井市内ホテルがおすすめ

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2時間ドラマの定番と言えば「東尋坊」

福井駅を後にして、JR芦原温泉駅からバスに乗り、「東尋坊」へ。車窓から見える景色が少しずつ開け、海の気配が近づいてきます。断崖へと続く道は商店街になっていて、絶景を見に来た方も、ついつい立ち寄りたくなる雰囲気です。崖の上から海を眺める――そんなイメージの東尋坊ですが、階段を下りると崖の下まで行けます。間近で見る柱状節理は、想像以上に高く、迫力満点です。冬になると、日本海は、その表情をさらに荒々しく変えていきます。強い季節風にあおられた波が岩にぶつかり、白い泡となって舞い上がる「波の花」。雪のようにふわりと飛ぶその姿は、この土地ならではの冬の風物詩です。遊覧船に乗って海から眺めるのもおすすめ。海上から見上げる断崖は、陸からとはまったく違う、厳しくも美しい表情を見せてくれます。
写真提供:福井県観光連盟

東尋坊と一緒に訪れたい!神の島「雄島」

東尋坊の沖に、悠然と浮かぶ島があります。その名は「雄島」。約1300万年前の溶岩で形成された、周囲わずか2キロの小さな島です。小さくも、その圧倒的な存在感は、実際に目にしてこそわかります。朱塗りの橋を渡り、島へ足を踏み入れると、古くから「神の島」と呼ばれてきた理由が静かに伝わってきます。整備された散策路を歩けば、ゆっくり回っても40分ほどで一周。島全体に漂う神秘的な空気が、時を忘れさせます。ここには昔からこんな言い伝えがあります。「雄島を反時計回りに歩くと、海に引きずり込まれる」。観光協会に確認したところ、そのような事実は確認できませんでしたが、一度耳にすれば心に残るものです。そこで、ここは時計回りに歩くのが無難でしょう。そうすれば、大湊神社の本殿に先に立ち寄れます。まず神様にご挨拶してから島を一周。順序としても、気持ちとしても、その方が落ち着きます。
雄島にかかる朱色の橋(イメージ)

往時の繫栄に思いを馳せる「三国」

雄島から移動し、三国駅に到着。この三国エリアは、江戸から明治にかけて北前船交易で栄えた港町。今も格子戸が連なる町家や、豪商の面影を残す建物が点在し、歩くだけで歴史の息吹を感じられます。レトロな町並みをゆっくり散策しながら、往時の繁栄に思いを馳せるのも旅ならではの魅力です。三国港では、全国的にも珍しい「夕競り」を市場の見学室から無料で見学できます。活気ある競りの様子は、港町ならではの迫力。東尋坊や三国の町並み、坂井市の魅力を十分に堪能したら、三国駅からえちぜん鉄道に乗ってあわら湯のまち駅へ。夜は温泉旅館で、ゆったりとした時間を過ごしましょう。
※えちぜん鉄道は「北陸フリーきっぷ」ではご乗車いただけませんのでご注意ください。
写真提供:福井県観光連盟

宿泊はあわら温泉のお宿がおすすめ!

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白銀に張り巡らされる守りの美「雪吊り」

金沢観光といえば、兼六園。すでに訪れた方も多いでしょう。しかし、冬の兼六園は格別です。まだ訪れていないなら、ぜひこの機会にぜひもう一度足を運んでみてください。冬の兼六園で目を引くのは「雪吊り」。雪の重みから松を守るため、縄で支える伝統の技です。そこにあるのは、単なる景色ではなく、職人の知恵と手間が積み重なった冬ならではの庭園美。冬の兼六園でしか味わえない、深い趣に、きっと心を奪われるはずです。
冬の兼六園(イメージ)写真提供:石川県観光連盟

