【イベントは終了しました】2023年版!色鮮やかなねぶたとハネトが見どころ【青森ねぶた祭】楽しみ方とは?

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2022年 JRねぶた実行プロジェクト「鍾馗(しょうき)」(ねぶた制作/竹浪比呂央)

2023年も青森ねぶたを楽しもう!

2023年も青森ねぶた祭の時期が近づいてきました!青森ねぶた祭は期間中、「ねぶた」と呼ばれる巨大な山車が青森市中心部、約3.1㎞を太鼓やお囃子等と一緒に練り歩くお祭りです。幅9m、奥行き7m、高さ5mもある巨大なねぶたはとっても色鮮やか!歴史的な物語がモチーフになっているなど勇壮なものが多いですが、内側からライトアップされるため、夜の運行風景は幻想的でもあります。

2022年は3年ぶりのねぶた祭開催ということでとても盛り上がりましたが、今年は更に!久しぶりのハネトの自由参加がOKになりました!

青森ねぶた祭は見るだけでなく、観光客の方でも当日ハネトとして参加できたり、祭の開催前にねぶたを見学できたりと楽しめる要素がたくさんありますので、2023年の青森ねぶた祭の楽しみ方をご紹介します♪

2023年青森ねぶた祭 日程

8月1日(火)前夜祭 
18:00~21:00(予定)(会場:青い海公園特設ステージ)
各種コンテストやイベント等が開催。屋台等の出店も。

8月2日(水)、3日(木)
19:00~(先頭ねぶた協働社交差点から出発)
子どもねぶた(約10台予定)・大型ねぶた(約15台予定)の運行

8月4日(金)~6日(日)
18:50~(先頭ねぶた新町柳町交差点から出発)
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)

8月7日(月)
13:00~(先頭ねぶた新町柳町交差点から出発)
大型ねぶたの運行(約20台運行予定)

19:15~21:00頃 (会場:青森港)
第69回青森花火大会・ねぶた海上運行

青森ねぶた祭の楽しみ方

その1:観て!聴いて!楽しもう!!

闇夜に浮かび上がるねぶたは幻想的(ねぶた制作/竹浪比呂央)
青森ねぶた祭はまず、観て、聴いて楽しむのがおススメ。色とりどりの巨大な山車が次々と目の前を進んでいく姿には目を奪われます。また、ねぶた囃子と呼ばれる笛や太鼓、手振り鉦(がね)の響きは力強く、聴いているとリズムに合わせて体が動いてしまうかも♪地元の人はねぶた囃子を聞くと、じゃわめぎますよ(”じゃわめぐ”は津軽弁で気持ちが高揚してわくわくするという意味です)。

なお、ねぶたは一期一会。ほとんどのねぶたは祭の後、壊してしまうため、お気に入りのねぶたを見つけたら写真を撮ったりじっくりと観覧してくださいね。

※受賞ねぶたに限っては基本的に来年に入れ替わりが行われるまで「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で展示されます(例外もあり)。

観覧するには?

ねぶたの運行コースは決まっており、有料観覧席以外の場所等一部を除き、どなたでもコース沿いの歩道から無料で見ることができます。場所によって魅力の違いがあり、地元の人はお気に入りの見物場所が決まっていたりします♪例えば国道沿いは道路が広くダイナミックなねぶたの動きが見れるということで好む人がいる一方、駅前から続く新町通り等は道幅が狭く、ねぶたとの距離が近いということで好む人も。

運行コース沿いは混みあっているため、しっかりと落ち着いてみたい方や初めての観光客の方には有料の個人観覧席もおススメです。座ってゆっくり見物することができますよ♪個人観覧席は例年7月上旬から全国のコンビニエンスストアなどで販売されます。有料観覧席について詳しくは青森ねぶた祭公式HPをご覧くださいね。
青森ねぶた祭公式HPはこちらから

その2:ハネトとして参加し、楽しもう♪

ハネトの正装(ねぶたの家 ワ・ラッセ)
青森ねぶた祭の魅力の一つは観光客の方でも見るだけでなく実際に参加ができること。ハネトと呼ばれる踊り手は「ラッセラーラッセラー」の掛け声とともに跳ねまわります。ハネトは正式な衣装さえ着ていれば観光客の方でも参加OK!衣装は青森駅前で借りることも購入することも可能です。着付けをしてくれるところもあるので、この機会にぜひ挑戦してみてくださいね♪

ハネトの参加方法は?

待機中のねぶた
参加の仕方は簡単!衣装に着替えたら出陣を待っているねぶたのハネト集団の中に紛れ込むだけです。もちろん参加は無料です。運行団体によっては飛び入りの参加がNGのところもあるので、周りの方に一声かけてから参加すると安心。また、運行途中からの参加もNGのため、開始時間より前に待機していてくださいね。

跳ね方はスキップのような感じですが下手でも大丈夫!周りの人を見て真似してみましょう!跳ねている地元の人とも仲良くなれるかも♪終了時には筋肉痛になっている可能性大ですが跳ねることでねぶたの楽しさを存分に味わえますよ♪

ねぶた衣装を借りれる場所やハネト参加のルールなどは青森ねぶた祭の公式HPに記載されているので、そちらをご覧くださいね。

その3:昼の時間を楽しもう!

ねぶたラッセランド
駅前から海沿いのルートを進んでいきます
青森ねぶた祭は最終日を除き夜の運行となりますが、昼もねぶたにどっぷりつかりたいのなら、青森ねぶたラッセランドガイド隊による「ねぶたガイド」がおススメ。青森駅から海沿いを歩いて7分ほどの場所にある、青森県観光物産館アスパムの建物の裏側(海側)に「ねぶた小屋案内受付所」があり、無料でガイドをお願いすることができます。ねぶたの起源や由来から祭の仕組み、ねぶたが出来るまでを詳しくご案内していただけますよ♪

受付:7月1日(土)~8月6日(日)
時間:10:00~12:00、13:00~15:00(最終受付:14:30)
申込:案内受付所へ直接お申し込みください
予約:個人のお客様(5名までのグループ)を対象に予約可能です (6月から受付)
※詳細は下記の留意点をご覧ください

【留意点】
・一度にご案内できる人数等の関係から、団体の受付はしておりません
・個人のお客様を対象に、5名までのグループをご案内しております
・ガイドの目安は約20分程となっております

詳細は下記の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」公式HPよりご覧ください。
ねぶたの家 ワ・ラッセ 公式HPはこちらから

その4:ねぶたスポットを楽しもう!

せっかくなら青森ねぶたを余すとこなく楽しんでしまいましょう!JR青森駅から徒歩圏内で楽しめるその他のねぶたスポットをご紹介します♪

ねぶたの家「ワ・ラッセ」

ねぶたの家 ワ・ラッセ(赤い建物)
有料エリアには大型ねぶたが!
JR青森駅から徒歩すぐのところにあるのが「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。館内有料エリアではねぶたについて学べるほか、昨年の受賞ねぶた等大型ねぶたを展示しています。運行中はダイナミックさに圧倒されてしまいますが、ワ・ラッセでは細かいところまで丁寧に作られているねぶたをじっくりと眺めることができ、新しい発見があるかも♪

また、スタッフによるねぶた囃子演奏やハネト体験などもあるので、時間に合わせた訪問がおススメ。ねぶた関連のお土産品も沢山販売されていますよ。

入館料や体験などの時間等詳しくは「ねぶたの家 ワ・ラッセ」公式HPをご覧ください。

青森県観光物産館アスパム

青森県観光物産館アスパム13階の展望台
展望台から見下ろすねぶた小屋
青森県観光物産館アスパムでおススメなのが13階の展望台!ねぶた作家(ねぶた師)の竹浪比呂央(たけなみひろお)さんが企画や原画の作成、監修等を行い、同じくねぶた師の手塚茂樹(てづかしげき)さんが制作した『ステンドグラス風ねぶた絵』が展示されています。

こちらは青森港の開港400年を記念して作られたもの。ねぶたの技法を用いつつもステンドグラスを表現しているという新しい取り組みです♪実際に見てみるとステンドグラスのように鮮やかですか、ガラスではなく和紙を使っているため、光の通り方が柔らか。黒い線は墨を使っているのだとか。