金沢が誇る和菓子の名店「吉はし」

金沢といえば和菓子も外せません。「吉はし」のお菓子をご存じでしょうか。茶席菓子を中心に作られるこの店の和菓子は、茶席で出会えば茶人も喜ぶほどの逸品です。普段お茶の世界に縁がなくても、その話を聞くだけで一度味わってみたくなるはず。「幻のお菓子」と呼ばれることもある吉はしですが、電話予約をすれば二個から用意してもらえます。また、「金沢白鳥路 ホテル山楽」では、吉はしの和菓子と金箔を浮かべた抹茶を楽しめる特別プランも。少し贅沢に、抹茶と和菓子をゆったり味わう――そんな時間こそ、大人の金沢旅ならではの楽しみです。
写真提供:金沢白鳥路 ホテル山楽

予約必須の人気店「酒と食遊人 みなと」

香林坊・片町エリアの「酒と食遊人 みなと」は旬の地魚や郷土料理、そして地酒を心ゆくまで楽しめる店です。地元客も観光客も集まり、いつも満席のため、必ず事前予約をおすすめします。予約時に「刺し盛りの有無」を聞かれますが、迷わず人数分を。来店の際には黒板に書かれた炭火焼きメニューも見逃せません。炭火の香ばしさが酒の旨みを引き立てます。カウンターで飲んでいると、店主がメニューにない酒をそっとすすめてくれることも。それが、この店を訪れる楽しみのひとつです。
冬のおすすめはふぐの白子の昆布焼き(イメージ)

金沢で宿泊するなら

「金沢東急ホテル」には、レコードが聴けるバーがあります。デジタルでは味わえない、懐かしさを呼び起こすアナログの音色。静かに流れるその音楽に耳を傾けながら飲む酒は、また格別です。ここには石川の地酒を使ったカクテルをはじめ、ワインやウイスキーなど各地の銘酒も揃っています。静かな夜に流れてくる音楽と銘酒が、旅をいっそう記憶に残るひとときへと変えてくれます。
金沢東急ホテル マレ・ドール「バー」
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富山県民の心「立山連峰」

金沢駅からIRいしかわ鉄道で富山方面へ。高岡駅でJR氷見線に乗り換え、雨晴駅に到着。ここには、源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨が晴れるのを待ったという義経岩があり、地名「雨晴」の由来となった場所です。駅を降り立つと、目の前に広がるのは水平線。その向こうには、雄々しく連なる「立山連峰」。海と山が描く壮大な景色に、潮風を感じながら静かに身を委ねる――旅の記憶に深く刻みこまれる絶景です。
写真提供:(公社)とやま観光推進機構

高低差4000mのめぐみ「富山湾鮨」

雨晴駅から高岡駅へ戻り、電車を乗り換えて富山駅へ。富山湾鮨を味わいに向かうのは、富山市中心部にある創業56年の老舗「江戸前 寿司正」。

富山湾鮨の条件は3つ。
①富山湾産の旬の地魚を使った寿司10貫
②富山県産米のシャリ
③富山らしい汁物付き

冬の寿司正で特におすすめなのは「ひみ寒ぶり」。氷見漁港で競られた6キロ以上のぶりは、産卵前で丸々と太り、脂の乗りが絶妙です。さらに、その日に仕入れた地元ならではの旬のネタを選ぶのも一興。「白子の天ぷら」も、この季節なら外せません。寿司正の一品料理で人気No.1というのも納得。口に入れた瞬間、まるで冬の富山の海をそのまま味わっているかのよう。そして、富山の酒は「最高の食中酒」と呼ばれており、端麗辛口の地酒は、富山湾の魚介と抜群の相性。お気に入りの組み合わせを見つける楽しみもあります。最後の一貫まで海の恵みを堪能しながら、静かに旅の余韻に浸ります。
※天候等の都合でやむを得ず地魚を十分に仕入れることができない場合がございます。
冬の北陸は、旬の味覚と雪景色が織りなす至福の季節。食通を魅了する海の幸、歴史情緒あふれる街並み、雪化粧に包まれた風情、そして心まで温まる温泉が、その魅力を一層引き立てます。そんな北陸を、自由に楽しむなら「北陸フリーきっぷ」。北陸新幹線の往復と、フリーエリアの乗り放題がセットになった便利でおトクなきっぷです。この冬、あなたも「きっぷ1枚で北陸を自由に」旅してみませんか。
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