展望台からはねぶた祭期間中、ねぶた小屋からねぶたが出陣する様子を見下ろすこともできるのでおススメですよ♪

もう1つ青森県観光物産館アスパムでおススメなのが、2階にある「360°3Dシアター」。こちらでは青森ねぶた祭を含む青森県内の祭を大迫力の映像で楽しめる『青森祭りの魂(約7分)』がご覧いただけます。

展望台、シアター、どちらも有料となっておりますが、一見の価値ありです♪料金等詳しくは青森県観光物産館アスパム公式HPをご覧ください。
青森県観光物産館アスパム公式HPはこちらから

青森で宿が取れない!という方は…

青森ねぶた祭は全国から観光客の方が集まるため、宿がなかなか取れない場合があります。そんなときは少し足を延ばして函館や盛岡で宿を取る方法もありますよ♪えきねっとの宿だけプランをご確認ください。
えきねっとHPはこちらから

ねぶた制作の様子を特別にお届けします!

こちらでは現在進行形で制作中の「JRねぶた実行プロジェクト」のねぶたの様子を更新していきます!今年のねぶたは『強弓(ごうきゅう) 島の為朝(ためとも)』。平安時代の武将である源為朝と伊豆の鬼が島の支配者、鬼夜叉(おにやしゃ)を描いたものになります。

今年も「JRねぶた実行プロジェクト」のねぶたを手掛けているのは竹浪比呂央さん。2023年にこれまでの取り組みが評価され、第7代「ねぶた名人」に選ばれました。これまで最も優れたねぶた制作者に贈られる「最優秀制作者賞」をはじめ、数々の賞を受賞されていますが、同時にステンドグラス風ねぶた絵などの新しい取り組みも積極的にされています。

竹浪比呂央さんについて詳しくは下記の「竹浪比呂央ねぶた研究所」公式HPや昨年度の連載企画をごらんください。
竹浪比呂央ねぶた研究所公式サイト

現在のねぶたの様子はこちら!

6月初旬取材時の白いねぶた(鬼夜叉部分)
6月初旬、こちらは「白いねぶた」とも呼ばれる色付け前の状態のねぶたです。針金の線がくっきりと見えており、造形の繊細さと大胆さがよくわかりますね。色がついていなくても迫力抜群で、ぐぐっとこちらに乗り出してくる凄みが感じられます!この状態も魅力的ですが、色がつくのもとても楽しみです♪
6月下旬取材時の様子
鬼夜叉の身体や波などに色が入り、ねぶたらしさが出てきました!身体の赤い色と波の青色のコントラストが鮮やかです♪注目してほしいのが波の部分。よ~く見ていただくと白い部分があるのですが、こちらの表現が実際の波しぶきのようになっているんです。ねぶたは造形もそれぞれ個性がでますが、こういったところにも注目してみるとより楽しめるので、じっくりご覧になってみてくださいね♪
7月上旬取材時の様子
顔の部分に灯りが点いたところ
ねぶたはもう完成間近!鬼夜叉の顔も描かれ、これぞねぶた!という迫力があります。顔の部分に灯りが点くと鬼夜叉の目が生き生きと輝き、命が吹き込まれたよう。写真ではなかなかお伝えできずもどかしいのですが、ねぶたに灯りがともると色や表情が一変!まったく違ったように見えるのです。祭に行く方は、ねぶたが出陣する前の灯りが点いていない状態のねぶたと運行中の輝くねぶたを是非見比べてみてくださいね♪
ねぶた完成です!
7月下旬、ねぶたが完成しました!!!
完成したねぶたは運行用の台車に乗せる「台上げ」を経て、お祭に出陣できるようになります!いよいよ祭本番が近づいてきたとワクワクしますね♪こちらの写真は台上げ後、はじめてライトアップしたときの様子。あざやかな色彩と迫ってくるようなインパクトに圧倒されます。
近づいてみたところ

近づいてみると更に迫力が!白いねぶたからずっと見てきた鬼夜叉も台の上で為朝と格好よく対峙しています。

青森ねぶた祭までもう少し!本物のねぶたの迫力を体感しに、ぜひ青森まで遊びに来てくださいね♪

青森ねぶたPR動画もご覧ください!

昨年撮影したねぶた祭の様子を動画にまとめましたので、こちらもご覧になってみてくださいね。
2023年も青森ねぶた祭を見て!跳ねて!堪能しよう!【青森ねぶた祭】
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